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挫折をして強くなる①
ハッピーもアンハッピーも全部ひっくるめて生きていこう、森川耶美です。
今回は『挫折』について文字起こししていきます。
挫折とは途中でダメになること
です。
わたしは人生の中で3回挫折を経験しています。
ですが、その挫折は都度ターニングポイントになっていて、非常に意味のあるものになってます。
だから、途中でダメになることは悪いことじゃないのです。
挫折は自分の経験となり栄養となる、それをどう乗り越えてきたのか、その後どうなったのか。
その過程と結果を書いていきます。
挫折をした後は自分や周りを嫌でも客観視する時間が訪れる
わたしが、今まで挫折したことは以下3つです
①東宝ミュージカルアカデミーを卒業公演三ヶ月前に突然退学→夢への挫折
②大切な恋人の"死"→未来の挫折
③病気で声が出なくなる→自己表現の挫折
ただ、挫折って類義語があるみたいで
①と③は『落胆(思い通りにいかないこと)』
②は『頓挫(突然なくなること)』に近いです。でも、まとめて挫折とくくります。
国語って難しいよね。笑
①1年間目指していた役に配役されず、その現実と向き合うことができずに逃げ出す
ああ、若かった。今思うとめっちゃ恥ずかしい。笑
ヒップホップしかやってこなかったわたしが東宝ミュージカルアカデミーに入学することができたのは、奇跡に近いです。歌と芝居と心意気のみで入学することが叶いました。
ダンスは周りに比べて壊滅的に下手でした。
バレエのバの時も知らずに、筋肉の使い方もヘタクソでアキレス腱を腫らして、宝塚目指していた子たちと一緒に毎日踊っていました。
滑稽でしたよ。今でもバレエわからない。笑
でも、卒業公演のレミゼラブルでエポニーヌ役をやることが夢でした。
歌と芝居は負けたくない。
レッスンのときも、自分はエポニーヌになれる、と信じて一つの目標に向かっていました。
そんな、キャスト発表の日。
わたしはその役になれなかったんです。
その瞬間なにかがプツンと切れて、すぐに退学。
一週間ずっと泣いて暮らしました。
正直思いあがっていたんです。
アカデミーに入るまで、自分の力で努力をして、やりたいことを叶えてきたからです。だから、努力したら叶うことしか知らなかった。
でも、スッと引いてみたら、周りにはわたしより出来る人は沢山いる。
現実を見ました。
わたしぐらいの人なんて、どこにでもいるじゃないか。
芝居が好きだったわたしは、数少ないセリフという表現を使って、レミゼラブルの劇中で発信する男役を担う予定でした。
後から、おいしい役だったのに、と、周りから言われました。
でもそんなこと、その時は考えられないですよね。
悲劇のヒロインだったんですもん。
一週間なにもする気が起きません。もうわたしは一生ミュージカルやらない、表現者やめる。
かたくなでした。
そんな中、芝居の先生から1通のメールが届きます。
『人生のゴールはひとつではない。自分のやりたいことを信じてやりなさい、あなたならできる』
という内容でした。
人生のゴールはひとつではない。
わたしは表現者じゃないことでも生きていくことができるのかな?
そうだ、私ってなにが好きだったんだっけ?
泣きながら、好きなことを思い浮かべて紙に書きました。
かなり時間がかかりながら、紙に書きました。
一度表現から離れよう。離れてみたら何か分かるかもしれない。
そう思い、オシャレが好きだったわたしはアパレル会社に就職したのでした。
ひたすらに頑張ってきたことが突然無くなる生活。モノクロになった生活に光が差し込んだのは、
"人生のゴールはひとつではない。"
という言葉でした。
人は可能性が無限にある。
ひとつのことを頑張れたのなら、他のことも頑張れる。
あなたならできる。
わたしは一週間廃人となり、再び歩き出しました。
今日はここまで。つづきはまたね。