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西野エンタメ研究所を退会した私がえんとつ町のプペルを観た感想

先日、チケットを持っていたのでえんとつ町のプペルを娘と見に行ってきました。
西野さんの「マーケティング講座上級編」を受けたら、リターンでチケットをもらったんです。(チケットがもらえるのを知らなかった)


私、2年ほど西野さんのオンラインサロンに入会していたことがありますが、今は退会しています。(退会の理由は後述)
そんな私から見て、映画はどうだったのかをレビューしてみたいと思います。

私はこんな人→
・2年ほど所西野亮廣エンタメ研究所の会員だった
・えんとつ町の分プペルにあまり興味が持てなくてオンラインサロンを退会した
・ビジネスパーソンとしての西野さんは尊敬
・事前情報としてのを聞いていた


小四の娘のレビュー

まず初めに、小四の娘のレビューから。
「面白かったねー!」とご機嫌。
映像も美しかったし、難しい局面がありながらも主人公が最後には救われるし、そういうところが子どもには楽しかったようです。
ただ映画冒頭のベルダンスに関しては意味不明だったと言っていました(笑)

総評 星★★★


それでは、私の総評を。
独自の世界が広がるファンタジーで、物語は王道のアップダウンがあるストーリー展開。期待通りに物語が展開していくので見てて心地いいんじゃないかと思います。

そして声優のキャスティングが豪華で、映像がきれい。

私としては、トータルで星★★★です。

いいなと思ったところ

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次にいいなと思ったところをご紹介したいと思います。

一番良かったのは窪田さん。ゴミ人間のプペルの声優です。
プロじゃない役者さんとかが声優をやる事ってよくあると思うんですが、多少違和感ありませんか?私それが結構苦手でして…でも、窪田さんは、プペルのすっとぼけた感じと、優しい感じが出てて違和感もなく良かったんです!

ルビッチ=芦田愛菜ちゃん
ブルーノ=立川志の輔師匠
も良かったですが、もうちょっと迫力が欲しかったです。

それから、後半のストーリーテンポが良い。
前半はゆっくりな感じがしますが、だるーんと長く感じさせるようなシーンはあまりなくて、「あーつまんないな、早く終わらないかな」なんて退屈することはなかったです。

あとは、絵本とストーリーが変わっているところが良かった。無料公開の絵本をネットで見ていたので内容はなんとなく頭にあったんですが、本とはちょっと違う展開だったのでその点楽しめました。


違和感を感じたところ

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次は、違和感を感じたところです。

(※ここからはネタバレになります。)
こちらは箇条書きで行きたいと思います。

・冒頭のプペルダンス
・本編に関係なさそうなジェットコースターのシーン
・そこのシーンでその音楽?
・キャラの怒り方が謎
・大衆の描かれ方
・カット割に違和感
・西野ワールドの刷り込み
・アニメーションが、キングダム初期のような違和感
・重要なキャラの声優がオリラジ藤森さん(注:アンチではない)

先にお伝えしておきますが、私アンチ西野さんではないんです。西野さんの先読みに長けた圧倒的な思考力を尊敬(天才だと思っている)してます。
でも、そんな私から観てもいくつか違和感を感じるところはありました。

ただこれは全て西野さんが設計した違和感かも知れませんし、次回以降の映画や絵本の伏線であり、今後解決されていくのかも知れません。


ではどんなところに違和感を感じたのか、
詳しく見ていきますね。


冒頭のプペルダンス→
これは映画を高評価していた娘も「意味がわからなかった」と言っていました。
voisyであだちさんも言っていましたが、本編と脈絡のないダンス内容で、サウザーさんの言っているように妖怪ウォッチのダンスに似てます。(笑)
西野さんの呼びかけでハロウィンの翌日にゴミ拾いをやっていたりするので、それを象徴した渋谷のスクランブル交差点なんだと思いますが。
幼稚園や小学校のお遊戯ネタにしてもらうために、ただ子どもたちに踊ってもらうためだけに取り入れたのかなあと感じた意味がよくわからないシーンでした。


