
疲れる前に休む!世界の一流は休日に何をしているのか
本日は『世界の一流は休日に何をしているのか』を紹介します。著者は越川慎司さん。働き方をテーマにしたコンサルティングを行う経営者です。他にも『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』などのベストセラーを執筆されています。今回は、休日の過ごし方に焦点を当てた内容。その中で興味深かった点や学びについてご紹介します。
疲れる前に休む
当たり前のようですが、疲れてから休むのでは遅すぎることがあります。「疲れた」という状態はすでに後ろ向きになっているため、回復に時間がかかってしまいます。そのため、余裕を持って休むことが重要だと改めて感じました。
私自身、意識して生活していましたが、この本を読んで確信を持ちました。例えば、私の本『ありのままの私を好きになる366の質問』にも、「体調が悪くなる前兆はありますか?」という質問があります。風邪を引く前のサインを理解しておけば、対処がしやすくなります。
私の場合、喉の不調が風邪の前兆。少し違和感を感じたら無理をせず、人と話すのを控えたり、喉を温めたり、水分をしっかり補給します。また、体調が悪いときは十分な睡眠を取ることも心がけています。こうして前兆を理解し、適切に対応すれば、2〜3日で回復することも多いです。逆に、適切な対応を怠ると、風邪が悪化し体調を崩してしまいます。病気になる前に前兆を察知し、しっかり休むことの大切さを改めて実感しました。
新しい知識を得ようとする人は、創造性が高く、身体も強くなる
創造性については、既存の知識を組み合わせることで新しいアイデアが生まれるため、納得できます。特に、新しい情報とこれまでの知識を組み合わせることで、面白いシナジーが生まれ、良いアイデアにつながります。そのため、アイデアに詰まったときこそ、新しい知識をインプットすることが重要です。
また、ストレス耐性についても同様です。好奇心旺盛で新しい知識を得ようとする人は、前向きで健康的な傾向があります。ワクワクする気持ちは前向きなエネルギーを生み出し、結果的に健康にも良い影響を与えます。
土日の過ごし方を使い分ける
興味深かったのは、週末の過ごし方に関するデータ。例えば、「土曜日はチャレンジの日」「日曜日はリフレッシュの日」と決めておくことで、充実した休日を過ごせるという話です。
土曜日は新しいことに挑戦する日とし、外に出かけたり、人と交流したりする。日曜日は翌日の仕事に備え、静かに過ごす。無意識のうちに、このような過ごし方をしている人も多いでしょう。面白かったのは、金曜日の夕方のうちに週末の計画を立てておくと、休日を有効に活用できるという点です。
計画がないと、土曜日の午前中を無駄に過ごし、午後からようやく動き出す人もいるかもしれません。しかし、事前に予定を決めておけば、活動的に過ごせるのです。
毎週やるべきことを決める
私自身も、毎週やるべきことを決めています。例えば、土曜日の朝10時からテニスをする習慣があります。これがあることで、自然と早起きするようになります。また、午後は研修を受けるなど、予定を詰めることで集中しやすくなります。
日曜日は特に予定を決めず、ランチ巡りをする程度の計画にしています。あまり予定を詰めすぎると、かえって疲れてしまうこともあるため、大まかに決めるのが良いと感じました。
もう1つ驚いたのは、フランスの休暇制度。フランスでは、会社員に5週間の休暇を与えないと罰則があるそうです。日本でも年5日の有給取得義務がありますが、フランスの制度には驚きました。
日本では「休むこと」に罪悪感を持つ人が多いですが、本来、休息は生産性を上げるために必要なもの。今回の本を読んで、休むことの大切さを改めて認識しました。
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