神様と天使の会話
神様は人間を
”崇拝”させるためにお創りになった。
と、前回は書きました。
こんにちは ファーティマ松本です。
神を”崇拝”させるために人間を創った、なーーんてと書くと
あたかも神様は、私たち人間からの崇拝を必要とされている、、、
かのように思われてしまいますが、
もちろん、それは間違いです。
神様は、なんと言ったって神様ですからね。
必要とするものなんて何もないのです。
私たちのように、飲食物が必要でありませんし、
睡眠や休息もいりません。
ついでに、家族や友達だってもちろん必要ではありません。
必要なものなんて何一つないのです。
しかし、
動物や植物、そしてもちろん人間には
必要なものはすべて提供してくださる有り難いお方です。
『彼こそはあなた方の為に、地上のすべてのものを創られた方であり、
さらに天の創造に向かい、7つの天を創造されたお方。
またかれはすべてのことを熟知されるお方。』
(クルアーン 2:28)
さて、、、
それでは
この”崇拝”させるとは、一体どんな意味なのでしょうか。
一体どうして、神様は人間をお創りになったのでしょうか。
なんの目的があるのでしょうか。
これが分かれば、自ずと、私たちがこの人生で
何をすればいいのかが分かるようになると思います。
(なんだかとーっても大きなテーマではありませんか!)
その前に
クルアーンの中にとても興味深いお話があるのでご紹介しましょう。
クルアーンに書かれてあることは、お話しと言っても
本当に起きた”お話し”です。
現代人には、ちょっと「えーっ!!」と思われるようなお話し
かもしれませんが、とても意味深いものでありますので
しばしお付き合いくださいませ。
クルアーンにはこう書かれています。
『またあなたの主が、天使たちに向かって
「本当にわれは地上に代理者を置くであろう。」
と仰せられた時を思い起こせ。
天使たちは申し上げた。「あなたは地上で悪を行い
血を流す者を置かれるのですか。
私たちは、あなたを讃えて唱念し、あなたの神聖を賛美していますのに。」
われは仰せられた。
「本当にわれはあなた方が知らないことを知っている。」』
(クルアーン 2:30)
神様は天使たちに「これから人間を創る」と仰ったわけです。
すると天使たちは「どうしてですか?人間は悪いことをするのに、
私たちはいいことしかしないのに、、」と言ったということです。
ここで興味深いのは、
天使は人間が悪いことをするというのを知っていたということ。
そして
天使は良いことしかしないということです。
天使というのは、人間同様に神様がお創りになった創造物の一つです。
しかし、人間と違って神様の命令には、100%従うように創られています。
そして、常に神様を讃え賛美している存在です。
しかし、人間は天使と違って”自由意志”というのがあります。
そのため、神様の命令に従う事もできれば、
背く事もできます。
(天使には出来ません)
賛美もできるし、しない事もできるわけです。
悪いことをしないようにすることもできるし、
もちろん、悪い事をすることもできます。
ですから、天使としては、
「なんでそんなものをお創りになるのでしょう?」と
聞きたくなるのも当然ですよね。
その問いに対する神様のお答えは
「われはあなた方が知らないことを知っている。」
というものです。
このクルアーンの記述を前提に
”人間の創造”を考えると、、、
私たち人間の限りある能力では、
何故神様が人間を創ったのか、
というのを100%理解することは
ちょっと難しいように思えます。
神様が「”崇拝させるため”に創った」とお答えを
クルアーンの中で教えてくれていますが、
その答えを元にして、
「なぜ神様は人間を創ったか」
を完全完璧に理解できるかは
なかなか至難の技のようです。
もちろん、これから何回かに分けながら
「人間創造」をテーマに書いていく予定ですが、
100%完全完璧には理解不能!ということは
頭の隅に置いておいていただけると
助かります。
ということで、
次回から少しづつ
「人間創造」をテーマに書いていきたいと思います。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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レビューが、少しづつ増えてきています。
レビューを書いてくださった方々、本当にありがとうございました。
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