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声優志望から声優へ
どうも!ダルスです
僕は以前声優養成所に3年通い、その期間を振り返った記事を当時書かせていただきました
早いものであれから2年ちょっと経ちまして、声優の勉強を始めて丸5年が経って6年目に突入したんです
所感としては月並ですが「早いですねもう5年も経ったんですか」です
僕は声優もといお芝居の勉強をしていく上で最初からメキメキと頭角を現すようなことはなく、それはもう棒読みだわ感情は動かないわで
今思い返すとOh…な感じです、はい
外郎売を覚えたときは読めて満足していました
「滑舌」の良し悪しがわからなかったんですw
当時の講師の方から
「ダルスは"か行"と"さ行"が弱いね」と言われて元気よく「はい!ありがとうございます!」とか答えてたけど内心「え?何をどう直せばいいの?発音できてるよな???」って思っていたほどですw
いやほんとお恥ずかしい限り…
続編というほどではないですが、声優を志して5年経った僕の現状を綴らせていただきます
何か少しでも参考になれば幸いです
養成所を退所してから
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養成所に3年通ったタイミングで僕がどう思っていたかというと
「お客さんの前でお芝居をした経験がないのはまずい」です
なので朗読劇に出ようと思い、Twitterで見つけた企画に応募して出演させていただくことになりました
なのですが、それが今から2年前の3月頃のお話なのです
そう、コロナです
外出してはいけない、劇場でのライブやお芝居なんでもってのほか!という流れが一番強かったあの頃です
THE自粛期間
これは本当に困りました
その企画を運営している方はコロナを軽視していたようで、公演をやるとのことだったのですが、僕はこんな状況じゃ誰も呼べないよ…と思い出演を辞退させていただきました
結局未だにお客さんの前でお芝居をする経験を積むことができていません
やりたいなあ…
様々なWSを受ける
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僕は飲食店で働いているフリーターなのでコロナの影響でシフトが減りに減って生活だけでギリギリな火の車レベルに一時期なりました
本筋とはあまり関係ない話ですがリアルな部分としてお伝えしておきたく…
正社員は守られてるので賢い選択だと思います
非常事態にこそ痛感しました
正社員やりながら声優を目指している方、少なくないです
いい選択だと思います、僕はやらないですけど
少々脱線しましたがお金の話をなぜしたかというと、金銭的に養成所に通う余裕も劇団に所属して稽古に出る余裕も無くなってしまったのです
とはいってもお芝居の勉強は続けたいわけです
そこで僕が選んだのがWS(ワークショップ)を受講することでした
WSであれば余裕があるときや必要なときに申し込んで受講することができますので、どうにかやりくりすればお芝居の勉強ができました
もう一つの理由として、僕は養成所にいた期間に声優さんに教わったことがなかったのです
WSであれば講師の方が誰なのかは事前にわかっているので声優さんが講師をやっている場に行けば声優さんから教わることが出来るわけです
(プロダクションに所属せずにフリーで声優として案件を取っていくのもアリなのかもしれない…)という迷いが当時あったことも相まってニーズにドンピシャでした
一口にWSといっても本当にいろんな形態や切り口のものがありまして、悪質なものを見極める観察力は求められますが、自分に合った(その時の自分に必要な)レッスンを受けられるのでそういう点においては恵まれている時代だと思います
養成所にいた頃はWSの存在すら知りませんでしたw
クラスメイトと集まって練習会を開いたり参加していたのですが、その分のお金や時間をWSに充てた方が僕は成長できると思いました
よほど優秀な方が身近にいるのであれば話は別ですが、相当なレアケースかと思います
余談なのですが、夢波サロンではサロンメンバー限定のWSを開催しておりましてそちらにも毎回参加しております
(実はWSを開催してほしいから運営をやっています)
継続できる人は少ない
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コロナ禍も少し落ち着いて居酒屋で飲食ができるようになった頃、養成所の元クラスメイトから「久々にご飯でも行かない?」と誘われました
スケジュールが合った3人で行くことになりまして
声優としての進路のこととか何か嬉しい報告でも聞けるのかな?とウキウキしながら飲み会に行ったんです
蓋を開けたら2人ともお芝居をもうやっていませんでした
ショックでした
「え、何のために集まったの?」と思わず聞いてしまいました
ただただ飲み会を開いて久しぶりに会いたかったという答えが返ってきました
ひたすらにガッカリです
僕の早とちりなので僕が悪いんですけど、それなら集まる意味ないじゃん…と思ってしまいました
おそらくは当時のクラスにいた約30人のうち今でも声優活動や勉強を続けているのは多くて3人、つまり1割程度なのではないかなと思います
声優って資格がある訳でもない技術職ですから、成長を実感しにくいのでそれで辞めちゃうのかもしれません
とはいえプロになるってそんなに簡単なことじゃないってわからないもんなんでしょうか?
プロ野球選手になりたい人がいたとして2、3年野球をやってうまくいかなかったからやめる人そんなにいないと思うんです
スポーツに限らず音楽でも将棋や囲碁なんかでもそうです
「プロ」を冠する人たちは血の滲むような努力をしてその技術を獲得しているはずなのです
たかだか2、3年で諦めるのは早計だと僕は思います
数年で成果が出る人はほんの一握りのはずです
僕は納得いくまでやってダメだったのなら諦めますが、可能性を感じられる限り続けます
やってやるからな!
声優志望→声優への階段を
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声優志望と声優の違いの定義って明確なものがなくて、人それぞれ考え方によって変わってきます
夢波サロンのオーナーである幸田夢波さんは声優志望と声優の違いは「ギャラをいただいてお仕事をしたことがあれば声優」という考えをお持ちです
あなたの声を使っている人(クライアントさん)に対して「自分はアマチュアなんで…」というのは失礼にあたるから、という理由です
なぜこの話をしたかというと、大変ありがたいことに先日僕もついにご縁があって音声を収録してその音声と引き換えにギャラをいただくという経験を積むことができたのです!
圧倒的感謝…!圧倒的感謝…!!ありがてえ…ッ!!!
その経験を通して
技術的に至らない点をこれでもか!と認識させられたり
声はコンテンツの1つの要素でしかないこと
コンテンツは声優だけいても成り立たないことを実感を持って理解することができました
視野が広がった感じがしまして、これがお金以上に得られた報酬だと思っています
仕事をしたから偉くなったわけではなく、ドヤりたいわけでもなく、ようやく踏み出した一歩を噛み締めております
レッスンだけではわからないこと、感じられないことってまだまだあるんだろうなあ…
おわりに
長くなってしまいましたが、これが僕の過ごした養成所を辞めた後の2年間です!
そしてこの4月から新たに声優養成所に通うことになりまして、事務所の所属を目指して奮闘していきます!
僕自身もこれからどうなっていくのかわからないのでドキドキなのですが、また数年後に今を振り返って「あーこんな頃もあったなーww」ってなりたいです
最後までお読みいただきありがとうございました!