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はじめましてのご挨拶とお片づけ遍歴

重い腰をあげて一念発起!やるぞ お片づけ!!

「これ最近着てないなぁ。また着ようか。
...わっ よく見るとヨレてるな、もう捨てよう。
いや、待て。これと同じようなものを持ってないから捨てると困るかもしれない…。」

…∞ (無限に続く)


【 ご挨拶とわたしのお片づけ遍歴 】


はじめまして!ゆう と申します。

収納アドバイザー? ーいえいえ。
お掃除屋さん? ーいえいえ。

わたしは『夢からはじまるお片づけandお部屋づくり』というお片づけ法を発信したり、お宅におじゃましてお片づけをレクチャーさせていただいています。

わたし自身、お片づけがとても苦手で、汚部屋出身でして、いろんな片づけ法に部屋も心も助けられ、行き詰まっていた環境から脱した経緯があります。

どのようなお片づけロードを歩んできたのか、そしてどのように自分流のお片づけ法を見つけたのか、少し自己紹介をさせていただきます。
少しの間お付き合いくださいね。


【 へとへとになるまで頑張っていた20代 】

新卒で接客業のアパレル会社に就職し、仕事に全身全霊を注いだ20代はじめ。2年目で店長を任され、年々売り上げを伸ばしていき、毎年度新人教育も任され、配属先の百貨店の社長から表彰を受け、それはもうやりがいのある日々でした。

接客が好きだ、お店の仲間が好きだ、会社のことが好きだ、骨をうずめる覚悟でやり遂げよう、なんて思いながらただただ走り抜けました。
喜んで休み返上で出勤したり、残業もたくさんしました。
家へ帰ってからも、休みの日も仕事のことで頭がいっぱい。
口癖は「頑張ります。」

でも一方、その頃のプライベートはというと
休みの日は仕事の反動で疲れてなにもやる気が起きない、お金はほとんどを気晴らししたいかのように自分を着飾るモノに使い、食事はどうでもいいと、1日1食摂ったり摂らなかったり、食べてもジャンクフードやスーパーで買ったお惣菜ばかり。
常にからだが冷えていてメイクをしていても「しんどいの?大丈夫?」と周りの人からいつも心配をしてもらっているような女の子でした。

彼氏?いらないよ〜。家族?知らないよ〜。
今はとにかく、仕事一筋なんです!!(キリッ)


【 がむしゃらに頑張っている自分の正体はズタズタに傷ついた自分だった 】


今はとにかくとことん仕事に向き合いたい。
当時は純粋にそう信じていましたが、果たして本当にそうだったのでしょうか?


わたし、、相当無理をしていたな、と。今となっては分かります。
心がへとへとになって、自分に向き合ってあげることができなかった。
仕事に没頭することでそのつらい現実から目を背けていたんですよね。

なぜ心がへとへとになったか。それには家庭環境が大きく関係してるかなと思います。
子どもの頃は楽しかった思い出がたくさんある一方で、よく怒られ、日常で褒められた記憶があまりありません。両親の喧嘩も絶えず、叫び声が聞こえる度、モノが壊れていく度に、わたしの心はどんどんどんどん、ちいさくちいさく弱くなっていって、自尊心は無くなっていきました。

その傷を持ったまま大人になって、人から認めてもらいたい気持ちが誰よりも強くて、仕事は頑張って充実していたけれど、家族との関係はなにも解決していないし、自分を大切にするまでには至っていない。(自分が傷ついていることにすら気づいていない。)


【 『自分を大切にする』ことを知る 】


2011年春に、とある著書と出合い、
『自分を大切にすることの大切さ』
それがいかに自分にとって、家族にとって、そして巡り巡って地球全体にとってもしあわせなことであるかに気づかされます。
そこからわたしの人生がまるっと変わることとなりました(感謝しています!)


