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教わるのに飽きたら教えればいい

みなさんこんにちは!夢波サロンでオーナーをしています、声優ブロガーの幸田夢波です。

こちらのnoteアカウントでは夢波サロンのメンバーがいつも持ち回りでnoteの更新を行ってくれていますが、今期のテーマは『成長』です。


オンラインサロンというのは「何かしたい人」の集まりで、みんな月額料金を払ってわざわざネット上のコミュニティに入っているわけですから、やっぱり特殊なコミュニティだよな、といつも思います。

夢波サロンはディスコードというコミュニティツールで運営しており、毎日みんなとやりとりをしていて、それ以外にもみんなのTwitterも繋がっているので、「家族より連絡してるわwww」って最近よくなってるのですが、

みんなの日常を見ていると「みんな何かしら勉強してるし努力してるなぁ」と思います。


生活の中で関わるコミュニティはいくつかあるけど、こんなに成長欲がある人たちが集まっているコミュニティってなかなかないんじゃないかな。

「これいいよ〜」っておすすめすると、ツールだったらすぐに使ってみたり試したり、作品だったらすぐに履修してくれる人が多くて、やっぱそういうリアクションが返ってくる環境って楽しいなと思います。


そういう環境の中ではついつい教えたくなることが多いです。

だって熱心に聞いてくれる人がいるからね。打てば響くから楽しい。


良いものはおすすめしたいし、自分が知っている知識はシェアしたい。

そして人に教えるということがさらに自分の成長へと繋がっているなぁと思います。

爆速成長は楽しいけど、地味なレベル上げはしんどい

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自分が知らない分野のことって最初は学ぶのがものすごく楽しいんですよね。あれもこれも知らない、基礎もわからないから全部新鮮。

私の場合は、高校生の時に声優事務所の養成所に通い始めた頃がすごく楽しかったです。毎週レッスンに行くのが楽しみだったし、そのうち現場デビューしてからは現場でも本当に楽しいことの連続だった。

でもだんだん悩み始めるんですよ。新しいことだけじゃなく、ある程度業界を知ってくると、頭ではわかっているのにできないことがあったり、本当に自分はできているのか…となってくる。


事務所を辞めてからブログ運営を始めたんですけど、それも最初は学ぶのがものすごく楽しかったんです。知らないことばかりで、SEOの解説をしているサイトを毎日毎日検索して上から10記事も20記事も読んでは次のキーワードで検索してまた上から読んで。色々なブロガーさんのブログも死ぬほど読んで研究して、本屋に入ってもそちらの分野の本ばかり立ち読みして。

でもだんだん飽きてきます。本を開いても「はいはい、知ってる知ってる〜」「もっと新しい情報くれや」となってくる。


そうして段々自分に大幅な成長が感じられなくなっていく。

やっぱドーンって飛躍するのが楽しいからさ、ちょっとずつしか前に進めなくなると退屈になってくるんですよ。(本当は少しずつでも成長してるんだけどね)


RPGとかと似ていますね、最初はLv.1から初めて、Lv.20くらいまではサクサク進んでいく。

でもLv.50くらいになってくると、まぁ経験値をたくさん積まないとLv.51にならないんですよ。どんどん地味ゲーになっていく笑

人に教えるとまたドーンってレベルが上がる

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で、こういう退屈さを感じた時にぜひやってほしいのが「教える」ということです。教わるばかりじゃなくて、教えるということをやってみる。

「インプットも大事だけどアウトプットも大事」とはよく言いますが、最強のアウトプットは教えるということだと思います。


こうやって言うと「いやいや、私はまだ人に教えられるようなレベルじゃないから」と思う人が多いと思うんだけど、レベルがカンストしないと人に教えられないということはありません。

むしろね、もっともっと初期の段階から人に教えるということにチャレンジした方が良いんです。

なぜなら同じくらいのレベルの人から需要があるから。


確かに超上級者もすっごいんだけど、中級者が初心者に教えるからこそ、初心者のモチベがあがるというのがあります。

ちょっと先を行ってる人の方が「これくらいにならなれるかも」というイメージを持ちやすいんですよね。私も「自分よりちょっと前にいる人」を参考にすることは多いです。あまりにすごい人だと逆に参考にならなかったりするから笑

だからどんなレベルの人であっても教える人としての価値があると私は思っています。


そうは言っても「私みたいなもんが人を集めて教えるのは…」と思ってしまう気持ちもわかります笑

そういう時におすすめなのがブログなんですよね。

初心者が書いた記事だからこそ同じ初心者にわかりやすい、みたいな記事がたくさんあります。

「何も知らないけどこれやってみた!」みたいな記事って、何も知らない人は共感しながら読み進められるんです。


あと、自分がある程度知識を持っていることだと思っていても、いざブログ記事にしようとすると「あれ?これなんだったっけ?」と思って調べ直すことが多い。

自分の中では前提知識としてあるものでも、みんなにとってはそうではないだろうから、これは改めて説明しておかなきゃ、ということを噛み砕いて文章にするので、感覚的に自分の中にあったものが明確になり、整理される気持ちよさもあります。


私がフリーランスになってから運営している『幸田夢波のブログ』は声優業界のことについて主に記事を書いていますけど、10年以上キャリアがあってもまだまだひよっこ。やっぱり「こんな私が偉そうに話していいんだろうか」と思う気持ちはいつもあります笑

それでも「ブログのおかげで事務所所属が決まりました」「フリーとして独立する時に参考にさせていただきました」という声をいただくことが多くあり、
私が経験したことが誰かの役に立ったのだと感じられるととても嬉しいです。


さらに夢波サロンの中では毎月声優ワークショップで教えるということをさせていただいていますが、これもやっぱり「私みたいなもんが…」という気持ちはありつつも、参加してくださるみなさんの話を聞いていると「そんな風に感じるんだ!」と発見があったり、人によって苦手なポイントも違うからアプローチも変わってきたり、と自分自身がものすごく勉強になります。


だから私は誰だって先生になるべきだし、どんなレベルだって、自分が知っていることを誰かにシェアしていくことには需要があると思っています。

そしてそれが「習うことに飽きた」くらいのレベルの自分の打開策にもなるんじゃないかな。


もし今、「最近レベルアップできてないなぁ」と思うものがあるのであれば、ぜひ「人に教える」ということにチャレンジしてみてください。

サロンメンバーさんはサロンの中で「こういうことを学んだよ!」っていう文章を投稿するだけでもいいし、
これを読んでくださっている方はブログじゃなくても、Twitterやそれこそnoteなんかでアウトプットしてみる、「誰かに教える」という気持ちで文章を書いてみるのがおすすめ。

さらに一歩前に行くために、ぜひ人に教えてみてください。

テキスト・編集:幸田夢波

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