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私がサロンで「仕事できる人間」と過信し、イキりすぎて失敗した話

お久しぶりです、「つきのくつした。」です。

今回のサロンnoteのテーマは「仕事」です。

現役サラリー野郎として、「仕事ができる人」とは?についてお話させていただこうと思います。

「社会人として仕事をする自分は、そろそろ1人前になったかな?」
最近そんな考えがお門違いだったと思わせる出来事を、悔しくもこのサロン内で起こしてしまいました。
その失敗を体験談として交えつつ、「仕事ができる人」について掘り下げてお話してみたいと思います。
働くこと自体に抵抗がある人には、あまり有益な話ではないかもしれませんが、よければご一読ください。

「アプリを作ろう!という企画での挫折」

サロンオーナーである「夢波さん」がTwitterで少し発信をしていた「サロン内でアプリを作ろう」という企画がありました。実は、原案としてサロン内で提唱したのが私でした。
当初は主に自分でプログラミング部分をやること考えつつ、サロン内には色々な技術や芸術スキルを持ち合わせている人がたくさんいたので、それを生かした作品作りということをしませんか?と提案したのです。
そこから紆余曲折あって、プログラミングを学んでみたいと思っていたサロンメンバーが居たのもあり「何組かにチーム分けをしてどのチームのアプリが良かったか?というバトル企画にしよう!」という話になり、私が統括として(業界ではプロジェクトマネージャーなんて言ったりします)みんなのモノづくりを管理することになりました。

そして、私は自分が仕事で培った、中途半端なマネジメント能力を試すべく、完全に自分目線でこのプロジェクトを成功に導こうとします。

結果待っていたものは、「大量の反発」と「全員のストレス」でした。

その責任は?と問われると、きっとその当時の自分は頭に血が上っていて答えられないでしょう。
どうも冷静な判断はできていなかったように思います。
改めて思うと、今回は仕事のように明確な役割や立場があるわけではないので判断が難しいですが、自分が失敗したと思っている次第です。
貴重な学習をさせてもらったなと思います。

そもそも仕事ではない話に無理やり仕事を結び付けているように見えますが、どうも無関係ではないように感じます。

かつて、会社の制度で研修を受講したことがあったのですが、内容がとても良く、自分の仕事のやりかたを改めなければいけないと痛感させられたものがありました。この記事を書くにあたって、当時の研修資料や本を読み返したのですが、何1つ自分のものにできていなかったことを改めて実感しました。今回の失敗についても、研修で学んだことをすっかり忘れていたからなのです。(守破離の守ができていない)

振り返る機会が、この記事によって生まれたことに感謝しつつ、次項で具体的な話に入ろうと思います。

※堀田孝治さんという方の研修です。研修内容の詳しいダイジェストが企業サイトにあります。
↓↓↓7つの行動原則について↓↓↓

「逆算することが大事」

件の研修では、「7つの行動原則」という言葉が出てきます。そのうちの1つに「逆算をできるようになれ。」というものがあります。

~「逆」からのアプローチ~
①「相手の立場」からの逆算
②「チーム」からの逆算
③「ゴール」からの逆算
(出典:「入社3年目の心得」@堀田孝治 総合法令出版)

僕はこの逆算において、とくに①と②ができていなかったのでうまくいかなかったのか……と再び項垂れたのでした。

まず、アプリ作成にあたって、私の会社ではプロジェクトマネージャーは「プロジェクト実施計画書」を作るということが、通例となっていました。
何のために作るかというと「お客さん」と「自分の会社」との間でどのように開発をしていくか、開発スケジュールや進捗報告方法など、さまざまな決まり事を先に明記した資料を作成しておいて、後で揉めないために作ります。

そもそも、「お客さん=自分たち」という今回の特殊な立場では、自己責任なところもあり堅苦しい合意は、そこまで重要じゃないことは頭の片隅で分かっていました。

しかし、当時の私は「PM(プロジェクトマネージャー)」に任命されたことをいいことに「PMとして失敗したくない!今まで学んだことを生かして成功する!」「自分だけの勝ち」を優先してしまったのです。
口では「サロンの勝ちのために!」などとのたまっていた自分が恥ずかしいです。本当に考えていたのなら、もっとやりようがあったと思います。(というかサロンメンバーに慰めてもらった時もそういう意見を貰った。)
これは②「チーム」からの逆算がまったくできていなかったのだと思いました。

「仕事ができる」と思われるには何が必要か?それは、どの世界でも共通なことで「結果」を出すことなんです。

今回参画していたメンバーは、ほぼ開発経験がありません。ということは、すべきこと(=結果の出し方)も分からないのです。
その壁を乗り越えなくてはいけない人たちへ、さらに上級スキルである「開発を成功させるためのセオリー」を難しいカタカナを並べて「この通りやってくださいね。」なんて言ったところで、頭が破裂するのは必至でした。

それなのに、私が作成した「プロジェクト実施計画書」は、メンバーからしたら、わかることといったら表紙くらいしかないのに10ページほどのボリュームがあり、ただでさえ本職で忙しいメンバーがそれをかみ砕く時間がないことは、今なら容易に想像できます。

「自分があったらうれしいな」と思っているものを、作ってあげたらみんなも喜ぶはずだ!と自分の価値観を押し付けたに過ぎません。

結局、それに対する質疑応答の時間も増え、効率の悪い体制になっていくし、回転率をあげたいという思考と真逆の方向へ進んでいくことになります。
スケジュールを引き、ギチギチに決まり事を決めて「PMはやることをちゃんとやった」ところで、それが今回、「サロンでのアプリの完成」という「結果」には結びつかない事に気がつけなかったのです。
つまり①「相手の立場」からの逆算もできていなかったのです。

そして記事を書くために振り返るまで、ブツブツと不満を周りに漏らしてまったく「内省」していない自分がそこにいました。ごめんなさい。

上記出典の著書には、「20ページにも及ぶ報告書を1日かけて作成し提出したら、上司に次からは1ページで頼むな!」と言われ、その対応に「どうしてこんなに苦労した力作をそんなフィードバックで済ませてしまうんだ!と憤った。」というエピソードがあります。
研修で聞いていた時は、笑ってたような気がしますが、今現実に自分が同じことやってしまい、同じことを考えていたことを目の当たりにして愚かさを嘆いている次第です。

③「ゴール」からの逆算は、イベントに対して、どのような準備が必要かゴールからTodoを具体化することが大事ということです。
この癖をつけると、「あっ、この作業忘れてた!」ということが減り、仕事ができると呼ばれる人に一歩近づくというわけです。
(これだけは唯一やろうとしていた……?)

「仕事って難しい」

今回のトピックは「逆算をできる人間になること」ということでした。改めて、仕事というものの奥深さを、実感した今日この頃でございます。

皆さんの中には、こういった経験これからする人、もうすでにしていて共感してくれた人、いやもう知ってるわ(笑)という人。
それぞれいらっしゃられるかとは思いますが、「仕事ができる人間」というのは、どんな環境になろうとも成果を上げれられる人間のことです。

そういう人になるには、まだまだたくさんの「メソッド・行動原則」などが必要ですが、残りは堀田さんの著書を是非手に取って学んでみてください。
私にはまだまだ難しいなって思っちゃいますが、皆に信頼されるような人間になるため、今日も己を磨いていこうと思います。

冒頭でもお話した、「アプリ企画」ですが終わったわけではありません。
この反省を踏まえて、持ち直せれば……そう思いながら「チームの勝ち」を目指していきたいと思います。

そしていつか、皆さまの前にお披露目できることを「夢見て」

つきのくつした。

テキスト:つきのくつした
編集:ぼっけもん

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