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野戦病院の夢

これは僕が中学生の時に見た夢です。

部活や勉強にクソ真面目な輩で、将来の夢は「ない」で、悩みがないことが悩みでした。

〜夢〜

ボロボロのとても古くて暗い木造の洋式の建物。夜。
怖い。白い汚れたカーテンはビリビリ。
カートをついている。すぐそこがぼやっと見える程度。どこもかしこもボロボロ。
ベッドがずらっと並んでいて、何かしてあげなきゃいけない気持ちなのに誰も寝ていない。
今でいうカーテンレールのようなもののあるべき場所には、使い古したような破けて汚れた包帯がたくさん無造作にかけてあり(干してあり?)
カートをついた彼女=自分はとても怖くて、申し訳ない気持ちでいっぱいである。

彼女=自分の気持ち:
「私は何も知らないのに知らないままに手当を施してしまった。私のせいよ、申し訳ないわ。私には何も医療の知識がないの。わからないよ、もっと助けられたら。助けたいのに自分にはできないの、虚しい。」

建物が怖くて暗い。でもカートをついて進む。患者は誰もいない。
むなしくて、何かに対してずっと申し訳ない気持ちで彷徨う。 
以上が夢。


びっくりして起きた後、「なんだ、あの場所は?」の心の問いに、ふと
「やせんびょういん」という言葉が浮かび、なにそれ??そんな言葉あんのか??言葉の響きでなんだか怖い気持ちになった。
その言葉、もしかしたらあるかもと思い
ある時辞書で調べたら「野戦病院」という言葉が本当にあると知った時、妙に納得した。
それに関する本も読んで野戦病院がなんなのか大人になって知った。

中学生のときは医療者になることなんて興味なかったし、野戦病院がどんなものかも知らなかった。

〜自分はどう思うか〜
兵隊さんにどんな顔で気持ちで向き合ったかが大事だと思う。医療も科学も未だ進歩の途中であるし、治療法に正解なんてないと思うから。

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