本編に関係なさそうなジェットコースターのシーン→
これは将来、西野さんプロデュースの美術館でアトラクションにしたいんだろうなぁと感じました。
迫力があって映画の映像として面白いかもしれませんが、アトラクションから逆算されたような展開で(例えばスプラッシュマウンテンみたいな)、そこはかなり違和感がありました。

そのシーンでその音楽? →
音楽がかかってキャラクターには言葉をしゃべらせずストーリーが展開していく場面がいくつかあったんですが、どれも曲調がバラバラで統一感がなくって、映画の世界観がよくわからなくなりました。(世界観って西野さんすごく大事にされてたと思うんですが…)

キャラの怒り方が謎→

アントニオという、主人公ルビッチの同級生的なキャラがいるんですが、「星」に対してのルビッチの想いに異様にキレる。最後に、なんでアントニオは「星」に特別な思い入れがあったかの解がありますが、納得のいく内容じゃなくて、無理やり感を感じました。

大衆の描かれ方→
(これは推察ですが)教育によって洗脳されて、異端なものが許されないと言う世界。
(日本の出る杭は打たれる的な感じですね。)
にもかかわらず、ラストシーンで大衆がころっと寝返っているところや、煙突掃除の人達が完全に味方になっていたところに違和感がありました。もうちょっと心情の変化を丁寧に描かれてもよかったのかなあと。

カット割に違和感→

これはあだちさんも言っていたように思うんですが、シーンの長さとか見せ方とか、(私はまったくの素人なんですけれども)違和感を感じる部分が多かったです。
伏線をはるために違和感を残したと言うよりは、単に編集が奇抜だった!?ように感じます。このカット割りと音楽の部分で、分業製作されているが故に(?)全体的につぎはぎ感を感じました。

西野ワールドの刷り込み→

これはサウザーさんが言っていましたが、劇中のいろんなところで、西野さんのプロデュースしているものが織り込まれていて(シルクハット、レター、スナックCANDYなど)、アンチではない私からしてもちょっとお腹いっぱい感がありました。ただ、ファンの人からすると、逆にそれが嬉しいのかもしれませんね。


アニメーションに違和感→
またまたど素人の意見で恐縮なんですが、アニメーションが時々ぎこちないっていうか…素人なので何故かよくわからないんですが、例えるとアニメ・キングダム初期のようなアニメーションの違和感です。あんなにひどくは無いんですが(笑)あれと似たような違和感を感じました。

重要なキャラの声優が藤森さん→
アンチではないし、藤森さんはむしろ好きなんですけど、重要なキャラの声優が藤森さんだったことにガッカリしちゃいました。

どっちが先かわからないんですけど、「藤森さんがプペルの映画宣伝ラップを勝手に作ってくれてめちゃくちゃ良い!」と西野さんが言っていたと思うんですが、「藤森さんは自分が出てる映画だから宣伝したんだ」となんかがっかり。
もしくはその時点でキャスティングが決まっていなかったとすると「藤森さんが”仲間”だからキャスティングしたのか」と。。
実際のところはわかりませんが、サロン内ではどういう経緯でキャスティングされたのかが話されていそうですね。
ところでこのキャラ、ラピュタのポムじいさんに似てませんか?(笑)
というかラピュタを思わせるシーンや展開が多い。



西野さんがどんなにすごい人であろうと、
やっぱり、その道のプロには敵わないのでは!?と映画を見て思いました。
きちんと映画として出来上がってますが、細部の違和感、ストーリーの深さや多面性は今一つだったように思います。

映画プペルに対しての西野さんの熱の入れ具合を途中までサロンで見ていたので、私の場合、期待値が高すぎたのかも知れませんね。

今後の映画展開でどんな風に伏線回収されて行くのかを、楽しみに見守りたいと思います。


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