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【漫画】 一番の趣味について振返る_その1

 それなりに生きてきて、色々な趣味事に手を出してきた。
 ある程度続いたのもあればやめたものもある。
 そんな中で、明確に、自信をもって一番の趣味といえるのが漫画だ。
 物心ついた頃から続いている事なんてこれ位かもしれない。
 しかし、今まで長いこと漫画を読んできて自身の読書遍歴というものをあまり意識して振り返ったことがない・記録した事ががないなと先日思い至った。具体的には、最近のリバイバルアニメブームの情報を見るにつけ

『あぁ、そういえばこの作品凄く好きで何回も読んだなぁ』

と”思い出す”事があって、どんなに好きだった作品も時間が経つと脳の奥底に仕舞われてしまうのだとハッとした。
 これはnoteを始めた理由のひとつで、このまま放って置くと、好きだった漫画やソレを好きになったキッカケを忘れてしまうのではないかと少し怖くなったのだ。仕舞われっぱなしという事は忘れているのと同じで、それはもしかしたら人生が終わるまでそのままになるの可能性だってある。まだ引き出しの浅いところにソレらがある内にぽつぽつと記録していきたい。そして、今後脳の奥底に仕舞われてもそれらを読み返すことでスッと引っ張り出せる様な、そんなnoteが創ればいいなと思う。

 とりあえず作品の備忘録については思いつく都度のんびり書いていければと思うので今回はおおまかな漫画履歴というか、出会いとして大きかったものを何回かに分けて書く。

 自己紹介の続きみたいなものかもしれません。


■小学生くらいまで

・幽遊白書
 父方の実家には父の兄夫婦が住んでいた。
 帰省のたび従兄姉に遊んでもらっていたのだが、小学校に上がるか上らないかくらいの歳に従兄姉から『幽遊白書6巻』を貰って何度も読んでいたらしい。当時の事はあまり覚えていないが、中高生くらいの時に押入れから出てきたその本が滅茶苦茶ボロボロだっだので相当繰返し読んでいたのだろう。あと何故か桑原だけが青の色鉛筆で塗られていた。
 桑原が好きだったのだろうか。

・小学X年生シリーズ(雑誌)
 幽遊白書6巻を繰り返し読んでいたらしい自分に親が買い与えたのだと思うが、小学館の『小学年生』という月刊漫画雑誌がいつの間にか愛読書になっていた。この雑誌はXのところに学年数字の1~6が当てはまる。月に一度6冊が出版されるという仕組みで、自分の学年が上がるにつれの値が繰り上がっていき小学校卒業と共にこの雑誌からも卒業、という流れだ。隅から隅まで読んでいたので、様々なジャンルの漫画を読めたのがありがたかった。
 余談だが、小学生当時の小遣いは月々「学年×100円」という中々の少なさだったが、実際は毎月『小学年生』を購入する金額+お小遣いだったのであまり不満はなかったように記憶している。

・ポケットモンスターSPECIAL
 自分のお小遣いで初めて買った単行本(だったはず)。
 前述の『小学X年生』で連載していた漫画で一番熱を上げていた作品だ。多分この漫画で初めて「作品にはハマる」という体験を得た。今現在の年齢になってなお、レッド編(1~3巻)は好きな漫画を聞かれれば名前を挙げる候補に入る。
 当時、近所の個人書店には売れ筋の漫画しか入っておらず入手できなかった覚えがあって、どうやって購入したかは覚えていない。ちなみにレッド編も幽遊白書よろしく繰り返し読みすぎてボロボロになってしまったので1~3巻だけ後年買いなおしている。


 大きな出会いとしてはこの辺りで、順当に漫画が好きになった自分の少ないお小遣いは、ほとんどが古本屋に消えていった。今では信じられないだろうが、当時は近所に小規模な古本屋が沢山あって、なんとか安くシリーズを買い集めて読んでいた。

■中高生の頃

・あずまんが大王
 中高生の時特に読んでいたのはご多分に漏れず週刊少年誌で連載していた人気作品で、この頃は漫画といえばジャンプ!サンデー!マガジン!といった具合だった。
 そんな自分に久々の衝撃をもたらしたのが、中学時代に友達の家の本棚にあった『あずまんが大王』だ (関係ないが、その隣に『藍より青し』が並んでいたのをはっきりと覚えている)。
 オススメと言われて読んだ時の率直な感想は「女の子がたくさん出てきて、何も起きない」位だったと思う。あまり覚えていないが、すぐさま引き込まれたという事はなかったはず。なんとなく借りて家で読む内にすっかりハマるわけだが、細かくは機会があれば。これがはじめての「萌え四コマ」「日常ギャグ」というジャンルとの出会いだった。ちなみに漫画は返却後すぐに購入した。
 今までほぼ少年漫画で絞められていた読書ジャンルに、黒船の如く現れたソレにすっかり心を奪われてしまった。しかし、いつ親が入ってくるともしれない自室の本棚にそれらをズラリと並べる勇気は思春期真っ盛りの自分には備わっておらず、購入数は控えめだった。(それでも『苺ましまろ』を本棚に刺していたのは豪胆だなと思う)

・WORKING!!
 この頃はインターネットが手軽に使えるようになった時期でもあって、ごく自然にWEB漫画と出会った。
 2024年現在のような無料WEB漫画誌といった出版社主導のサイトは当時なかった(と思う)ので、ここでいうWEB漫画はいわゆる個人ホームページで掲載していたモノを指している。
 読者とは勝手なもので、当時の自分は「無料で読める素人の書いた漫画」くらいの認識で、玉石混合だなぁと思っていた記憶があり、熱心に読むといったこともなかった。偉そうにも。
 そんな認識でいたもんだから「うろんなペーじ」で『WORKING!!』に出会った時の衝撃ったらなかった。
 こんな面白い漫画を素人が描いて、あまつさえ無料で発信するのか!!という驚きと感動は今でも覚えている。後々、というか程なくしてこのサイトに載っている漫画をキッカケに編集者からスカウトがありプロデビューしているという情報を知って驚いたし、雑誌連載作品の『WORKING!!』がサイト掲載の続きやリメイクではなく、同世界観の別物と知ってさらにびっくりした。
 これ以後しばらく熱心にWEB漫画を読むようになる。

■まとめ

『幽遊白書』の富樫義博先生
『あずまんが大王』のあずまきよひこ先生
『WORKING!!』の高津カリノ先生

 好きな作家は他にも沢山いるが中でもこの三名は特別で、漫画を読む上で明確に分水嶺となった存在だ。

『幽遊白書』がなければ漫画を好きにならなかったかもしれない
『あずまんが大王』がなければ好きなジャンルに「萌え四コマ」「日常ギャグ」が入ることがなかったかもしれない
『WORKING!!』がなければWEB漫画を熱心に読むことがなく「読解アヘン」や「ろくでなしの詩」「orange star」に出会えなかったかもしれない

 そう思うと感謝してもしきれない。
 思うままにバーッっと殴り書いてしまった。
 冒頭、何回かに分けて書くと発言したが、あと一回書けばひととおり終わってしまいそうだ。

 次回はおそらく大学生〜今に至るまで。

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