さて、当時のわたしの部屋を少しツアーしてみましょう。あなたも良かったらイメージしてみてくださいね。
わ〜、押入れに服の山ができていますね〜。立派な大きい山です。どうやって出して着るんでしょうね。きっと使っているのは山頂の一部でしょうね。
おやおや、飲み干したペットボトルの空き容器が転がっていますね〜。次のゴミの日はいつなのでしょうか?それまで目を瞑る作戦ですね。
未開封のダンボールが並んでいますよ。あんなに欲しくて買った趣味のものが、一度も外の景色を見ることもできずに暗い世界で眠っていますね。
おっと、部屋の主がやってきました。出かけ際に何かを探しているようです。しかし見つからない。床に散らばったモノをひっくり返して必死の形相で探している。出かける時間はとっくに過ぎている!しかし見つからない!主は半泣きだ!

どうですか…?汚部屋の住人のあるあるパターンなのではないでしょうか。


【 ノウハウがないと片付けができないのは嘘。気づきがあれば一気に片がつく。 】


子どもの頃から片付け・整理整頓ができなくてしょっちゅう怒られていたけど、大人になって自分の部屋に誰も入ってこなくなったが最後、注意してくれる人すらいないから、自分が変わらない限り汚部屋レベルが上昇するのみ…(残念。)

親から「片付けなさい。」はもう1000回くらい言われたけれど、何をどのように片付けるとうまくいくかといったノウハウは教わらなかったし、学校の家庭科の教科書にも載ってなかった。


でも、さっきお話した、『自分を大切にすること』を知ったというタイミングで
『大切なわたし』を汚部屋に身を置かせるなんて、とんでもないことだと気づかされるんですね。

『大切なわたし』というワードにピンとこない方は、あなたにとって VIP級の大切なひとを思い浮かべてください。
VIP待遇すべき方をまさかまさか、汚部屋にお通ししないですよね。出すお料理はまごころを込めてご用意したいですよね。着飾るだけ着飾らせて体調を気にかけないなんてことができますか?良質な睡眠も提供したいですね。
そしてVIP様からの要望にもなるべくお応えして喜んでいただきたい。


このことが理解できてからのわたしの行動は早かったです。まずは仕事のスケジュールを調整して5連休をとりました。その連休を使って部屋からいらないものは全て出そうと決めました。この数年分の溜めた負を全部クリーンにしてみせる。必ずやり遂げると自分に誓いました。
洋服だけで、そうですね、45ℓのゴミ袋10こぶんは捨てました。
昨日まで着ていた洋服だったとしても、少しでも納得のいっていないモノなのであれば潔くさよならしました。
“VIP待遇のゆう様” に、自分が少しでも中途半端だと思っているモノをご用意する訳にはいきません!


そうすると
なにこれ、爽・快!!!!
(めちゃくちゃおもしろい!!!!)

固い決意とともにスタートしたこのイベントは開始してみるととても楽しいイベントへと化していました。


【 自分で創り上げる自分のためのVIPルーム 】


5日間かけて捨てて捨てて捨てまくった後の部屋は、大好きな白くてお花のモチーフをあしらったフランスベッド、子どもの頃に憧れていていただいた大好きな陶器のランプ、お気に入りの本、今の気分にぴったりの洋服と、見事に大好きだけの空間に大きく姿を変えました。(うっとり...。)

大きなことを成し遂げると自信がつきますね。
また、スペースがクリアになることで思考も、とーーっても、クリアになりました。
本当に自分がやりたいことは何かを考えて、あんなに大好きだった仕事もすぐに辞めました。迷いはありませんでした。だってVIP様の要望がはっきりと聞こえたから。

家族とコミュニケーションを少しずつ取れるようになっていきました。

自分の心の声を聞けるようになっていきました。

冷えきっていたからだを温めてあげるようになりました。

どうでしょう。これを聞いただけで別人のように思いませんか?
これがお片づけのすごさを知った1回目の出来事です。

あれ、2回目あるのっ?
あるんですよ。

少し長くなったので続きはまた次回。


最後までお読みいただいて、ありがとうございました✨

愛を込めて。ゆう

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