もしも時計がなかったら

もし、時計を一日中見なかったらどんな一日になるだろう。

時計が読めるようになってから今まで、まったく時間を確かめなかった日は、一日もなかったと思う。

まず、朝起きたら必ず反射的に時刻を確認する。予定がない日でも、食事の時、買い物にいく時、寝る時・・・時刻を見るのが当たり前になっている。

腕時計を外しても、スマホやPCには時刻が表示されるから時間を確認しないことはかなり難しいだろう。

時計を見なければ、時の流れは自分の五感次第だ。明るさや、天体の見え方、腹時計が頼りだ。

夜暗くなってから朝が来るまでの間、眠りにつく時間はどうやって判断するだろう。感覚に任せたら、寝ないうちに朝が来てしまうかもしれない。

私の身体は、一日の中の時の流れを感じる本能を失っていないだろうか。

時計を見ない日、どうなるかいつか試してみたい。