6630 ヤーマン 決算分析
12/13に発表された証券コード6630 ヤーマンの2Qの決算分析を行いましたので分析内容について記載していきます。
1.事業内容
業種:電気機器
美顔・痩身器具など美容健康機器の製造・販売。量販店と通販が主力。
自社で工場を持たないファブレス企業。
ファブレス企業の代表例:キーエンス
2.業績内容
株探より通期予想と四半期推移を確認していきます。
〇通期予想
売上・利益ともに過去最高予想。
〇四半期業績_進捗率
売上53% (過去平均51%)
営業利益54% (過去平均61%)
経常利益71% (過去平均58%)
純利益68% (過去平均57%)
売上は進捗率通りだが経常利益と
純利益は進捗率が良いので上方修正が
入る可能性あり。
QoQで見ると今回の2Qで大幅に
売上と利益が成長している。
3Q以降もこの好調を維持できるのか決算内容を確認していきます。
3.決算内容
売上は国内(通販・店販・直販)と海外部門に分けられる。
海外売上が50%を占めている。
今期業績が伸びた要因は国内では通販部門は伸びているが大きくは海外部門の成長である。
〇海外部門について
ヤーマンは海外部門と記載されているが
中国の売上となる。
中国の売上が伸びたのは
618商戦とダブルイレブン(11月11日)で
販売が好調だったため。
ダブルイレブンはおおむね2Qで計上される。
→中国のECセールイベントである628商戦と
ダブルイレブンが終わったので
3Q以降中国での売上が伸びるか怪しい。
昨年、一昨年どちらも3Qで海外売上が
落ちている。
※ダブルイレブンは11月なのになぜ8~10月の2Qで
計上されているのかの理由
ヤーマンは製造業であるため商品を出荷した
時点で売上計上されるためである。
ヤーマン⇨家電量販店に納入
→ヤーマンの売上が計上されるタイミング
家電量販店⇨客が購入
→家電量販店の売上が計上されるタイミング
客が購入するのがダブルイレブンであるので
ヤーマンはそれよりも前に店に
納入していることになるためズレが生じる。
また為替の円高に進行してる点もマイナス面。
プラス材料としてはインバウンド需要の回復期待がある。
→結局は中国人の購買であるため
中国の影響を受ける企業。
〇配当について
ヤーマンは普通配当に加えて業績が
良いときは特別配当を実施している。
決算説明資料でグラフで増配を
ちらつかせているので増配の可能性は高い。
4.最後に
ヤーマンの決算評価
今後の期待★★★☆☆
かなり利益率が高い商品を販売していて業績が良い企業。
ただし中国懸念があるので注意しながら
チャンスがあれば購入したい銘柄です。
以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!