2024年12月の記事一覧
無口な祖父は、他界してもそこにいるような存在感を放っていた。
先日、祖父が他界しました。
92歳だったそうです。
元々シングルマザー家庭だったため、日々働く母の代わりに祖父が子守りにきてくれており、実質育ての親のような存在でした。
無口で背が高い(2mくらいある)祖父は、どう接していいのかわからない存在だったけど、全然怒らない穏やかな人だったなぁ。
...と思っていたら、実は母いわく「怒って嫌われたら子守りができなくなるから、我慢してた」らしい(笑)。そ
「自己責任」という言葉は強く生きるためにあると思っていた、けれど。
表紙から悲しみが溢れており、読む勇気がなかなか出なかったけれど、読みはじめると止まらなかった『シングルマザー、その後』
読了するまで何度も立ち止まり、いろんなことを考えたり、いろんなことに腹が立ったりした一冊だった。ハッキリ思ったのは、子どもを産み、責任をもって育てようとすることで、母親がひとり孤独に、貧困に陥ってしまう現状は間違ってる、ということだ。
とはいえこの本を読むまで、「そんなもんか