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自分発で自分をつくる! 〜「否定されたい」という心理に打ち勝ちたくない?私は勝ちたい〜

こんにちは、さとうの塩漬けです。

現在カナダでワーキングホリデーをしているゆとり世代、生まれ変わったら峰不二子になりたいですよろしくおねがいします。

最近(でもないかもしれないけど)、「自己肯定感を高めよう」ムーブが来ているような気がします。青い鳥のアプリとかで。
こういうムーブが来ているのって、つまり結構な人数の人たちが、「自分には自己肯定感が足りていないなあ、それ故に生きづらいなあ」と感じているからなのではないかな、と思います。

私も自己肯定感をちゃんと取り戻したいひとりです。詳しくは私のnote「元優等生より愛を込めて」をお読みくださいね(ダイレクトマーケティング)。
簡単に要約すると、高校生までは優等生で傲慢で自己肯定感もすごく高かったのに、受験に落ちるというたった一回の失敗で自己肯定感が全部いなくなってしまった、という話。
大学を無事卒業したことで自己肯定感の7割を取り戻し(たと信じている)、ワーキングホリデーでカナダに飛び、かれこれ3ヶ月ちょっと生活していくなかで少しずつまた自己肯定感というものが戻ってくる感覚を味わっているのですが、1つ気づいたことがあります。

「自己肯定するの、時々めちゃ怖くない??」

そう、こんな欠点だらけの私、なのに、
「ありのままの自分を肯定します!」みたいなこと考えて大丈夫?大丈夫じゃなくない?
欠点が服着て歩いてるみたいな人間というのもおこがましいような生物がこんな風に自分肯定しちゃって平気?社会に失礼なのでは????
みたいになって、自己肯定するのが突然苦しくなるのです。
なぜなのか。

ふと、

「貴女はここがダメですよ」「あれが欠点ですね」

と言われることで安心したい心理があることに気づきました。


カナダに来てから、求められるラインが単純にめちゃくちゃに下がったので周りがミスに寛容なんですよね。
ネイティブスピーカーじゃないから英語完璧に話せなくても大丈夫な上に皆聞き取る努力をしてくれるし、
電車とかバスとかルーズだから時間通りに集合できなくても誰も怒らないし。
あとは文化の違いなのか、褒める語彙が日本語よりたくさんある気がします。

super!
excellent!
marvelous!
good,great....etc.

これは私の知り合いの帰国子女達も口を揃えて言うので多分そうです。(不安な尺度だな。)

カナダではありがたいことにスターバックスでお仕事をさせていただいているのですが、あまりに周りに迷惑をかけているような気がして日本で仕事で「ほんとすみません〜」っていうような顔面と声のテンションで、
「みんなに迷惑かけてごめんね、英語のスキルがクソだから…!でもがんばる」

みたいなことを言ったらマネージャーに

「自分のことを悪く言うのは絶対にダメ。最初だしネイティブスピーカーじゃないからできないのはわかってる。時間がかかるだけだよ。それに英語できてるから採用したよ。自分をネガティブに言うのだけは本当にやめて。」

ってカナダに来て初めて本気のお説教をくらいました…ごめんなさいマネージャー…。そんなに真剣な顔して怒らんで…美人が怒ると迫力がすごい…。
というような感じでとにかくみんな褒めてくれる。


お仕事先に限ったことではなくて、ドアを次の人のために押さえておくだけでサンキューって言ってもらえるし、バスを降りる時もみんな結構運転手さんにサンキューっていいます。
お買い物でお会計をすれば「パーフェクト!」だし、なんならバーで飲むビールの種類決めるだけで「エクセレント!」。意味がわからん。(いい意味で)
とにかく褒めて褒めて褒めて伸ばす文化なんだな…と圧倒されながらちょっとだけ息苦しかったんです。なんでだろう、。


「あなたの英語クソだから、もっと練習した方がいいよ」
「あなたヘラヘラしすぎじゃない?直した方がいいよ」


って言われたくない????とふと思ったんですよ…怖いなあ、怖いなあ…。
いや、実際そんなこと言われたらもう多分ショックでご飯三食食べられなくなると思うけど、言われたくない???と思ってしまったのです。
でもみんな褒めてしかくれないし、どこを直したらいいのかもわからないし…うじうじ。
と思って、この話を日本人の友達にしたらこんなことを言われました。


「否定されたがってるように聞こえる。否定されることで安心したいんじゃない?」


アッッッ。
そうかも、その通りかも!!!!
他人から「ここがダメです!直しなさい!」って言われることでわかりやすく自分を良くしていける(と自分で思っている)指標を手に入れられるから、それで安心して、言われた通りに欠点を直していけばより良い自分になれると信じて疑っていなかった…。

でもそれって、時に危険なことなのではないかなと思うのです。
だって、欠点を指摘してくる人って、あなたにとってどんな人ですか?
信頼に足る美しい人なら良いですが、そうじゃなくて自分の都合の良いようにあなたを作り変えたい人だったら?
あなたをよりよくするのではなく、自分にとっての環境をよりよくするためにあなたの都合の悪いところを直せと暗に伝えてきているのだったら?

信頼出来る人に叱ってもらったり、指標を示してもらえるのならばまあ悪くはないけれど、
わかりやすくいうならば、

「自分じゃない他人発で欠点や足りない部分を補おうとする行為」=「自分じゃない誰かに未来の自分を形成してもらうこと」

だと思うのです。
もうこの思考に自己肯定感が薄いから人に頼って安心したい、という自己肯定感最下層組の考えが透けて見えているわけですが、自己肯定感を高めるためには、「自分発で自分を形作らないといけない」のだと思うのです。

自分から出てくるアイデアが他人のマネでも言われたことでも、納得していればそれで良いと思うのです。ただ、形作られる「自分」に自分で責任を持つということ。
人に否定されたからって、その否定された部分を何も考えず愚直に直すことは「自分」の形成を「他人」に依拠しているはずなのです。

私は褒められる環境に身を置いた結果、「否定されることで安心したいんじゃ!」という自分の中の他人に依拠したいという欲に気付いてしまったわけですが皆様はいかがですか?
褒めだけもらえる中で、真摯に自分に足りないところを自分で探して次の自分をつくっていくことはとても大変ですし、自己肯定感は簡単には高まってくれませんが、とても大切なことだと思うのです。
日本に住んでいると求められるハードルは高いし、なにかと欠点を指摘されたりもしますが、どうぞそれに甘んじないでください。
自分で見直してみて、信頼出来る人と話してみて、それでも自分発で直した方が良いな、と思う時だけ直してくれたら嬉しいです(私が)

たいそう真面目な感じになってしまいましたが、否定されることで安心するのではなく、きちんと自分発で自分を作ることって大切だな、と気づいたお話でした!
私は「否定されたい」という心理に勝って自己肯定感の為に自分で自分を作るぞ!!イェーイ!!


さてさて、
このサロンもそういう意味では大変にカナダと似ていて、欠点や直した方が良いところよりもまず褒めてもらえます(笑)
それに、ボスの声優、夢波さんをはじめ、エンジニアさんから学生さんと職業、年齢も幅広い方が集まっている上に信頼出来る人に相談しやすい環境です。
自分発で自分を形作りたい人は入ってみたら良いのではないでしょうか(他人事)

第4期、募集してるってよ。

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テキスト:さとうの塩漬け
編集:菊地 和俊

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