ダイエット失敗の夢
何年か前の食欲の秋。
美味しい食べ物が旬の季節に過酷なダイエットに挑戦してしまった私は、自分の目指す理想のボディになるためにも、健康のためにも、夜21時以降は何も食べないようにと決めていた。
外食して周りが美味しいものを食べていても、21時を回ったら食べなかった。
お土産で頂いた大好きな美味しいお菓子も我慢した。
彼が作ってくれた冷蔵庫にある残りのお料理も21時以降は我慢。
太るのは簡単。
痩せるのは簡単ではない。
「女性が綺麗になるためには、痛みとお金と時間がかかる…」と、昔憧れていた綺麗なお姉さんが言っていた言葉を思い出す。
「残ったものがもったいないから食べちゃうのは、結局そのために太ったら、あとから痩せるために使うお金の方がもっともったいない…」と言った人もいた。
食欲には人間なかなか勝てない。
いくら食べても太らない人間になりたかった。
夜、飲んだあとのラーメンは何故あんなに美味しいのだろう。
無理のないダイエットって難しい。
ある程度は無理しないと痩せられないもの。
そんな中で見た夢は、ただただひたすら食べている夢。
我慢していたカロリー高い食べ物をたくさん食べて食べて、お腹いっぱいにならない夢。
食べ放題のようにいくらでも食べたいだけお料理が出てきて、いくらでも食べれちゃう。
食べることが止められない。
きっと我慢していたことで、我慢から解放されたいという気持ちが強く夢に出てしまったのだ。
ダイエット=我慢
が良くなかったのかも。
夢から覚めた私はダイエットに失敗したと思った。
いっぱい食べたのは夢のなかの私。
実際は食べていない。
でもいつそうなってもおかしくない位に身体が食べたいと言っている。
頭の中では食べることばかりだ。
食べることを我慢しているって脳が指令を受けてしまっているから、その時点でダイエット失敗。
ダイエット=我慢ではなく
ダイエット=美しさ⇨なりたい自分をイメージする。
まず、そこが大事。
たくさん食べる夢を見て、それが正夢になることなく、夢をプラスに捉えられることが出来た自分に感謝したのでした。