北海道フリーパスで一人旅 生田原〜網走〜釧路⑧ 2021.08.29
つづき
朝です。快晴です。
まさか、線路が目の前にある部屋だったなんて…!
特急が通過する時間を調べ、待ちながらルンルンと身支度をしていたのに、髪の毛を直すのに集中していたら、すっかり見るのを忘れてしまった。アホ
朝食付きプランにしたので、ホテルで朝ごはん✨
ここは、温泉が良いのはもちろんのこと、食事の評価も高い!
特に夕飯を是非、館内のレストランで食べたかった〜!(到着が遅くてラストオーダーに間に合わなかった)
通常はバイキングらしいけど、コロナの関係で御膳。品数豊富で楽しい✨
あら、温玉だと思って割ったら生卵だった🥚
ヨーグルトの下のやつ、甘納豆かなぁ、美味しそう🌼
ヨーグルトに入れて食べたくて、
スプーンですくったら、ネバァ、ってなった。納豆だった。笑
こんなカラフルな納豆、ある?
いくたはら
やっぱり駅の主張がなさすぎる。
病院とか小中学校とかが載っちゃってるマップ。笑 観光客向けではなさそう。
待合室を、ボランティアのおばちゃんがお掃除中。
こんなに綺麗にしてくれているのに、待合に糞尿があり汚れていたとの貼り紙が。怖いよ。。
石北本線で、生田原857-1123網走
今日は丸一日、網走観光。
でも観光施設めぐりという路線バスを利用して網走監獄、オホーツク流氷館、北方民族博物館を回る予定だったのだけど、緊急事態宣言が出たことで、オホーツク流氷館と北方民族博物館は休館となってしまった。
そのため、網走監獄をじっくり回ることにした。お昼を食べる時間も確保できたことだし、いっかいっか。
うお〜車内が暑い…なんじゃこりゃ…冷房全然効いてない…
パタパタと仰いでいたら、前に座ってたおじさんに無言で壁の方を指さされた。👉
私「…これですか?押すんですか?」
おじさん「👌(コクッ)」
押したら天井のファンが動き出した。
他の座席にあるボタンも押しまくり歩いていたおじさん、ありがとう。
網走まで約2時間半、のんびり景色を楽しんで行こ。
あ!にしるべしべがきたー!
留辺蘂の蘂の文字が、見れば見るほど不安になる心が詰まっていて変に良い。あんまり見ちゃいけない気がして、でも見ちゃう、そんな漢字。
留辺蘂、るべしべ。蘂。
この屋根のまぁるい小屋?建物?美瑛でたくさん見かけたけど、どれも屋根がカラフルでかわいいんだよねー
北見に到着〜
乗車中の列車、2両編成なのだけど、網走に行く人は前車両に移動するようアナウンスが流れる。
切り離して1両で向かう模様。
ちょっと外の空気を吸ったりして。
駅周辺には、コンテナがずらーっとたくさん。
ぼーっと眺めていると、コンテナを積む作業車が!
お、おお〜〜〜!!!!!✨✨✨
コンテナって、最初から積まれて走ってるところしか見たことなかったから、一から積むところを見たのは初めて。
すごい器用なお兄さん、カチッとハマる運び方、上手だった!(当たり前か)
愛し野、良い駅名
何かに色つきのカバーが掛けられているだけなんだけど、小さいお家みたいでかわいい。
美幌、びほろ
女満別、めまんべつ
なぜか女満別って聞くと北海道より岩手が先に思い浮かぶんだけど、それって女川 おながわ のせいなんだよね。でも女川って宮城にある地名なんだよね。
なんでだろうね…(知らない)
呼人、よびと。そして網走へ
網走湖が見えてきたー!
