夢のゴーストライター
もうこの世にはいない
私の知っているゴーストライター。
私が小さな頃から大人になるまでに聞いていた数々の曲を作られた方。
私はその歌が大好きで、その歌を作詞作曲されたその人は、とても格好良い人でした。
今でもたまにその歌を聴きながら、その人のことを思い出す。
テレビで流れたら聴き入ってしまう。
オーラがすごく輝いていて、普通にしているけれど普通には見えない独特の空気感があり、とてつもない才能に溢れていて、大人の色気があって、本当に素敵な方でした。
当時、彼氏がいた私は、もちろんその方とは何もなかったけれど、彼は私に好意を持ってくれていた。
私が大好きなその歌を、彼が作詞作曲したその場所で、その時にどうやって歌が誕生したのかの話しをしてくれた時には、私はとんでもなくドキドキしながらその話しを聞いていたのを覚えている。
好きな歌が生まれた場所で、好きな歌を作られた本人が目の前にいて、私1人にその歌の話しをしてくれるなんて、夢のようでした。
その一瞬だけでも、その歌が、私だけの歌のような気分になりました。
その歌を聴くだけで今でもその時の光景が目に浮かびます。
本業は本業で凄い有名な方で、ゴーストライターとしてもこの世に数々の歌を残した彼の生涯を、私はきっと一生忘れないでしょう。
最後に送ってくれた写真も頭に焼き付いています。
私には、曲を作れる才能はないけれど…
自分が書いている詩や言葉で人に感動をしてもらえることが出来るゴーストライターに憧れて、素敵だなと夢をみたのでした。