中国地方一人旅 山口編④ 2021.05.04
つづき
5時半。目覚め…✨
朝の温泉街の様子。
この写真には誰も写ってないけど、6時開店直後にも関わらず、町の湯にはたくさんの人が。朝から賑わってたなぁ。
※ホームページから写真お借りしました
町の湯もぬるめ、あつめに分かれていた。
あ、ここにもお猿がいた。
リウマチ特効。パワーワード。
バスの関係で、朝食の時間を30分早めてもらいました。ありがたい…!
具沢山盛りだくさん〜!
お味噌汁が山椒の味だ…三朝温泉でいただいた味噌汁と同じ味。中国地方の味噌汁は山椒入りが一般的?
8時半ごろチェックアウト。女将さん「角島大橋日和ですね」だって。
ほんと、晴れてよかった〜!!
バス停で8時49分発のバスを待つ。
🙋♂️「おっ、俵山にギャルがおる。珍しいわ」と、突然話しかけてきた緑の服を着たおじさん。
昨日に引き続きめんどくさいの来たな…
と思ったけど、話してみるとこの緑おじさんはとてもいい人だった。
🙋♂️「こんな昭和の街みたいな俵山に若い人が来るなんて珍しいね。前に東京から来た男の子が、俵山に来るといいことが起こるって言ってたんだけど都会ではそういう噂があるの?お姉さんにもきっと良いことが起こるよ〜」
もうすでに俵山の良い温泉に入らせていただいたので充分✨
そして、今日福岡の小倉に少し寄るかもと話したら、緑おじさん福岡出身らしく、福岡の美味しいものをたくさん教えてくれた。
毎日温泉に入れて羨ましいですねと言ったら、「俵山の温泉は高いから全然入らねーんだ」とも言っていた。笑
バスが来ると緑おじさんも同じバスに乗り、「ちょっと長門で遊ぶんだわ」と言ってたけどこんな朝からどこで何して遊ぶんだろう。笑
バス代600円を握りしめて
長門湯本駅で下車。
美弥線の時刻表はこんな感じ。ホームで940発の電車を待つ。
すると後ろから…
👨🦲「おはよう」
でたーー!!俺たちおじさん:(;゙゚'ω゚'):
👨🦲「泊まったお部屋は何畳くらい?8畳?へぇ!広いね!俺たちはねー10畳かと思ったら12畳だった!!すーごく広かった!お刺身は出た?何が出た?俺たちは、フグが出た!まさかフグを食べられるとは思わなかった!」←めっちゃマウントとってくる嫌なやつ
👨🦲「俵山の温泉はどうだった?俺たちいっぱい温泉入った!どう!お肌ツルツル?見て!(と言いながら帽子を取る)」←わー頭がハゲツル〜
👨🦲「あれっ?気づいたらホーム上に俺たち男一人じゃん!やばいなぁモテモテじゃん…どうしようかなぁ、あの子も一人旅かな?声かけちゃおうかな?俺たち、夜行バス乗った時に隣が女の子だったら絶対に声かけるんだよね!」
え、だから?いや知らんし。
ここからはもう完全に無視を決め込んだ。もう大丈夫だ刺してこないこいつはただの旅婚活ジジイ。
あーやっと電車来た〜地獄の時間が終わる〜〜!!!
ロングシートでまあまあ混んでて、隣に来ようとしたからリュックで阻止。さいならほい
長門市駅で乗り換え。再び山陰本線。
使われてない線路にたくさんの鳥居が。元乃隅神社をイメージしてるのかな。
下関行きに乗りまーす。
ここで衝撃の事実。
俺たちおじさんは他にターゲットを見つけたようで、すごい大きい声で話してるのが聞こえたのだけど
まさかの行き先が一緒っぽい。
いやでもタクシーで目的地に向かうって言ってる。私はバス。降りる駅が違うことを祈る。
海沿いをずーっと走る。
元乃隅神社、行ってみたいなぁ。車ないと無理なんだよね…
難読駅名、こっとい駅に到着!
渋い駅舎…特牛駅を日常最寄駅として利用してる人はいるのだろうか。
ここからバスに乗って角島大橋へ。バス停も味がある。笑
バス停以外何もない。本当にこんなところにバス来るのかな、このバス停古いんじゃない?今使ってないんじゃない?と不安になるくらいとにかく何もない。笑
トイレに行きたかったけど、男女一緒でしかもドアがなかったから怖くて行けなかった。笑
少し遅れて角島表示のバスが来た〜
タクシーを呼ぼうとする俺たちおじさんに、ご親切に角島行きのバス来ますよとご案内したそこの男子、なんてことをしてくれたんだ。
山道を走る。
少し抜けると海。
15分ほど乗り、角島大橋に渡る手前のバス停、ホテル西長門リゾート前で下車。乗車料金は300円。
ここで降りたのは私一人。みんな角島に渡るのかな。
少し歩くと角島大橋が見える。
す、すごい!!ながーーーーい!!!
