自分のために人に優しく(贈与論)

なんだか最近忙しいのと眠かったので、更新をサボっていました。皆さん、急に寒くなりましね。体調は大丈夫ですか?
クリスマスに向けてシングルの方は心配していますか?筆者は、たまに思想が過激派なので、キリスト教においてクリスマスは、イエス・キリストの降誕を祝う日なのに、マーケティングの手の平で踊らされ、恋人と過ごさなければならないと思っているカルチャーに嫌気が刺す時があります。そんなに祝いたいなら教会に行ってアーメンって言いなさい!

まぁ私も独身女性(29)なので、こんな尖ったこと言っていると、本当に拗らせてしまうので抑えなければ。いかん、いかん。危ない、危ない。(もう遅い)

さぁて、クリスマスが近いので、今日のテーマは贈与論です。

贈与論だよ。有心論(Radwinps)じゃないよ。そういえば、昔アメリカのNBAの選手が地球は平面説っていう陰謀論を信じていて、メディアで発言して話題になってたんだけど、やっぱり、わざわざ、みんなの前でメソメソ泣いてる奴は空気が辛気臭くなってウザいので、黙って端っこで泣けってことなのかなぁと思っていた。(世知辛い世の中だねぇ)

さぁ余談はさておき、筆者が大学生のとき、文化人類学という授業をなんとなく履修しました。そこで粋なアフリカのどっかの民族のカルチャーである贈与論について学びました。
人にお金を使わず、自分ばかりに使う奴は貧乏になり、
逆に人に気前よくお金を使っていく人は、どんどん豊かになっていくよ、という粋な思想です。

筆者、この思想が好きなのと、アンチキャピタリズム(アンチ資本主義)的な思想がちょっとあるので、新卒の時から、某有名チャリティ団体に募金を始めました。少しずつ額を増やしながら、毎月募金しています。こんな怠惰で頑張ることが嫌いな寝てばっかりいる自分が独立に成功しているのは、募金のおかげだと思っています。
実際、募金額を増やすと、何故か自分の収入もアップしていくんですよね。不思議。

その理論をさらに裏付けた経験が私にはあって、
オーストラリアにいるときに、ある日、スタバで仕事してたら、
こんな感じの男の子から、財布無くしたからフラペチーノ奢ってほしいって言われたんです。

ホームアローン2です。トランプがカメオ出演しているよ。

お前、財布無くして帰るお金もないなら、絶対に今フラペチーノ飲んでる場合じゃないだろ、とツッコミたかった。
案の定、他の客には無視されているらしい。どうせ嘘なんだろうけど、
嘘をついて成功した経験による彼の人生への悪影響と、
彼の人生でバレバレの嘘をついても、見ず知らずの大人が1200円のフラペチーノ奢ってくれたっていう優しくされた経験の方が活きるんじゃないかなと思い奢りました。
近くにいたマダムから、あなた、とっても優しいわねって言われて、私も本当に自分でもそう思うって言おうとしたけど、せっかくの徳がなくなりそうなので辞めた。
そしてレジ前で、サイズ一番大きいのでいい?ホイップクリーム追加していい?と彼はできる最大限のカスタムを聞いてきたのでマジで殴りそうになったが、まぁ一度、奢ると決めた手前、仕方ないので、全部OKした。

さぁ、事件はその1週間後、、、、、
私が当時オーストラリアのメルボルンで住んでいたアパートが火事になったのです。しかも何故か、非常ベルの音がめちゃくちゃ小さい、、、、。ちょっと遠目のビルが何か非常ベル鳴ってんなと思ってしまった。まさか自分のアパートだとは思いもせず、、、
日曜日のお休みの朝だったこともあり、私は寝ぼけていたし、起きるのが嫌だったので、そのまま二度寝しました。
そして昼過ぎに起きて、火災の残骸を見てゾッっとすることになります。
奇跡的に私の住んでいた階までは火の手が上がって来ず、大丈夫でしたが、割と酷い火事で、ロビーの天井は何か潰れていたし、トイレの水にはしばらく灰がずっと浮いていました。
当時のシェアメイトだったアメリカ人のお友達は、自分のアパートの非常ベルに気づいたけど、私と同じで眠たかったらしく、最悪、救助隊が何か助けてくれるだろうと思って寝たらしい。(アメリカンネキ、マジで能天気すぎる)
もしかしたら、あのスタバを奢れと言ってきた少年は、天使か死神で私の生死は1200円のフラペチーノを奢るか否かで決まった気が勝手にしています。

なので、やっぱり皆さん徳は積みましょう。

p.s. 大体有名なチャリティ団体に寄付していると税金が控除対象になります。領収書や書類の申告はなくていいので、本当におすすめ。
やっぱり、意外と世の中はケチな人には厳しいけど、与える人には優しいのです。




いいなと思ったら応援しよう!