gaccoの課題レポート(科学技術コミュニケーション)
●最終レポート「日常と科学技術コミュニケーション」
用意されたキーワードをもとに「日常と科学技術コミュニケーション」という文脈に沿ったテーマを設定し、それに適した科学技術コミュニケーションの活動計画を立てましょう。
以下のキーワードから2つ以上選んでその内容を調べ、その関連性をもとにテーマを設定してください。
キーワード:地雷、素数、マダニ、eメール、ネットショッピング、義肢、人工知能、素粒子、ルンバ、スポーツ、ペット
活動計画は900字~1200字とし、以下の内容を含むこと。なお企画実施者は自分自身とする。
(1) その活動の科学技術コミュニケーションとしての「活動目標」
(2) そのテーマについてどのような専門家に取材するのか、またはどのような専門家と共同で実施するのか
(3) 「誰に」「どこで」「どのように」選択した手法を用いてそのテーマについて発信するのか
(4) その活動の科学技術コミュニケーションとしての意義
また、活動計画には、選んだテーマの説明を含めると共に、講義に出てきた以下の手法のうち、1つ以上を用いること。
(1)対話
(2)ライテイング
(3)映像
(4)Webサイト
(5)グラフィックデザイン
(6)アート
《課題レポート》
◆活動計画は「高校生対象の無料オンラインスクール(重力の謎を解く)の立ち上げ」
◆テーマは「重力の謎を学べるオンラインスクール」である。
2017年、重力波の検出に成功したというニュースがあった。宇宙には人間の知る範囲において4つの力がある。そのうちの一つ重力については、素粒子物理学の世界では他の3つの力に比べて未解明であるところが大きい。そうした点において、高校生の知的好奇心をそそる大きな要素がある。そこで、最新の素粒子物理学で、重力についてどこまでわかっており、どこからわからないのかをわかりやすく説明できる機会を提供することには意義があると考え、このテーマを設定した。
◆キーワードは「素粒子」と「ネットショッピング」である。
(1)活動目標…重力について、素粒子の最新理論を身近な例を交えながら高校生に理解してもらうこと。
(2)①取材対象者…量子物理学の世界で、重力を専門に研究している大学教授数名
②共同活動者…同上、gacco
(3)①参加対象者…日本全国の高校生
②実施場所…WEBサイト(gacco)・zoom・大学の講堂
③実施方法
A)無料オンラインスクールシステムの構築
gaccoを活用して、無料のオンラインスクールプラットホームに登録
B)量子物理学の重力専門家への取材とオンラインスクールでの講義を依頼
映像(グラフィックデザイン動画も含む)で情報の配信を実施。映像の補足説明としてライティングも活用する。
C)WEBサイト上への質問広場やグループを設置
文字による講義者への質問とグループ内での受講者同士の討論によって、双方向対話ができるようにする。
D)zoomを活用したリアルタイムの討論の場を設定
音声と映像による講義者や受講者同士の双方向対話ができるようにする。
E)大学の講堂を使っての反転授業(有料)※ネットショッピング機能あり
講義者からの復習講義と質疑応答、事前に課題レポートを作成してもらい、その発表を実施する。その後、グループごとに課題レポートについて討論を実施する。
(4)活動意義
①重力に関わる重力波、グラビトン、ヒッグス粒子といった最新の物理理論をわかりやすく伝えることで高校生の理解が深まる。
②講義者や受講者同士との対話を重ねる中で、未知の科学に触れることの楽しさを高校生に知ってもらう。
③大学の重力研究に対する理解が深まり、将来大学に入学して研究してみたいという意欲を高校生に喚起させられる。
(5)手法
①対話…質問広場・グループ・zoom・反転授業
②ライティング…オンラインスクール映像内の補足説明
③映像…オンラインスクール
④WEBサイト…オンラインスクール・質問広場・グループ
⑤グラフィックデザイン…オンラインスクール
(1123字)
19点満点中18点。94.7点。相互採点の評価では、引用がなく、日常からかけ離れており、キーワード(ネットショッピング)と内容がずれていると指摘された。
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