鹿沼旅 - 神社と日本酒③ 留添編
2日目の朝、おはようございます。
神社で迎える朝の空気はとても澄んでいて、深呼吸するだけで心も身体も軽くなるような感覚がありました。
朝ご飯に直会(なおらい)をいただき、朝一番のお清めへ。
お清めは1日に何度も行っているのですが、朝一番のお清めが、1番浄化作用が強いそうです。
宿坊に宿泊している方だけでなく、地元の方々とも一緒に並んでお清めを受けてきました。
後日、友人に「お清めを受けてきた!」と報告したら、「何か良くない事あったの?祓わなきゃいけないものがあったの?」と聞かれ、何か嫌な事あったかなぁ…と考え込んでしまいました。結局、いい思い出ばかり思い浮かんできて、特に悪い事は思い当たず、幸せな人生だなぁ。としみじみ感じました。
朝のお清めも終わり、昨日お邪魔した小林醸造さんへまた伺いました。
2日目のこの日は、1日目に自分たちで洗米したお米を蒸し、適温まで冷まし、そして麹と混ぜる、「留添」という工程まで体験させてもらいました。
洗米作業と同じで、温度は重要なポイント。
温度が均一に下がるように、広げてはまとめてを繰り返し、お米が塊にならないようにほぐしながら冷ましていきました。
冷ましたお米は、麹たちと合流させます。
麹と水が入ったタンクに、水分が跳ねないように少しづつ…職人は1人で出来ちゃうそうなのですが、慣れない私たちは2人かがりの共同作業で頑張りました。
お米を入れてはかき混ぜて…
均一に発酵していくためにはお米の塊があっては良くないので、さらにほぐしていきます。
一度下の方にお米が溜まると、かきあげるのが凄く重くて…!!この作業を、1日に何度もやると思ったら、日本酒造りというのは、とても体力が必要な仕事なんだな…
としみじみ感じます。
日本酒造りの体験後は、市内にあるカフェ、「アンリロ」さんへ。アンリロさんは、ちょっと小道を入った奥にお店を構えているのですが、お店にたどり着くまでが沢山の可愛いもので溢れていて…
あとのスケジュールもあるし、早く行かなきゃ!と思いつつシャッターを切るでが止まりませんでした。
ご飯は、すでにお弁当に詰めて用意して頂いていて、種類が豊富なおかずは、見るだけでワクワクしてしまいました。使っている食材も、地元のものにこだわっていて、鹿沼への愛を感じました。
お腹を満たした後は、「まちの駅・新鹿沼宿」へ。
鹿沼のお土産がずらっと並んでいて、お野菜もたくさん…
車で来ていたら野菜買いたい…と思いつつ、荷物があまり多くなると困るのでどうしようかなぁと思っていたら、小林醸造さんの甘酒と、酒粕を使ったグラノーラが…!!
グラノーラはお土産に、甘酒はその場で飲ませて頂きました。ちょっぴり冷えた身体に染み渡る温かい甘酒…大好きです。夏には冷えた甘酒を飲むのも良いですね。
甘酒を楽しみつつ、次なる目的地に歩いて移動。
星野工業株式会社さんで、組み木細工の体験をさせて頂きました。
ベーシックな「麻の葉」模様を、あらかじめカットされた木のパーツを組み上げていきました。
大枠を組み上げた後に、小さなパーツを埋め込んでいく…無理矢理押し込んでも上手くはまらないので、真剣な作業時間が続きました。
無事、組み木細工を完成させた後、伝統工芸館に見学に行き、カフェでフィードバック会をしてから帰路に着きました。
2日間でこんなに沢山の体験が出来たのは、ツアーで行ったからこそ。これからは自分で行きたいところをピックアップしつつ、ツアーも活用して行きたいなと思いました。
そして、まだ見ぬ日本の魅力に気づく事が出来て、日本人として一段レベルアップした気がします。
まだまだこれからも、行った事の無い土地に足を運び、その土地の事を知ってゆく旅を重ねて行きたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました!