手作りチョコの末路
昨日に引き続き、バレンタインの話題。
今大学生の息子が高校生の時は、クラスの女子の大半が男女問わずクラス全員に「友チョコ」を配ってくれた。だから、モテなくても必ずチョコレートがもらえる。しかも、手作りする子の方が多いから、憧れの手作りチョコをいただけるのだ。
保護者会の時に、女子のお母さんたちは「クラス全員分のお菓子作りだから大変なのよ~」「ラッピングとかもしなきゃいけないから大騒ぎよ~」とぼやいていたけれど、楽しそうで、母娘っていいなあと羨ましく思ったものだ。
チョコレートを持ち帰った息子は、大切そうにちびちび食べていた。(物欲しそうな私にはほんの少し、クッキーひとかけとかを分けてくれただけだった・・・)
でも、うちの息子のように手作りお菓子を喜ぶ人ばかりではないようだ。私の友人の息子さんは、手作りお菓子をもらってきても決して食べないのだそう。理由は「何が入っているかわからないから」「衛生面が心配」ということ。友人が、勿体ないから息子さんのかわりに食べると言ったら「お母さんがお腹を壊したらこまる!」と言って、ごみ箱に捨ててしまったそうだ。作ってくれた女の子のことを考えると切ないなあ・・・。
私自身は人が作ってくれたものを喜んで食べる方だけど、「人が作ったものは食べたくない」という人は意外といる。前にお母さんたちの集まりでの雑談の中で「他人が作ったおにぎりは食べたくない」という人が半分位いてびっくりした。どっちがいいとか悪いとか、正しいとか正しくないとかではなくて、手作りの食べ物が苦手な人もいることは知っておかなければいけないなあ、と思った。やたらと手作りの食べ物を人にあげると、迷惑な場合もあるのだ。(ちなみに、クッキーのような焼き菓子は、高温で焼いてあるため、おにぎりよりは大丈夫だそうだ。)
本命の相手にチョコレートをあげるなら、「手作り好き派」「手作り苦手派」のどちらなのか、リサーチが必要かも。