僕の中のシスとジェダイ
昔から僕の中には僕のことが嫌いな僕がいます。小学生のどこかの段階ではもういたと思う。今も結構人見知りが激しいほうですが(さすがに社会に出て人見知りのカバーの仕方はある程度心得てる)、高校生くらいまでは本当に人見知りで、風邪で病院なんかに行った時にお医者さんに症状を聞かれても一言も発せられなかったのを覚えています。
それでも大学に入るまでは自傷なんかはしたことがありませんでした。ただ、大学に入って女性と付き合うようになり、付き合った子がみんな自傷癖持ちだったこともあって僕も自傷するようになりました。
最初に付き合った子がリストカットとオーバードーズをする子だったのでオーバードーズのやり方とかいろいろ教えられました。だからこの前首を吊ってしまったのもそういうことの延長線上だと言えばそうなのかもしれません。とはいえ、根本的な原因としては、僕の中に僕を嫌っている僕がいるのが大きいと思います。
もちろん、僕の中には僕のことを嫌っていない僕もいます。というか、僕の認識ではそっちのほうがフラットな僕で、僕を嫌っている僕はスターウォーズ的に言えばフォースの暗黒面みたいな感じなんですね。主体はフラットなほうの僕で、時々暗黒面に堕ちるみたいな。
それで最近ふと思ったのですが、フラットな僕と、暗黒面の僕だけだとフラットな僕の部が悪いんじゃないかという気がしました。フラットな僕はフラットなだけなので僕を手放しに肯定はしてくれないんですね。でも暗黒面の僕は基本的に僕のこと殺すマンなので、全否定なわけです。これだと明らかにバランスが悪いだろうと。
そんなわけで、試しに自分の中に僕のことを全面的に守ってくれる僕を設定してみました。さっきの文脈で言えば、ジェダイな僕ですね。外側にヒーローを求めるんじゃなくて、内側にヒーローを作ってみた。
彼の役割は、フラットな僕が暗黒面に堕ちかけた時に、「頭の中で僕が僕の心を殺しに来るよ」とSOSを出すと「よし、疲れている可能性があるから一旦帰ってゆっくり休みなさい」とか「ただちに仕事を中断して息抜きしなさい。周りに迷惑かけたら私が謝ってあげるから(フラットな僕が主体的僕なので実際は謝る僕は存在しないけど)」という感じで僕を全力で擁護してくれます。
これが有効な方法かはまだわからないですが、「ないよりマシ」くらいには効果があるような気がしてます。
そんなわけで今朝も早い時間から仕事をしていたのですが、疲れなのか何なのかすごい気が滅入ってて暗い考えばっかり浮かんでくるので彼の判断で今は布団の中です。この文章を書き終わったら一旦寝て、仕事のことは起きてから考えます。
とにかく僕の人生はすでにロスタイムなので(首を吊った時点から)、あとは死なない程度に過ごしたい。僕が僕に殺されないようにするのが2019年の、というか当面の目標です。
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