![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84883642/rectangle_large_type_2_e0ec4240b5cb0e0cea60f348f2aa4166.jpeg?width=1200)
マイライフ:第18章:「前立腺手術」
以前から前立腺を病み、頻尿が続いていましたが
ついに血尿が出るまでになりました。
前立腺癌の疑いがあるということで
健診を受けました
これは前立腺に数本の針を打ち込み
検査するというものです。
しかし、これは砂漠の中の小石を探すようなもので
うまく癌細胞にヒットしてくれればわかるのですが
ヒットする確率は極めて低いですね。
診断は「前立腺癌陰性」とでましたが
主治医が、これでは確実ではないので
撤去手術しなさいと勧めました。
しかし、前立腺を撤去するということは
「性的不能」になり、なんだか男でなくなるような
思いがあり、未練なのでしょうね、
手術は見送りました。
そのうちに、血液検査で、
癌の抗体反応が現れたのですね。
女性の主治医は念入りに精密検査を始めました。
まず尿検査するのに尿を抜き取ります。
ペニスをわしづかみにして、
導尿器具をさしこみ排尿したのですが、
何しろ先生とはいえ相手は女性です。
とても恥ずかしいことにペニスは興奮しました。
これには赤面ものでしたね。
尿はどろどろの血が混じった「血尿」でした。
次は指サックをして、肛門から指を差し込み
ぐりぐりと指を動かし
前立腺の腫瘍を探査しました。
これは屈辱的行為ですね。
次の診察で、なんと3人の若い女性研修生
(それもかわいらしい)の目の前で
それを行うものだから、
死ぬほど恥ずかしい思いをしました。
そして主治医は耳元で囁きました。
「もう、いいかげんにあきらめて手術をしなさい」
私もこれ以上恥ずかしい目に会うならたまらないと
手術に応じました。
手術は数時間で終わり、3日目には退院しました。
今から考えると、これは主治医の策略ではないかと
思うのですが、とにかくその後10年以上
癌の反応がでないので、それはそれでよしとしましょう。
添付画像は通院・入院した埼玉医大