『from the corpse to the journey』(凋叶棕)の考察 ~惨劇のあと~(ネタバレ)
この曲は「自分が野垂れ死んだことに気づいていない“おにいさん"とその死体を狙う火焔猫燐の歌。」と見えます。(下記atwikiより)
一見した描像では僕もそう思います。ただ屠で描かれている世界が「夢を追った結果、うまく行かなかった世界」とするのならば、『from the corpose to the journey』で描かれている世界は「夢を追ってのプロジェクトをしていたがうまく行かなくて今までやってたことから離れてしまった。だけど気持ちを変えて新しい道を歩もうよ。」
という世界じゃないかと思います。とすると、この曲での「死体旅行」とはプロジェクトが失敗した後の新しい人生ということではないかと。だから後述しますが、実は『葬迎』ないし、『墓標』の次の立ち位置の曲かもしれません。
プロジェクトとして何らかの研究とか、社内プロジェクトとか、起業とか想定してますが、案外受験勉強頑張ったが失敗した世界とか、自己破産したあとの世界というのもあり得るかもしれませんね。
背景概説
東方Projectは自らの作品の設定や音楽をもとに一定のガイドラインのもと自由に二次創作することを推奨しています。
この曲の登場人物である火焔猫燐は、火車という死体を運ぶ妖怪です。そこから、死人に寄り添うというキャラクターであるという設定でお読みいただきたい。
歌詞分析
死んだところで火焔猫燐に出会った場面。ただし、この死ぬというのはプロジェクトが失敗して社会的に死ぬという意味かもしれない。
プロジェクトから離れてこれからの人生どうなるかわからない状態。だけど、
「世の中は、起きて稼いで寝て食って. 後は死ぬを待つばかりなり 」(一休宗純)
という言葉があります。
最後の目的地とは、生物的な意味の死ということかもしれません。とすると最後の目的地である生物的な意味での死までに、また別の道を選ぶことにせよ稼いで食っていく。「それはみんな一緒だってわかってるんだからね」。
別の道がどんなのか。天国なのか地獄なのか。「死体旅行=プロジェクトが失敗した後の人生」の果てに!
基本プロジェクトが上手く行かなくなったと結論づくのなんて突然のことです。プロジェクトもうまくやり得た方法もあとからなら考え得るでしょう。だから未練はある。だけど、家に帰る=プロジェクトを再開するのはもうできない、プロジェクトが終わったことも腹にまで落ちきれていない。
新しい人生を歩み直すことにはなるでしょうが、どうなるかわからない。案外プロジェクトが上手く行かなかった世界が悪いものでないかもしれません。
なにかプロジェクトが失敗したことで重荷を背負うことになったかもしれません。キャリアを棒に振ったとか、悪評を被ったとか、それこそ借金抱えたとか、望む進路を選べなかったとか。
それでも、なにか新しい明日に心躍らせながら、
「死体旅行=プロジェクトが失敗した後の新しい人生」のはじまりはじまり!
と。
考察
STAP細胞に絡めるとしたら、小保方氏は彼氏ができてパティシエやってるそうですね。小保方氏の近況が記事が流れてくるということはパパラッチに追いかけられる「重い車」付きの人生でしょうが。なお、このストーリーの場合、火焔猫燐は小保方氏の現彼氏ということになるでしょう。
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