ブルーボトルコーヒー、日本一号店は期待以上でした
ここ清澄白河店は、ご存じのようにサードウェーブのブームを日本に持ち込んだ旗艦店として知られています。
その意味は、セカンドウェーブとしてスタバがもたらしたエスプレッソの深煎りとは真逆に、浅煎りならではの、個性的な酸味、香りが特徴です。
ひとくち目で驚いたのは
フルーティさがまるで違うというところ。
スタッフさんにその理由を聞いてみた。
浅煎り豆であるということのほか、ドリッパーの形状が独自で、
ペーパーフィルターも合わせて同じ形状にしてあります。
これは毛細管現象の応用のために
底部を平らにしたものです。 これによりしっかり抽出できる
という説明でした。
創始者は音楽家(楽器演奏)ということで、彼ならでわの繊細な感性からくる店づくりがここかしこに見受けられます。
彼にとってコーヒーは単なる趣味だったが、次第に高じて研究を重ねることに。
そして空間創りを重視し、香りを漂わせるのに最適な面積、天井高さ、を追求。入った瞬間の印象はゆったり、広々としている。
こうしたハード面のみならずソフト面のコンセプトについての話も聞くことができました。
まずは出店のエリア選定を徹底追求。…繁華街を避け、自店を核にコーヒーショップ文化を広げていく。
こんなふうに単なるビジネスマンとは次元の違う思想を抱いていたのには驚かされました。
スタッフのホスピタリティが徹底されていることも印象的です。
スタバが当初売りにしていた側面ですが、どうやら近年失いつつあるという声も聞きます。
…今回この店で改めて体験できました。
極めてナチュラルなアプローチ。
高い専門知識。
マニュアル的な作り笑顔感は全くない、といったところです。
グッズ類のデザインが個性的です。
まさに文字通りブルーを基調に統一されていて、他の色はといえばはホワイトのみ。
おかげで、押しつけ感が全くありません。
マーク、ロゴ等すべてのデザインのミニマルさにホッとします。
スタバが目下、景観を売りにする立地への出店に力を入れているがようですが、そのコンセプトとは真逆なのが印象的。
店の躯体も、極めてシンプル。構造材をそのまま見せるパターンで、カラフルさは一切感じない。
そこには味のみで勝負という潔さが伝わってきます。
3年前のオープン当初は2時間待ちが当たり前で覗いてすぐに諦めたものですが、今は落ち着いてきたようなので遅ればせながら初体験してみました。
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