【実施レポート】岩城中学校で出前授業をしました!
こんにちは!講師の雫石です。
先日、弓削島から橋を3つ渡った岩城島の岩城中学校で出前授業を行ってきたので、ご報告です。
「生徒たちの視野を広げるような国際理解教育をしてほしい」ということで岩城中学校の先生がお声がけしてくださいました。
ありがとうございます!
授業のながれ
アイスブレイク
今回授業を行ったのは3年生の11名。
事前の打ち合わせで先生から、「積極的でハキハキと喋れる生徒が多い」と聞いていたのであまり心配はしていませんでしたが、岩城中学校から出前授業のご依頼をいただいたのが初めてだったので、最初のアイスブレイクを多め、かつ、身体を動かしたり会話したりといった動きのあるものを取り入れました。
まずは世界の食クイズ。
回答を四隅に分けて、自分で移動して回答してもらいました。
1人勝ちの生徒が目立つので、けっこう盛り上がります笑
次に、フードビンゴ。
食にまつわるお題ごとに、あてはまる人をクラスの中から探します。
担任の先生や教頭先生も混ざって、わきあいあいと参加してくれました。
「”おいしい”の日本語以外の言い方を知っている人」にあてはまった生徒が、自信満々で”うまい!”と言った瞬間が最大風速でウケていました。日本語以外の言語で、という意味だったのに…(^O^)
世界の食卓
授業のメインは、グループに分かれていろいろな国の家族の1週間分の食料を写真で観察して話し合うというワーク。
参考にした書籍はこちら。
何かいい本ないかな、と弓削高の図書室を物色していたら、置いてありました。とても良かったです!
ワークでは、国名や家族構成を伏せて写真を配ったので、生徒たちからはさまざまな疑問があがっていました。
「え、子ども多くね?」
「この量(の食料)で1週間もつのかな?」
「ガスコンロがない!どうやって料理するの!?」
などなど…
答えが分かっている私としては「実はね…」と種明かししたくなる衝動を抑えて、「なんでだろうね~」「他のグループのも見に行ってみたら」とはぐらかしつつ、みんなの着眼点や知識にびっくりしたり、吹き出しそうになったりしていました。(中学生の発想力、おそるべし!)
最後にグループごとに気づいたことや疑問に思ったことを発表してもらい、私から少し解説をしました。
たとえば、ヒンドゥー教徒が多いインドの家族写真では、牛肉が食卓になかったり、主食のナンがたくさん写っていました。
高山地帯のエクアドルに住む家族の写真では、ガスコンロがなく炭で料理をしています。野菜はあまりなく穀物やイモ類が多いです。
マリは一夫多妻制があるので、夫1人に妻が2人、そしてそれぞれの夫妻の子どもたちも一緒に写っています。家族は笑っていますが、人数に対して写っている食料は充分ではないようにも見えます。
中学生の皆さんは、積極的に話し合いながらいろいろな国や地域の食文化や宗教、家族構成、気候や地理に考えをめぐらせているようでした。
ふりかえり
最後に生徒の皆さんに振り返りシートを記入してもらって授業は終了。
生徒たちから出た感想をいくつかご紹介します。
今回の授業で少しでも海外の文化や自国の文化について関心を持ってもらえたら嬉しく思います。
今度は外国の料理をみんなで作って食べてみる会なんかも楽しそうだな~!
近隣小中学校の皆さんへ
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これまでにもこのような授業を実施してきました。
環境×経済の両立を考えるボードゲームを使った、SDGs出張授業
ドキュメンタリー映画鑑賞会
高校留学体験談
「世界がもし100人の村だったら」ワークショップ
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