神様の世界史 みんなモスリム?
こんにちは、ファーティマ松本です。
前回は、ユダヤ系預言者の始まりとして、
ヤーコーブさん、ユーセフさんのお話をしました。
おさらいになりますが、
イブラヒームさん(平安あれ)の二人の息子さんが、
それぞれアラブの始祖、ユダヤの始祖であられます。
アラブの始祖であるのが、イスマイールさん(平安あれ)で、
ユダヤの始祖がイスハークさん(平安あれ)でございます。
イスハークさんの子供がヤーコーブさん(平安あれ)別名イスラエル。
そして、ヤーコーブさんの子供がユーセフさん(平安あれ)ということでした。
じゃあ、イブラヒームさんは何なのか?
覚えていらっしゃいますか?
イブラヒームさんは、神様のお友達と呼ばれるほどレベルの高い預言者でしたよね。
ユダヤ教でも、キリスト教にも高く認識されていらっしゃるお方です。
では、そのイブラヒームさん、、、、、
彼は、ユダヤ人なのか、キリスト教徒なのか?
こういった質問を昔っからする人がいたようで、
神様はクルアーンを通して教えてくださっています。
クルアーン3−67
「アブラハム(イブラヒーム)はユダヤ人でもキリスト教徒でもなかった。
彼は純粋なムスリムであり、偶像崇拝者の一人ではなかった。」
モスリムであった、とあります。
モスリムというと、イスラム教徒とすぐに訳されますが、実際のところ
どういう意味かご存知でしょうか。
これは、
イスラムする人とか物、を指す言葉です。
イスラムするって、どういうことって思いますよね。
それは、一言で言うと
慈悲深い神様の意志、または決まりを、自分の良しとするものよりも上に置く。
つまり、神様の意志に、絶対服従するという意味です。
ですから、預言者イブラヒームさんはまさしくモスリムの中のモスリム。
どんな命令にも、ひたすら服従をした人でしたからね、素晴らしい!
神様も十分にそれを褒め称えてくれたのが、上記のクルアーンの一節で良く分かりますね。
*彼は純粋なモスリムであった*
人間以外にも、神に絶対服従するものってあるのですが、何だと思いますか。
それは、太陽とか、月とか、星とかです。
何しろ、全部が全部、神様の命令にしたがって動いていますからね。
ですから、あの太陽系にあるものって全部モスリムなんです。
動物だって、そうです。
クルアーンの中には、こんな風に書いてあります。
「あなたは見ないのか、天と地のすべてのものがアッラーを讃えているのを。
大空を列をなして飛ぶ鳥達もである。
それぞれは自分の祈りと賛美の言葉を心得ている。
アッラーは彼らの行いを熟知なされる。」(24:41)
鳥だけでなく、すべての生き物(人間以外)は、それぞれの方法で、神様を讃えている様です。
我が家にも猫ちゃんが二匹いるのですが、
子供たちに「あの子達も、ちゃんと礼拝しているんだよ。」
と言うと、なぜか喜ばれます。
「かわいい! 見てみたい。」と。
ただ、猫ちゃん達は私達のように時間が来たらモスクに行って、、、ということはしませんからね。
猫ちゃん達の礼拝方法ってどんなものなんでしょう?
イブラヒームさんは、絶対服従の方でありましたから、モスリムの鏡の様な存在であります。
そしてもちろん、その後を次ぐ子孫達だって、負けないくらいの素晴らしい
絶対服従の人生を歩まれました。
つまり、預言者と呼ばれる様な人達は、
全員が全員、神様に絶対服従、つまり、全員がモスリムであったという事です。
ヤーコーブさんも、ユーセフさんも、そしてそのあとに次ぐたくさんの
ユダヤ系の預言者さん達全員が、<モスリム>であったわけです。
そんなことを言ったら、ユダヤ人達はきっと嫌がるでしょうねえ。
でも、それが事実なのだから、しょうがない。
また次回に続きます。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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