顎変形症手術レポ
21歳大学生の夢路です。下顎前突で左5㎜、右7㎜下げました。大体Twitterのまとめです。
1.入院まで
2020年5月に初めて矯正歯科にかかり、手術適応なことを知る。その病院では顎変形症治療用の矯正はできないとのことで、別の矯正歯科の紹介を受け、再検査、治療が決定。
20年11月に青ゴム、21年2月に下装置、3月に上装置装着。
21年夏に手術予定の某都立病院へ。22年夏か23年春に手術との見通し※1。
22年7月、術前の検査で都立病院へ。コロナ患者が増えてきて入院できるか怪しいと聞く。とりあえず8/23入院、24手術で予約をとる。
8月9日から外出自粛。半ばに都立病院から手術ができないと連絡があった。代わりの病院を紹介される※2。8月28入院、30日手術に変更になる※3。
2.事前準備
Twitterの先人の持ち物リストがとても役に立った。
病院指定以外で自主的に持って行ったもの
よかったもの
・OS1 3本(後述。マジですごい)
・延長コード
・蓋つきコップ(蓋は不要だった。紙コップの方が衛生的かもしれない)
・ネックピロー(なにかと役に立つ。寂しいとき撫でていた)
・ホットアイマスク(肩や頭が凝ったときに気休め程度になる)
不要だったもの
・箱ティッシュ多め(一箱も使いきれなかった。術後全く鼻が詰まらなかったため。要る人は要るので、持って行って損はない)
・重湯味変調味料(何しても不味いため。焼け石に水)
・パソコン(アマプラやディズニー+入会したが一切見なかった。ツイ廃はずっとTwitterする運命なんだねえ)
3.入院編
28入院、30手術、9/7退院の10泊11日
① 入院日(28)
10時入院手続き。ゴム掛けやバンドの体験をする。昼食が野菜ののった冷やしうどん(偏食なので死ぬ)。手持無沙汰でTwitterアカウントを作りお嬢様になる※4。夕食が肉で歓喜する。
21時消灯6時起床にビビるがすんなり寝た※5。
② 手術前日(29)
時たま処置室に呼ばれるが基本的に暇。食事を取らなすぎて心配される(ド偏食)。12時からOS1を飲み始める。不味いので、4時間で一本のノルマを課し計画的に消費。
手術日に生理が被りそうで心配する。
23時前には寝る。
③ 手術当日(30)
過敏性腸症候群なので腹痛で死※6。
6時から7時までの間にアルジネートウォーターを飲む※7。
朝イチの手術なので9:40に呼ばれる。全く緊張せず、むしろ全身麻酔にうっきうき。
手術台でマスク付けられ「いつ麻酔入るんですか?」と聞こうと思ったら落ちた。
術後
声を掛けられ目が覚める。大丈夫かと聞かれダブルピース※8。
ナースステーションの横の部屋に移される。12時過ぎ。吐き気なし、喉の痛みなし、鼻づまりなし、熱なし(36.8とか)。顎より頭が痛い。
3時間は看護師さんが痰吸引をやってくれた。が、痰ほぼなし。
痛み止めが全く効かない※9。何種類かの痛み止めの点滴を使いまわす。
ベッドから見える位置に時計があったため、あと何分で痛み止め……などを考えて過ごす。
点滴が効かないため粉のロキソニンを水で溶いて飲む。効かないし噎せて最悪。
22時に眠くなる薬を点滴される。こんなんで寝るほど弱い痛みじゃないが?と薬に反発する(?)が普通に朝までぐっすり寝た。
④ 手術後一日目(31)
5時に起こされる(?)。尿管を抜かれる※10。
6時に歩いて自室に移動。9時にレントゲンを撮りに外来へ。その後噛み合わせのプレートを噛んだままワイヤーでガチ固定される。口が一切開かないし舌の動きも阻害され、「モフモフ」しか喋れなくなる。
すごく顔がベタベタしていた。ここが油田か。
12時流動食。久しぶりの食事にテンションが上がる※11。食べ方を模索するが、吸い飲みやスプーンは使わず、直飲みスタイルに落ち着く。
点滴が外れるが針は付いたまま。しばしば抗生物質と痛み止めを点滴する※12。
夕方発熱するがすぐ下がる。
19時、音ゲーする程度には元気になる※13。
生理になり、死。
21時半に就寝
⑤ 術後二日目(1)
ドレーンが抜かれる。頬の腫れを押しながら血抜きされる※14。
腹痛で死。湯たんぽを貰う。
風呂に入り、初めて自分の顔を確認。顔のでかさに大爆笑する。
寝たり起きたりの日。しかし22時前に就寝。
8時、14時、20時の三回痛み止めを貰う。
⑥ 術後三日目(2)
お腹がゆるすぎる※15。抗生物質のせいらしい。午後内科で整腸剤を貰う。
母に飲むヨーグルトを差し入れてもらう。
腹痛と顎と頭の痛み以外に体調に問題なし。
⑦ 術後四日目(3)
お腹がゆるい。午後から落ち着く。
流動食に完全に飽きる(後述)。
わりと元気なので起き上がって趣味の書き物を5時間くらいする※16。
⑧ 術後五日(4)
腫れがマシになると聞く※17。
腹痛が治りテンションが上がる。
首に黄色い痣ができる。
確かこの日から痛み止めは一日二回以下になった。
⑨ 術後六日(5)
腫れがかなり引き、バンドオフになる。
自撮りをしてみる。本当に術後六日?ってぐらいスッキリしていてびっくりしてTwitterにあげる。
左頬が重い感じがする※18。
⑩ 術後七日(6)
ワイヤーでの固定が外れ、ゴムとなる。手術直後に匹敵する痛み。
⑪ 退院日(7)
栄養士さんから食事の指導を受ける。術後一週間は流動食にするようにと指示される。全く聞かず、帰りにスタバのフラペチーノを買う※19。
体重を計る。3㌔痩せていた。まあそんなもんか。
4.OS1について(回し者ではない)
全身麻酔の前にはOS1がいいらしいと聞いたため、意識的に飲んだ。
術後は吐き気やのどの痛みが全くなく、全身麻酔あけの辛さは特に感じなかった。OS1の効果だと思われる。
しかし私はこれが初全身麻酔で比較対象がないため、一概にOS1の効果と言い切ることもできない。
ただ、「OS1飲んだから術後も元気なはず」という根拠のない自信で術前の緊張が和らいだ。気休めにはなると思う。効いたらラッキー程度に思ってほしい。
あとマジで不味いので、飲んで気分が悪くなったら本末転倒。無理しないでください。
5.流動食について
最初は物珍しさが勝って美味しかったが、すぐ飽きた。単一の味、単一の触感は辛い。
重湯はにおいが無理で基本手を付けていない。
私は
朝:牛乳、ジュース二種
昼:ポタージュ、甘い飲み物
夜:ポタージュ、甘い飲み物
で過ごした※20。
6.退院後の食事
目下模索中。私は適当でもいいと思っているが、同居の母が気にしてくれる。
カロリー補助の飲み物、ポタージュ、野菜ジュース、飲むヨーグルト、アイス、プリンなどを冷蔵庫にストック。カロリー重視で食べられるものを食べる感じ。
これ食べられたよ、など教えてください。
7.まとめ
私は術後の経過が良く、かなり体調が良かった方。腹痛以外に辛いことはなかった。なぜか毎夜悪夢だったが、基本夜はよく眠れた。
基本、術後は死ぬほどつらい思いをする。私のことは「こんな楽な人もいるんだなー」程度に思っていただきたい。