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【南国風俗事情】~個性なスタッフ編~

女の子もいろいろと強個性だと思うが、


スタッフさんもその強個性を跳ねのけるぐらいじゃないとやっていけないんだろう
かなりの癖強者が居た気がする


関係性はそこまで強くはないが、ほどんど良い人だった気がする
中にはムカつく奴もいたけど、なんやかんや優しくしてくれたような






・シロクマ店長

店長らしく、シロクマに似てる内地の人

らしくというのは、なんか威厳が無さすぎるというか適当すぎるというか、その印象が強くて他がぼんやりしているからだ



適当すぎるというのは、普通にセクハラをしてくる

送迎の車に乗るとき(なぞ紳士だけど運転席から出てドアを開けてくれてる)、なぜか毎回お尻をさわってきて「今日もよろしくお願いします!」と言う



驚いて反応ができなかった初回をきっかけに、これが送迎時の通例となった



知らんけど、こういうのって普通店長がスタッフに女の子には手を出すな的なことを言ったりするんじゃなかろうか


率先してやってきたぞ、あいつ




あと、わざとよろけておっぱい触ってきたこともあったけど
ごめんね、じゃなくお礼を言ってきた



あと、マットプレイについて相談したら
俺はベッドさえありゃどうでもいいんだよねという何の役にも立たない回答がきた



あと、パネルの撮影をしたとき
Tバックだったからカメラマンをしていたシロクマ店長が1番よろこんでいた



ここまで振り切っていると私もどうでもよくなり
シロクマ店長のことは何とも思わないようになっていた



ただ1つ、解せない出来事がある



送迎中に最近どうぶつの森にハマってるという話をしたとき

どうぶつの悩みを解決したり好きな家具を揃えたりサカナとムシとか捕まえて金に変えてローン返済していくゲームだと説明したら


「そんなん何が楽しいの

ポップにしただけで現実と同じ

ゲームなんて一過性の快楽に時間を費やすのはダメだよ

もっと外に出てたくさん楽しい経験をしよう」


といった的を得ているのか得ていないのかわからない回答がきた



コイツが言うから何も刺さらない
何を言うかよりも誰が何を言うかの例に入れたい






・男性スタッフ金城

年も近くいかにもヤンキー上がりだが女の子にとても丁寧なスタッフ金城

写メ日記を推進しまくるので女の子達からはちょっと嫌われていた

店の宣伝も大事な業務のひとつなので分かるが、私も心の中では「今日の宿題やった?早くやっちゃいなさい」っていちいち言ってくるお母さんみたいだと思っていた


ある日、金城がこういう写メ日記はダメだよって見せてもらった

○月✕日
今日はたこ焼き食べた。
お金が欲しい。

----------------------------------------
○月✕日
今日は雨が降って電車が混んでいた。
お金が欲しい。

----------------------------------------
○月✕日
今日はまあ元気だ。
お金が欲しい。





私はその嬢をお気に入り登録した






お店のサイトを更新するため、金城がときどき写真を撮って回っていたんだけど

その日はショート動画を撮るとのことで、撮影スタッフも来ていた

内容としてはロッカーで着替える様子を撮っていくのぞき企画だった



金城とカメラマンとディレクター、その道の精鋭達が

ロッカーのドアで顔は見えなくして欲しいとか、スカートはカメラ側から足をまげて脱ぐとか、この角度から引いて背景ぼかしてとか、口元はこのタイミングで魅せるのがきれいに映るとか実演しながらも細部まで打ち合わせしている様子を眺めてて

なんか純粋にものづくりってすごいな~と思って



「この企画ってだれが考えたんですか?」



って聞いたら、男どもが一斉に黙った



気まずそうにテスト動画を見始めるカメラマン
さっきまでハキハキしゃべってたディレクターも気まずそうにしてる
金城もただただ突っ立って何だか哀愁まで感じる


さっきまで女の子の良さを最大限まで引き出すには~とか、なんかめっちゃ熱いこと議論していたのに



そこにいた男どもはお互いを庇うよう、押し黙っていた




私には、それ以上言及することはできなかった













・新進気鋭風のカメラマン

店によっては専属のカメラマンを用意したり
シロクマ店長みたいに簡易的なら自分で撮るところがある(ただこの人は役得したいだけな気がする)



私にあたった人がたまたまかも知れないが、当時のカメラマンも癖が強かった


新進気鋭のデザイナーみたいな雰囲気出してて、ぴっちりの革スキニー履いてた
沖縄の夏に革スキニー…
そして顔がめっちゃ田中聖似


機材を準備しながら「女体撮り過ぎてぜったい勃起しないから、俺」と言っていた

見た目も発言も強強な人に遭遇してしまったので、私はそうですか、としか返せなかった



撮影中もこれはダメ、このポーズブス、これはいい
ここは奇麗なアングルね、なんでみんなブラ黒が多いの?絶対カラフルな方が可愛い
って貶したり褒めたり、果てにはこれまでの撮影してきた現場の文句を言っていた

幸い私はオレンジで被弾は免れた




その温度感にとまどうばかりだったが、
結果として写真の仕上がりは、まあまあ評判のいいものになった



この業界でいい評判っていっても、パネマジになるのでなんともなんですけどね



シーズンごとにこの田中聖(似のカメラマン)が撮ってくれた

この経験を踏まえ、自撮りも魅せるアングルを考えるようになって
写メ日記で活用できたのはよかったと思う



田中聖(似のカメラマン)とも少しはマシに会話できるようになっていった1年後、





撮影があることをすっかり忘れてた私は

前日に海に行って日焼けをし

たまたま選んでいた黒の下着で田中聖(似のカメラマン)の前に出て「どういうことだ」と真剣に詰められた




これは私が悪い









あれ、目次予定にまだ残ってるのにもう力尽きた・・・
まだたくさん変な人たちがいるのに

また頑張れる日に更新します。

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