挫折をして強くなる②
ハッピーもアンハッピーも全部ひっくるめて生きていこう、森川耶美です。
①のつづきを書いていきます。
アパレル就職活動は簡単ではなかったけれど、
三段階面接を経て無事に一ヶ月以内には大手企業アパレルメーカーに入ることができました。
新しいことを初めることへの不安はありませんでした。とにかく行動。
昔から行動力だけはありました。
その時のわたしはメラメラと燃えていました。
むしろ、燃えていないと自分を保てなかったんですよね。
ずっとやっていたことを絶ったあの時、自分の新しい可能性を見出す為には新しいことに集中して"夢中"にならなければいけなかったんです。
今思えば、隙があればまた落ち込んでしまうからという理由も少なからずあったんだろうな。
少し焦りもあったと思います。何かしなきゃ、早くしなきゃ。と。
そしていよいよアパレルに入社!オリエンテーションを受けていよいよデビュー☆
キラキラな期待と共に、いざ、参らん!
おしゃれをしてお客様とお話して楽しい日々がはじまる!
...
ここからわたしの社会人生活が始まります。
厳しい女社会の中でもまれていく。今思うとありがたい。
店舗ではわたし含めた女3人のみでシフトを回してました。店長と副店長とわたしで、2人とは7歳ほど年が離れている関係性。
そこは、パフォーマーのように『動けて若くていいねぇ〜』などとは言われない。
『え、そんなことも知らないの?』の世界でした。
そこは自己表現をする場所ではない。知識がある上で商品をプロデュースして会社貢献しなければならない。
知識が足らず勉強、勉強...
雑巾を縫うのもシャーペンの芯を変えるのも全て私の仕事。要領も悪く毎日2時間サービス残業をする日々。休みの日も持ち帰り新作の帳簿作成をする。
パソコンも使えない。様と御中の違いもわからない。毎日『そんなことも知らないの?』と言われる。
気付いたらストレスで顎周りが全部ニキビだらけになっていました。
そしてふと思うのです。
『あれ、わたし、全然キラキラしてない』
プリンになった頭。ハゲかかったネイル。店長から指定された売りたい服を着させられたマネキンのようなわたし。
あれ?わたしの好きなことってなんだったっけ?
そんな中1人の男性と出会います。
②究極の"自由人"なのに"絶対的な人気者"な彼と出会い、人生が180度変わる。
ある日、友人の紹介で飲み会が開かれました。
まあ、合コンみたいなものですね。笑
そこで出会った人は、酒が大好きな自由人。
男女問わずモテて不思議な魅力に溢れた彼にわたしは恋をしました。
その人はわたしに容赦なく聞いてきます。
『今やってること本当に好きなの?』
『頑張ってる理由はなんなの?』
『歌ってる時の方が100倍いい顔してるよ』
『俺は好きな時に好きな人と会うし、好きなことしかやりたくない、好きになる努力もしない』
ずかずかと土足で入られて心は掻き乱れました。
わたし、一生懸命忘れようとしてるんだ。
彼の生活を見てそう感じました、そして自分がアリンコみたいに小さく思えて、赤ちゃんのように泣きました。
そんな私と一緒にいたいと言ってくれました。
これが彼との始まり。
そして生活が始まったのです。
さて、今回は過程でおわります。つづきはまたね。