手放したら、引き寄せた
年明けから気になっていたところを
片付けに片付けた。
引き出しの中からはじまり
台所収納全て、
デスク周り、
衣装スペース、
お手洗い…などなど。
モヤモヤと心にまとわりつく
何かをふりほどこうとしていたのか
黙々と無心で手を動かした。
これをこうしたら、
スッキリするんじゃない?
なんて、心のなかで
自分との会話も楽しみながら
一箇所ずつ整えるうちに
気づけば随分片付いた。
これを機に手放したものも多かった。
断捨離大会の日程を終えた翌日は
すこし遅めに仕事始め。
わたしは普段、
飲食+雑貨店の運営の他に、
会社の母体である
建築設計事務所での勤務を
並行している。
店舗の営業は火曜日からなので
仕事はじめは事務所へ朝から出勤した。
オフィスはオーナーの自宅の1階にある。
すると年明けから自宅を一部
リフォームのため
社長夫妻は大掛かりに
断捨離の真っ最中だった。
建築士である社長が手がけた
ご自宅はとても素敵なのは
言うまでもなく
わたしが普段勤務している
店舗を営むのは、社長の奥さま。
オーナーが集めたクラフト雑貨に古道具。
いつもその空間に癒され、
豊かさに憧れている。
オーナーと、わたしは
好みが似ている。
断捨離中に、
「これ、つかう?」
「これ、いらない?」
とお声をいただくたびに
「良いんですか?!」と、
わたしは目を輝かせた。
お仕事そっちのけで
社長夫妻に混ざって
あれやこれやと盛り上がった。
その結果、
車に積みきれないほどの
大きな棚から、
細かいものまで、
たくさん譲り受けたのだった。
不思議なことに、
"今年はこんなのが欲しいんだよなぁ〜"
とイメージしていた物と似た物が
一気に我が家にやってきたのだ。
運びきれないので社長夫妻が
わざわざ私の自宅まで
トラックで届けてくれた。
突然の大荷物に夫は唖然。。苦笑
"これ、うちにはいるの…?"
と、嫁さんのインテリア熱に
"またはじまった…"と
あきれた様子だった。
そんな夫はよそに、
わたしは我が家で第二の人生を
送ることになった古道具たちの
居場所をととのえるのに夢中である。
この家具たちを迎えいれるための
年始の断捨離大会だったのか。
そんな風にもおもった、
びっくりした1日だった。
購入するとなれば
高価なものばかり。
うれしいな、うれしいな。
あらゆる物、思考を手放し、
自分が過ごす環境、心を整える。
こちら側の迎え入れる環境、
用意が整うと、おのずと向こうから
欲しいものや、豊かさ、
ご縁がやってくる。
わたしはこのサイクルを
幾度となく体感してきた。
お次は不要な思考を手放し
心のあり方を整えよう。
いつだってやわらかい心を
携えていたい。
そうしたら、きっとまた
わくわくと動き出せるかもしれない。
この週末は大規模な
模様替えが待っています。