網走監獄前に止まる、観光施設めぐりバスで、網走駅前1239発があるんだけど、
それだと電車到着後に1時間以上待たないといけない。
よくよく調べたら網走駅前1126発の、網走刑務所前(監獄じゃなくて、実際の刑務所)に止まるバスがあって、そこからだと徒歩30分くらいで網走監獄に着くことが分かったので、一か八か、1123電車到着後、猛ダッシュでバス乗り場まで走ったんだけど、まさかの乗り場間違えて(地図読めないやつ)
1126発のバス、行っちゃったんだよねぇ。
で、またよくよく調べたら、
網走駅前から網走監獄まで歩いても50分で行ける。てことは1239発のバスを待つより歩いた方が早い!
と言うわけで、北海道とは思えない暑さの中、歩くことに。
途中で見かけたお店。
ワークマンじゃないんだね。ワーク網走。網走オリジナルかな
ヤングボウルいいなぁ。このレトロなイラストね。
お客さん入ってる感じ、なかったけど…
ぱぁまや、ひらがなかわいい
あと2キロか。
オホーツクバザール、地元のファッションセンターかと思いきや、思いっきりカニが売られてた🦀
刑務所前バス停まで、徒歩20分かかった。
あぁ、1126のバスに乗れていたらここまでこんな汗だくになることはなかったのに、、と若干歩くと決めたことを後悔し始めている。
あ!やっとあと1キロ!
左側を歩いていたら途中で歩道がなくなってしまったので、右側に移動。
まあまあ車通りあるけど、見通しがいいから横断歩道がないところを渡るのも怖くない。
あ、そうそう、この天都山の方に入って行くの。
てかこれ電車で通ってきた道、戻ってるな。
えっ、まだ1キロ?!
その前の看板からだいぶ進んでる気がするんだけど…_:(´ཀ`」 ∠):
やっと踏切が見えた!!
700メートルー!!刻むねぇ。
ちょうど踏切が閉まったところだったので、間近で石北本線を見ることができた。
辺鄙なところにある、ちょっとおしゃれなうどん屋さん。
気になっていたんだけど、網走監獄の所要時間がどんなもんか分からずスルー。
食べてみたかったな。混んでいるから、美味しいんだろうな。
クマが出そうな坂道をずーっと上がっていき
ようやく、よくやく、網走監獄に到着〜〜〜!!!
1時間あたり100名までの入場制限中。
無事に受付できた。
入れるか不安すぎて、網走監獄の10パーオフ割引券を画面提示するつもりが、宗谷岬の往復乗車券の画像を提示してしまった。
受付の方と私の時が止まった瞬間。
本物かと思った見張りの人。リアル…
重要文化財、旧網走監獄庁舎
ブルーグレーのかわいらしい建物。
網走監獄を回る前に、まずはこちらの展示を見ると良いとのこと。
ちょっとしたカフェもあり、一休みするにはちょうどいい場所。
網走刑務所の職員官舎の中。
結構広くて良いお家でした。
休泊所
日帰りできない作業をするときに使用する場所。雑魚寝にもほどがある。
入ってすぐ左にいてめちゃくちゃビビった。こわい。
わずかな漬物を分け合い食餌をする受刑者たち
この生活の中で、風呂と食事が一番の楽しみだったって書いてあった。心なしか顔が綻んで見えるよね。
真ん中の人、時々動く仕様になっているのがこわいの。突然動くから。
漬物樽
ここで漬けるたくあんが、天下一と評判だったみたい。樽は想像以上に大きくて、ずらっと並ぶ様が圧巻!
監獄歴史館
スクリーン映像が豊富で、見ていて飽きなかった!
途中、修学旅行生がぞろぞろと入ってきて、駆け足で、でも片っ端からいろんなものに興味を示していておもしろかった。見学時間、決まっているもんね。
どう考えても生身の人間の作業風景にしか見えないけど、作り物。
重要文化財、旧網走刑務所二見ヶ岡刑務支所
中はとても広い。
食堂で食事をする受刑者たち
質素な食事。
コーラも飲めちゃうお正月特別献立。すっごく楽しみだったろうなぁ。
小豆の選別中…
野菜を洗う。
炊事場
洗濯洗足場
拘束器具。こんなにいろんな種類あるんだ…
哨舎という、見張所。見た目がかわいい
重要文化財、旧網走監獄舎房及び中央見張所
放射状に広がる有名な見張所
この真ん中に立つと、確かに全ての棟の通路が見渡せる。
天窓がついている。
舎房の中での食事風景
部屋が狭いから、トイレがあると場所取るのね、、
斜め格子作りで、中からは向かいの舎房が見えないようになっている。
煉瓦造り独居房
規則を守らない者が食事を減らされ、この窓無しの暗い部屋に閉じ込められる。
懲罰房
こちらも光が入らない暗い部屋。重湯のみで7日間過ごさねばならない。
入浴は脱衣から着衣までで15分だったらしい。しかも毎日入れるわけではない。無理。風呂がない生活なんて…
あっ看守の10円ハゲ発見!
それなりにストレス抱えて大変だったんだろう、きっと。
背中にビッチリ、墨
重要文化財、旧網走監獄教誨堂
洋風な空間。ここは精神的、倫理的、宗教的な指導が行われた神聖な場所。
監獄食堂はコロナでお休みだった。
普段は受刑者が食べている現在のメニューが、監獄食として提供されているよう。
シンプルヘルシーな定食って感じで、食べてみたかったな。
1時間半くらいいたかな。結構見どころたっぷりで、おもしろかった。
うちのお父さん、絶対にこういう博物館好きだなーと思いながら見てた。
帰りは流石にバス。
観光施設めぐりバスは、8月30日から運休とのこと。今日ギリギリ利用できて良かった…もう歩くのは懲り懲り。笑
網走監獄1353-1402網走駅前
さ、網走駅前まで戻ろう〜
網走駅に到着。
電車で網走駅に到着した時、バスに乗れるか否かで慌てていたから、すっかり駅の写真を撮っていなかった!
ちょっと遅めのお昼ご飯を食べに、網走駅から徒歩10分ほどの飲食店街へ〜
一応お店を事前に調べていて、富新というラーメン屋さんで、味噌ラーメンを食べたいな〜と思っていた!
のだが。
あれ、まだ営業時間終わってないはずなのに、暖簾が出てない…
ちょっとだけ開いてる引き戸を開け、「もうおしまいですか?」と声をかけると
「暑さで具合悪くなっちゃったの、ごめんねぇ」と優しそうなおばあちゃんが申し訳なさそうに。。
具合悪いのはしょうがない。大丈夫かなぁ。
というわけで、富新の向かいにあった喫茶店へ。珈琲屋デリカップ
薄暗い店内に、ママさんとカウンターに座る常連さんが3人だけという、めちゃくちゃ場違い感たっぷりな空間にお邪魔…します。
ミックスサンドとレモンスカッシュを注文。
レモンスカッシュはグラスのフチギリギリまでたっぷり、酸っぱくて疲れた体に染みる〜〜
ミックスサンドも具材がシンプルで、パンがふかふかで美味しい。
食べている間に常連さんが一人、また一人と帰って行く。
最後に残った常連のおばさんが、さっきまでいた常連のおじさんの愚痴を言い始めたのが面白かったな。
仲良さそうにしていたのに、仲良くないんかーい😂笑
お会計をしているときにママさんに、
「写真撮る人なの?」
とカメラを指して聞かれた。
「今旅行中なんです、北海道に7日。今5日目です。写真撮るのは上手じゃないけどカメラで撮ります。さっき、網走監獄に片道50分かけて歩いて行きました!」
と言うと、ものすごく驚いた顔をしながらも、
「ガイドさんつけた?自分だけで回るのも楽しいけど、ガイドさんの話も面白いよ、次は是非どうぞ。この先もお気を付けて〜」
と、お店の薄暗さとは正反対の、優しい雰囲気の人だった。嬉しかったな。
網走駅前。
網走駅の文字が縦書きなのは、受刑者たちが出所後、横道に逸れないようにとの願いをこめて。
網走駅構内で駅弁を買おうか悩んだけど、これから20時近くまで移動するから…と思って結局買えなかった。
かにめしが売ってて、長万部のかにめしとは違うのかなぁと思いつつ。まんべくんに会いたくなってきた…(中毒性)
釧網本線、網走1510-1617札弦
釧路に向かう途中、日帰り温泉に寄るために札弦で下車する。
座席のシートがかわいい。
タンチョウ柄?
