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自分はヤバい奴だと自覚している人が集まるコミュニティは楽なのだ。

Twitterでたまたま流れてきたnoteが素晴らしい文章で電車の中でうなってしまったので紹介したい。

頑張って一行でまとめると「自分のことを"無思想の普通の人"と思っている人は自分と異なる考えの人をみんな"思想の強いヤバい奴"だと思って弾圧してしまうからやべーよ」というお話。

Twitterとか見てると、なんかこういう人多いよね最近とよく思ってるのでぜひみなさんも読んでみて欲しい。


このnoteをもとに、逆の話をしてみたいと思う。

私は割と「自分はヤバい奴だと自覚している人が集まるコミュニティ」によく居る気がする。


中学の頃、学校の中で唯一落ち着く場所はイラストマンガ部の部室だった。

クラスはいじめが多く、誰も信じられなくて人間不信になり、闇落ちした私はこの頃オタクになったのだけど、イラストマンガ部にいた人たちもまた、オタクだから教室のすみで迷惑かけずひっそりと楽しくやってます系の人だった。(もう15年くらい前で、今よりオタク文化は下火、アニメはサブカルチャーではなくオタクはヤバいみたいな雰囲気だった頃)

先輩たちもまたクラスでいじめにあってたり、うまく馴染めてなかったり、三次元に興味がない孤高の戦士だったりしたので、要はイラストマンガ部は自分がヤバいと自覚してる人の集まるコミュニティだった。

そこにいじめはなく、ただただ二次元が好きで毎日お絵かきしながらだらだら好きなキャラについて語るという桃源郷。平和だった。

オタクは優しい人が多い。


高校の頃、声優として仕事をし始めた私はアフレコ現場で活き活きと仕事をしていらっしゃる先輩たちの背中を見て価値観をぶっ壊された。

ほとんどの方が順風満帆にそこに居るのではなく、親に猛反対されたり、うまくいかない中でも自分を信じて続けてきて、就職してなかったり就職しても会社を辞めてたり、とやはり普通ではない、良い意味でヤバい人たちばかり。

私が大学を卒業する時に就活をしない選択肢を割とあっさりできたのも、こういうかっこいい大人と高校生の時から出会えていたからだと思う。

声優や役者というのは大体が親御さんに超心配をかけながらも自分の道を突き進んでる人が多いので、みんな「自分は普通じゃない」って自覚があるんだと思う。


現在も私の周りは役者仲間や経営者が多いので、平日の昼間に「ランチミーティングしよ〜〜」って言って集まれちゃう人が多い。

平日のランチというと周りには主婦が多いから「うちら何やってるんだろう感」が結構ある。ヤバいなぁと思いながらニヤけている。


私がオーナーをしている夢波サロンもすごいいろいろな人がいるけど、割とほとんどの人が「自分はヤバい奴(良い意味)」という自覚を持ってる人な気がする(ちがったらごめん)。深い話をすると面白い人が多い。年齢も職種もバラバラなのに普通に集まって楽しく話せるからすごいなーっていつも思う。


「自分がヤバいという自覚がある人」というのはちょっとやそっとじゃ「あいつやべーな」と他人を見てならないんだろう。

もしくは「あいつやべーけど自分も人のこと言えないかwww」ってなるんだと思う。

だから居心地が良い。


みんなさっさと普通であることを辞めた方がいい。

普通なんて概念であって、普通なんてどこにもない。

「私なんて全然普通なんで〜」って謙遜で言う人は多いかもしれないけど、私的には「変人だよ私」って言ってくれる人の方が付き合いやすい。


みんな違ってみんなヤバいのだ。

そういう自覚がある人たちが集まってるコミュニティってめっちゃ楽だよーって話。

おしまい〜〜

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幸田夢波
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