もう少し近くに寄ってみる。
海が水色。すごく綺麗だなあ…
来たかったところに来れた実感がふつふつ。
少し小高いところから角島大橋を望むビュースポットがあるみたい。
交通量多いけど横断歩道がないので渡る時は注意⚠️車結構スピード出して来ます。
かき氷、たこ焼きのこじんまりとしたお店を通り過ぎて、
あと少し。左側の展望台は、かなり混んでるのに思ったより角島大橋が綺麗に見えなかった。
どこかでみたことある写真が撮れた。
いわゆるこれが角島大橋、という写真の撮り方と思う。
最初は晴れてたのにいつの間にか薄曇りになっていて少し残念。
今日はお昼をゆっくり食べる時間がないので、ジェラートで小腹を満たすことに…
本店じゃなく、ホテル西長門リゾートに入ってるジェラート屋さんでいいか。行ってみよう〜
ホテル入口
ティーラウンジはどなたも利用可能で、ケーキやドリンクがいただけます。
角島大橋が見える席。
ジェラートはダブルで、江原さんちの柚子味噌と、山口県のお茶、小野茶。
少しお高め…だけどとっても美味しい。
この景色を見ながら食べるジェラート、最高だ〜カップ可愛い。
少し余裕を持って帰りのバス停に戻ります。
少し遅れて、今までの青いバスと違う激渋バスが来た。
と、ここで降車する俺たちおじさんに遭遇…
👨🦲「俺たち、今日リゾートホテル泊まるんです!〇〇ってホテル知ってます?」
運転手「いや知らないですけど早くお金払って降りてくださいよ」
👨🦲「えーと…(財布の中をジャラジャラ)いくら?じゃあ、はいこれ🤲」
運転手「いや手渡しじゃなくて、いいから早くここに入れて💢」
おじさんがおじさんにめっちゃ怒られてた
すごく年季入ってるバスだなー。
天井に降車ボタンがあるバスってまだ存在したんだ…
少し走ると、この後来るバスに乗り換えるよう運転手に言われ、途中で降ろされる。笑
今度は綺麗なバスがきた!なんでこんな他中途半端なところで乗り換え…?🤔
特牛駅に着くと、全身黒づくめの杖ついたおじいさんに「さっきは、席譲ってくれてありがとうな」と言われた。えーと、たぶんそれ私じゃない…笑
角島に住んでいるらしく、今日は特別バスが混んでいて座れなくて困っていたとのこと。じゃあ親切な方がいて良かったですね、と声をかけ、ついでに途中のバスの乗り換えについて聞いてみた。
黒じいさんの話によると、角島大橋の上が渋滞しやすいから、橋上を走るバスはピストン運行にして、駅まで走るバスは途中で別のバスに乗り換えることで時刻表通りの運行ができてるのではないか、という見解。なるほど。確かに渋滞にはまると全然動かないものねー
この信じられないくらい間隔が狭い、向き合ったベンチで世間話をして
ツバメの様子を見たり
電車がそろそろ来るかも…って時に猫がやって来て
セクシーポーズでお見送り。笑
ここからが長いながーい山陰本線。
整理券を取り、
行き先を伝え、車内で精算。小倉まで。
窓の外を見ながらぼーっとしていると、先程の黒じいさん「お姉さんの旅の話、聞かせてやー」
私は朝からじいさん続きで疲れていたので、できれば窓の外を見ていたい…でもいろいろお話ししてくれたし、無視するのはかわいそうかな…ちょっとだけお話するか。と、黒じいさんのボックス席に移動。
最初は今回の自分の旅行行程や泊まった場所、食べたもの、温泉の話などをした。他にも東北が好きなこととか、一人旅ばっかりしてる話をした。
今度は黒じいさんから、住んでる角島のこと、今まで行った旅行先、山口には温泉がたくさんあること、東北には行ったことがないことを聞いた。そして、脳梗塞で体が不自由になったことと、最近奥さんが亡くなったことを嘆いてた。
進行方向に対して後ろ向きに座っていたので段々酔ってきた…黒じいさんはどこで降りるのか聞いたら、下関の一つ手前の駅まで一緒だということがわかり、まさかの1時間強このまま…
👴🏻「山口県はどうやった?気に入ってもらえたかな?」
私「すっごくいいところでした!旅行中発見した温泉がたくさんあるので、また来たいと思ってます!」
👴🏻「その時はうちに泊まりに来てや」
私「いや、大丈夫です!温泉入りに来るので旅館泊まりますよ〜!それもまた楽しみなので!」
👴🏻「いや、うちに来たらええわ。本当に希望をもらった。妻が亡くなってからずっと落ち込んでて塞ぎ込んでたんやけど、今日ほんま出会えて良かったわ。ありがとうな。今度来たらドライブしような。メル友になりましょう」
…?あれ?この黒じいさんも実はめんどくさいやつ…?
メールもラインもやってませんと伝えたら、まさかのショートメール希望で不可避だった…_| ̄|○
かろうじて撮れた車窓からの写真。
しゃべってる間はどんな景色が広がっていたんだろう…
下関駅の手前で降りて行った黒じいさん。やっと解放された〜〜〜つかれた、、
下関駅前のバスターミナル。青いバスばっかりだ。
下関駅に到着。
この旅行で、久々に車両の多い電車を見た。
じいさんづくしの一日を思い出しながら書いてたらちょっと疲労感がやばい。笑
福岡に入る前に、一旦切ります!
つづく