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結婚について思う事

先月、結婚をしました。
実は、結婚は初めてですが、婚約は2回目です。
当時経営者だった頃の「はじめての婚約から結婚に向けて」は、数多くの壁があり、今回の婚約から結婚・そして結婚後も同じく多くの悩みがありました。
マイナポータル、めっちゃ便利だった…。

結婚の報告をすると、「幸せになってくれてうれしい!」「幸せになってね!」といわれるのですが、結婚=幸せなんでしょうか?笑


はじめての婚約

はじめて婚約したのは、学生ベンチャーの代表取締役をやっていた頃。
当時お付き合いしていた方と交際期間も長かったので、そろそろ籍いれようか?という話がでた中で
色んな困難がありました。

①20年以上馴染み、世に出ている苗字を変えないといけないの?

一つ目は、苗字を変えるのかどうか。
新聞やWEBなどに自分の名前が残っており、その事により
【三重県×若手×女性×not王道(高学歴や元リクなど大手出身ではない)×起業家・キャリア教育=自分】というブランディング導線をつくっていたので名前が変わる事に抵抗がありました。

あとは、純粋にずっと一緒に生きてきた名前を変えないといけないのって、なんで?と感じました。
事実婚や、こちらの名前にしてもらう選択肢もありましたが、相手との話し合いと両親に相談した結果、名前は相手の姓に変える方向に。

②名前を変えると、登記や印鑑登録も変えないといけない。コストは?

では、いつ籍をいれるのか?
これについても、会社の登記変更等の手続きが必要で、一定時間もコストも投じる必要がある為、「どうせやるなら、目的変更や役員変更などと合わせて一気にやりたいなぁ」という気持ちがありました。
それにより、役員登記を検討していたメンバーにも待ってもらったり、記念日を見送ったりなどなど。

この結果、タイミングがずるずる伸び、結局結婚したら何が変わるんだ?と思うようになりました。

③高校時代、定時制高校に通っていた事で相手母の猛反対。

ようやく、重い腰をあげお互いの両親に挨拶にいく事になり、まずは、こちらの親に挨拶に来てもらいました。
事前にしっかり根回しをしてあったので、印象は悪くなくスムーズに終了。
問題は、相手のご両親にご挨拶に行った時。事前に、相手の親から「大学・高校はどこなの?」と聞かれ「定時制」と相手が伝えたところ、「なんで!?不良なん?そんな子あかん!」と猛反対となりました。
実際に対面でご挨拶した際も、かなり辛辣な対応で、最終的にはお互いに泣いてしまうという修羅場に。

とはいえ、相手のこれまでの頑張りや苦労、想い出、心配からくるものなんだろうなとも感じたし、学歴や仕事(当時、ベンチャー企業の社員でもあり、どちらの仕事も「よくわからん、怪しい」と言われました…笑)については
「過去は変えられませんが、今からを変えていく事は出来るのでこれからの行動をみていただいていただけませんか?ご心配を払拭できるようにします」と100点満点の回答をして帰りました。
その時には大学院に行く事が決まっていたので、そういう心の拠り所もあったのかも。

その後、なかなかわだかまりや、停滞感を払拭できず関係は終わってしまいましたが、非常にいい思い出というか経験でした。

初めての結婚!フリーランスはどうしたら?

時は経て、今回の結婚。
今回もいくつか悩むポイントがありました。

①扶養ってはいるの?

「どうする?」と聞かれ、しばらく入った方がいいのかな?
でも負けた気がするし。自立していたいし。
と思い、そもそも見込み収入を計算したら、全然扶養の範囲額を超えていたので、そもそも無しという話になりました。

有事の際には、意地を張らずにはいらせてもらうのもありなのかもですが、上限を気にして活動したくないのでしばらくは大丈夫そうです。笑

②手続きって何がいるのかな!?

この辺は、いつ・どこで・何をやらないといけないのか全く分からなくてネットでググりまくりました。チェックシートとかまでスプシでつくっちゃいました。
本籍地をどこにするか?本籍地が変わると免許証やパスポートの変更も必要です。
加えて、自分で事業をしているなら、ビジネス口座の変更や取引際への連絡(既に口座が登録されていたり、定期振込の場合)、保険・年金等々の変更手続きも必要。

転出届や、年金の手続きなどはマイナポータルから行うことができました。
転入については、役所でしかできないのですが、婚姻届けを出しに行った際に「マイナで転出はやってもらってるんで、今もう転入手続きしちゃいますね」と役所の方のファインプレーで即行終わりました。
終業ギリギリだったにも関わらず、本当に感謝です…。

③旧姓で実印登録するなら、手続きが必要?先に言ってよ!

無事、入籍してマイナンバーカードや免許証(この順番の変更がおすすめ)の変更をしている中で「そういえば、実印ってどうしたらいいのかな」と思い調べると、以前住んでいたところでは転出とともに自動で登録が抹消されるようでした。
これから、会社をつくったり、大きな買い物をすることもあるかもしれないし登録し直そうと思ったところ「旧姓で実印登録するなら、免許やマイナンバーカードにも旧姓を併記する必要があります」とのこと。一旦、諦めました。

④論文や学位記は、新姓?併記?

次に、思い出したのは大学院の修士論文や学位記の名前について。
女性の苗字問題でよく話題にあがるのは「研究者界隈」なんだそうです。
研究成果および論文と研究者を紐づけるものは、基本的には氏名で、結婚や離婚によって苗字が変わった場合は、同一人物であると示すことが難しくなるんだとか。これまでのキャリアに影響しかねません。
私には特に研究者として積み上がったキャリアはありませんが、自分の大学での手続き方法を確認し、申請。
学位記には、旧姓・新姓を併記することにしました。

最後に

よく、新婚生活はどうですか?と聞かれますが、特になにも変わりません。既に同棲していたこともありますが、ビジネスネームで旧姓を使っているので、あまり結婚を実感する場面は少ないです。
結婚=幸せなわけでもないし、結婚したら幸せじゃないわけでもなく
一つの選択肢であり、絶対こうじゃなきゃいけない。と一つの正解の形があるわけではないので、双方のコミュニケーションがめちゃくちゃ大事なんだなと実感しています。
経営者、フリーランスの女性で結婚という選択肢がいつか来そうだなと思ったら、ご参考にしていただけたら幸いです。
(※ちなみに今は、めっちゃ幸せです)

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