長野一人旅 沓掛温泉② 2022.03.21
つづき
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朝6時、朝風呂へ。
ちょうど寝起きの女将さんがストーブをつけて1階を温めてくれていたので挨拶をした。寝癖ついてて可愛かった。笑
朝ごはん、いつも通りシンプルで美味しい!
玉子焼きの左のシャキシャキしてるのなんだろうと思って聞いたら、ヤーコンとのこと!
福島の大丸あすなろ荘に泊まった時にヤーコンの存在を初めて知ったので、福島の一部でしか採れないものだと思っていたら、まさかの上田市周辺の名産物なんだとか。知らんかった〜
昨日の天ぷらの長芋だと思ってかじったらシャキシャキでびっくりしたやつも、ヤーコンだったんだ。
いちご、今年に入って初めて食べたかも。練乳かかっていなくても甘くて美味しい🍓
帰りはバス停まで送ってもらうことに。
竹風堂の栗最中をあげたお礼にもらったチョコレート効果、マカダミアもあるんだ!初知り〜
栗最中の美味しさにえらく感動してくれて嬉しかった。私が作ったわけじゃないのに、竹風堂の地味隠れ最高品土産なんですよ〜とか語っちゃった。栗かのこも美味しいけど、1カップ食べ切るのちょっぴり重いよねって話もした。
また近々絶対に来よう。いつか連泊したいなあ。お給料いらないから住み込みで働きたい…あの大浴場に住みたい…
そういえばいつも遊楽の次の日は、お父さんとお母さんに迎えに来てもらっていたから、霊泉寺温泉から上田駅までバスに乗るの初めてだ。
こっち側のバス停でいいんだよね…って何回も確認しちゃった。笑
上田駅に到着後、気になっていた珈琲屋さんへ。
歩いて8分くらいのところにある、トータスコーヒー
11時開店直後に行ったらまだ誰もいなくて、感じのいいお兄さんがすごく丁寧に珈琲の説明をしてくれた。
参考にしてくださいね〜と言われた珈琲チャート。こんなに種類があるんだ。
初めてだったのでこのお店の名前にもなっているトータスブレンドと自家製チーズケーキを注文。
珈琲は時間が経つと風味が変わりますよ〜と教えてくれた。たしかに…そうかな…?(素人)
飲みやすくて美味しかった〜!
チーズケーキもさっぱりしていて、珈琲とよく合うチーズケーキだった。
食べ終えた後、お店のお兄さんと少しお話。私の地元は上田市から車で30分ほどと近いので地元民としてお話ができて楽しかった!
お兄さん曰く、「青木村が今来てる」とのこと。子育てがしやすい環境で若い方の移住者や新しいカフェなどが増えつつあるんだとか。私も移住しよっかなー。単に美味しい空気を吸いたい。
上田駅から青木バスターミナル行きのバスに乗って次の場所へ。
誰も乗らなかった。
ここの千曲川がいっぱいになって溢れたんだよな…と何度も思い出すあの台風。
30分ほどで終点の青木バスターミナルに到着。
ぐるーっと見渡すと全部山。最高である。
バスターミナル横にあるレースフェーベルという可愛らしいカフェに行く予定だったけど、お腹が空いておらずランチタイムとカフェタイムは時間が決まっているようだったので今回は見送ることに。
青木村には沓掛温泉と田沢温泉がありますが、今回は沓掛温泉に泊まります!
バスターミナルから歩いて13分ほどのところにある道の駅あおきへ。
2つ手前のバス停で降りたらすぐ目の前だったのに…
一度、お父さんとお母さんと沓掛温泉に日帰り入浴しに来た時に寄った、コンパラという最初から最後まで酸っぱいソフトクリームがある道の駅🍦
かなり寒くてとてもじゃないけれどソフトクリームを食べられる状況になかったので
お腹空いてないのにたこ焼き🐙タコが大きくて美味しかった!
あおきのこちゃん焼きも気になった。時間かかってもよければ焼き立てが食べられるみたい〜!
ちょっと早めにバスターミナルに戻り、15時に宿の送迎に乗り込んだ。
今日宿泊するのは沓掛温泉の叶屋旅館✨
送迎に来てくれた旦那さんが叶屋旅館をやる前、霊泉寺温泉の遊楽によく泊まりに行っていたみたいで。遊楽の女将さんも、叶屋旅館からはしごしてくる人が結構いるって話してたなぁ。
車だと霊泉寺温泉〜沓掛温泉は30分くらいだから近い。バスだと一旦上田駅に出ないとだから遠回りなんだ〜
宿に到着すると、ほんわかとした雰囲気の奥さんがフロントにいた。
「2階の1人用のお部屋から、7.5畳の広いお部屋に変えておきましたよ〜」
えーー!滝山ってお風呂のすぐ隣だ!ここって確か通常1〜2人部屋で、1人で泊まれるのは平日だけだったような…私が予約する時すでに空いてなくて…こんな良いお部屋使っていいの…?
これには訳があって。実は宿泊する21日(月)の翌日、22日(火)が急遽地区の源泉掃除の日になってしまって、その旨のメールは事前にきていたのだけど朝の入浴が7時〜8時の間しか出来ないということで宿の予約もそこで打ち切ってしまったみたい。
というわけで、この日叶屋旅館に宿泊しているのは私1人。宿貸切なのだ!
引き戸の風情あるお部屋。おこた良いぞ。
至る所に装飾があってこれがまた可愛いのなんの!
布団はセルフで。
早速敷いちゃった!
叶屋旅館は基本素泊まりの湯治宿なので、最低限のアメニティはついているものの、バスタオルと浴衣は有料。
連泊する方が多く、持ち込んでくれる人がほとんどなので宿泊料に含めるのは申し訳ない…という考えみたい。
名入りタオル嬉しい。
共同キッチン(電気の場所聞くの忘れて真っ暗。笑)
お部屋にポットはないので、ここで水を汲んだりお湯を沸かしたり、ご自由にどうぞ〜とのこと。
廊下の洗面台がおしゃれ!温泉は飲泉不可のため、飲水はこちらから。
コロナ対策のため、トイレは部屋ごとに振り分けられている。
滝山はお風呂のすぐ近くにあるトイレを使う。男女共用トイレは、コロナ後もぜひ部屋ごとに振り分けて欲しいな〜
廊下には本がたくさん。漫画も置いてあった!
お風呂は2箇所あり、1時間制で貸切で入れる。
沓掛温泉の源泉は34℃〜のため、冬は加温して入らないと少し寒い。とりあえず16時からと20時からにした。夜は22時まで入浴可能。
すると旦那さんが、「今日は1人しかいないし、加温する前から入ってもらって、加温してあったまって、ボイラー切れた後も入れそうだったらそのまま入っていてもいいよ〜」と言ってくださったので、お言葉に甘えて15時40分頃から入らせてもらった。
まずは2名用の沓掛の湯へ。
こじんまり。かわいいタイルだ〜
常にオーバーフローする源泉は微かに硫黄臭がする。小さい湯の花がふんわり。
加温し始めで熱い湯が表面に溜まっていたが、かき混ぜるとちょうどいい温度に。
そのままじっと入っていたら、うとうとしてきた…溺れない程度にちょっと寝たりする。
ボイラーが切れた後も、ぬるいのに汗が止まらない!体の内側からあったまってるんだなあ。
すっかり沓掛のぬる湯を堪能していたら、いつのまにか17時になっていたので上がった。
そのあとこたつで夕飯まで1時間も寝ちゃった。
夕飯は18時半から、叶屋旅館お隣の千楽という食堂でいただく。
宿予約時に上の写真の4つのメニューから、食べたい夕飯を選んで伝えておくシステム。
叶屋旅館での食事提供はないけれど、1泊2食付きのプランで予約すると千楽での食事がついてくる。
真っ暗…明るいうちにお店の写真撮っておけばよかった。
扉を開けると、優しそうな女将さんがこんばんは〜
宿泊客が私1人なので、食堂もお客1人。
「これから揚げるからちょっと待っててね」
と出てきたミックスフライ。すごいボリューム!!!
野沢菜もどーんと出てきた。
クリームコロッケ、ささみのしそ巻き、うずらフライ、アジフライ。揚げたてサクサクで美味しい〜
小鉢のお豆腐は出汁と生姜が効いているし、めかぶとイカの酸っぱいのもすんごく美味しい。
料理上手な女将さんのちえこさん(名前教えてくれた)のご飯を食べながら、たくさんおしゃべりをした。楽しくてたまらなくて、気づいたら20時半を過ぎていて、2時間も食堂に居座ってしまった。
「じゃあ明日8時に朝ごはんね〜おやすみ〜」と、お店のマッチをもらって一旦お別れ。渋くて良いお土産。
過去経験してきたお仕事の話を聞いたら、そりゃあこんだけ話し上手だし聞き上手だよなぁ…と思った。すごいパワーだったし一瞬で大好きな人になった!こういう人にはずっと生きていて欲しい
夜の共同浴場、小倉乃湯。
宿のお風呂が混み合っていたら入ろうと思っていたけれど…また次の機会に。
夜の叶屋旅館に戻り。
廊下をかわいらしいランプがほんのり照らしている。22時には消灯。
3名用の叶の湯。
20時から1時間の予定が、20時45分からになっちゃったけど、その後誰もいないので21時半頃まで入浴した。
沓掛の湯と似ているけど、浴槽が少し大きいかな。
ボイラーが切れた後だったけど、まだあったかくて、のんびりゆったりぬる湯を楽しんだ。
はんてんがふっかふかであったかい。
一人旅なのに、この2日間めちゃくちゃ人と話したの、すごく楽しかった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
つづく