『預言者メリー』の考察 ~神に言葉を預けられたと偽る者~
世界秘封倶楽部化計画は、「どうにもならなくなったら諦めること」と、「究極最後の神頼み」を救いとしていました。
一方で、預言者メリーは「神に言葉を預けられたと名乗り、奇跡なるものを提示する者が救いをくれる」でという救いで、偽物の救いです。預言者メリーに依存し奴隷になるためです。なお、預言者メリーは偽物の救いを名乗る現代にはびこる霊感商法です。
Nayuta氏の歌声が高い声のパートと、低い声のパートがあります。
おそらくは、高い声のパートは後世にメッセージを残そうとした神聖なるメッセージの秘封倶楽部たち。釈迦・キリストを神とするのなら、神の言葉を後世に残そうとした神の弟子たち。
低い声のパートは秘封俱楽部の言葉を偽って、神に言葉を預けられた者=預言者を名乗る預言者メリーです。
高い声の秘封倶楽部パートには秘:としています。低い声の預言者メリーパートはメ:としています。どちらかわからないパートには何も書いていません。
歌詞分析
コンピュータの変数のようにコトバが$$や%%や^^や{}のような記号でくくられています。
言葉の裏には概念があり、言葉の裏の概念は時代や話す人によって移り変わることを示しています。
低い声のメリーのパートです。預言者メリーが預言=神から預けられた言葉や啓示を名乗り、世界を揺らします。
秘封俱楽部が残した言葉も踏まえているのでしょう。言葉は明示に見えます。しかし、檻=霊感商法の中にいないと見えないものです。
高い声の秘封倶楽部のパートです。秘封倶楽部の言葉を受け継いで人を救おうというメリーについて秘封倶楽部は喜びを見せています。
再び低い声のメリーのパートです。メリーが与える明示や啓示、預言はメリー信者を救うものではありませんでした。おそらくは、ただメリーに依存すればよいというものだったから、元の苦しみは消えなかったのでしょう。信者は愚昧で蒙昧で荒廃したまま。しかしメリーに逆らえば依存するメリーから追放され死ぬと同等の状態になる。
慈母のような姿をしていますが、メリーはメリー信者を自分の餌の家畜としてしか見ていません。善が自分より他人を重んじる。悪が自分を他人より重んじるとして、メリー信者からいかに財産などを絞るかの悪意を具現しています。
それでもメリーは人の洞察力はあったのでしょう。洞察力があるがゆえにメリー信者が失敗し、苦しむ状態を笑います。メリーへの信心や布施がないから苦しむのだと。メリーに疑問を持つメリー信者を痛めつけます。そして、メリー信者は苦しんだまま変わらずに日々を過ごします。
メリーの懲罰が不幸を滅するといったのでしょう。おそらくは懲罰とはさらなる寄付であり、必要とメリーは嘘ぶきます。
高い声の秘封倶楽部のパートです。メリー信者は何らかの不安にとらわれているから苦しんでいるのでしょう。メリーが不安を消してくれるとメリー信者は考えました。ただ、ある程度の不安は自分の身をまもるための本能です。ある程度の不安があるから生きていけたのです。
不安は身を守るための本能ゆえのもの。未来のことをすべて分かったとして、幸せになるのか?
明日がどうなるか、不安を取り除くこと、それが幸せになる道。
世界秘封俱楽部化計画での「いまここに、さあここに」と対になっています。
秘封俱楽部が残した言葉は幸せに報じるためのもの。しかし、自称秘封倶楽部の言葉を受け継いだはずのメリーが一番救えていない。
秘封俱楽部が後世に残そうとした言葉は一人一人を救うためのもの。ただし、メリーを指して一基としています。しかし、メリーが秘封倶楽部たちが残した言葉で詐欺的行為で身を立てようと一番救えていません。とどかなかったのです。なお、ヨ言者メリー、単なるメリーと変遷しているのは、このメリーは神の言葉を預けられた預言者としては偽物だということをしめしています。
メリー信者と別の人たちは、例えば世界秘封倶楽部化計画のような救いの方法を用いて幸せになってほしいというのが開祖の言葉を後世に残そうとした秘封倶楽部たちのねがいだと。
解釈
霊感商法としてとくに有名なのは統一教会でしょう。
聖書マタイによる福音書に、「財産をもって天国に入ることはラクダが針の穴を通り抜けるより難しい」という記述があります。
しかし、この言葉を用いて、統一教会のような霊感商法は身を破滅させるような寄付を迫っています。
この言葉は豊かすぎると人の苦しみをわからなかったり傲慢になることを指していることだと筆者は思います。しかし、この言葉の裏の概念を捻じ曲げて財産を奪う手段としています。
霊感商法が付け入るには何かしら高負荷な不幸な事象が起きていることだと思います。しかし、適切なあきらめが必要なのに、霊感商法が何とかしてくれると思ったがために霊感商法=メリーの奴隷になるのです。
ネタ
U7(73)1-(70)59694-(47)0256148『預言者メリー』 最初の7の2連続はノイズとして、第1項から73、第2項から70、第3項から47を抜き出して合計は190。 △が頒布された2021年12月31日について、初日を数えて起点として、190日後は2022年7月8日…。 おや、演説の時間だ…
びっくりするだろ?△は仏教の四諦と霊感商法を取り扱っているのに、出たのは安倍晋三銃撃事件の半年前なんだぜ?
なお、筆者夢追狸の母親も霊感商法に属しており、散々僕や兄弟の物事に言いがかりや迷惑をかけてきて来ているため、霊感商法を保護優遇していた人に対する同情心は薄いです。その霊感商法のことを微塵も信じていません。なのでネタにします。
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