今度は近くのクーラーボタンを押すタイプの、クールファンではなく扇風機のついた車両だった。
空が広い
手付かずの湿原
下車する人多かったな。
浜小清水、はまこしみず
知床斜里
知床、寄る時間なかったなぁ。次回は必ず!
中斜里、なかしゃり
なんの山だったか、失念…
札弦に到着〜
札弦駅の一つ先の緑駅に、めちゃ渋くて町民御用達と言った感じの日帰り温泉が駅から徒歩3分のところにあって、行きたい!と思っていたのだけど、念のため営業してるか電話したあと、県外から行くんですけど…って言った時の微妙に嫌そうな反応に、あっ、やめよ。ってなっちゃった。
駅前からずーっと牧場の匂いがする道を歩く。
徒歩7分ほど、道の駅パパスランドさっつるに到着ー!!
天然温泉の日帰り入浴が可能♩
しかも450円!やっすい!
pH8.9の美肌の湯。内湯あつ、ぬる。露天あり。露天は牧場の香り。笑
1時間ほど滞在。空いてて快適だった〜
風呂上がりアイスはガリガリくん🍐
駅に戻ります。
いい温泉だった。
釧網本線、札弦1741-1955釧路
あ、みどり。緑の湯…行きたかった。また今度。
川湯温泉も行きたかったなぁ。
日帰りで寄ろうかと思ったら、温泉街が駅から徒歩40分くらい。サクッと行く距離ではなかった。
途中で気づいた。
座席が真ん中に向かって向かい合っている、集団見合い式という並びになっていることに。
進行方向と逆向きに座ってる人がいて、気持ち悪くないのかな?と思っていたけど、そうやって座らざるを得ないんだ。
ど真ん中にだけ、大きいテーブルがあって、ずっと座ってる人がいたからいいな〜座ってみたいな〜と思って眺めていた。
摩周、ましゅう
この駅で降りた人がいて、真ん中の座席が空いた!
やったー✨
なんだか特別感がある。古い車両だけど、椅子がふっかふかなんだ〜
塘路、とうろ
釧路湿原ノロッコ号の終着駅らしい。乗ってみたい!
お腹が空いてきたので、道の駅で買った花豆パンとトマトジュース、あと美瑛の豆パンをテーブルに広げる。
ビール飲んでるおじさんの隣で、トマトジュースを飲む健康アピール🍅
パン、まさかのうっかり豆かぶり
先に美瑛で買った豆パンを食べた。
すんごいみっちり!豆の限界を無視している。めちゃ美味い。
そりゃこんだけ入ってたら、重いよ。
一つでお腹いっぱい。花豆パンは明日食べよ〜
釧路湿原駅。
日本一の景観、見たい。
わっ!なんだこの綺麗な夜景!!!
夢中でシャッターを切っていたら、あっという間に釧路駅に到着。
幣舞橋周辺の夜景だろうか。
釧路らしい、野生動物がお出迎え。
宿泊するのは、目の前に見えているコンフォートホテル釧路です!
きれい、一人には十分✨
お風呂も入ってきたし、今日は洗濯の日。
洗濯乾燥が終わるのを、ガラナを飲みながら待った。
本日の移動ルート。
JR乗車運賃は6670円でした。
いつか網走の、冬の厳しさを体感したい。
つづく