得意・苦手から決まるテニスのプレースタイルとそれを活かす方法とは?
前回、自身の得意ショットの発見について投稿しました。
今回は、自身のプレースタイルを発見してそれを高めていきましょう。という内容です。
テニスのプレースタイル
だいたいこの4種類に分けられます。
オールラウンドプレーヤー
全てのショットを駆使して戦います。ショットの得意・苦手の差があまりなく、相手のプレースタイルに応じて戦い方を変えることができます。
カウンターパンチャー
粘り強いストロークで相手より1球多く返すことを信条としています。
相手が前に出てきたら正確なパッシングで点をとっていく、ミスの少なさを強みとしたプレースタイルです。
アグレッシブベースライナー
ベースラインから攻撃的なストロークを主体にして、相手から甘い球を引き出し、決め切るスタイルです。リスクを負うので、格上にも勝ちやすい反面、自滅して負けることもあります。
サーブ&ボレーヤー(ネットプレーヤー)
ベースラインで戦うのではなく、ネットに近いところから攻撃していくスタイルです。サーブを打った後はすかさず前に。リターンやストロークの浅い球をアプローチしてすかさず前に。近年のラケットの性能向上によりプロ選手ではかなり減少しているスタイルです。
プレースタイルを決める重要性
テニスのショットは下記の通り7つあります。
・フォアハンド
・バックハンド
・フォアボレー
・バックボレー
・スマッシュ
・サービス
・リターン
これら全てにきっちり練習時間を割ける社会人の方はあまりいないでしょう。
なので、自分の得意ショットを活かせるプレースタイルを選択して、得意なショットをメインに練習していって長所を伸ばしていきましょう。
苦手はどうするか?
苦手だからそのまま放置していい訳ではありません。必ず、試合の対戦相手はそこを狙ってきます。
苦手なショットについては下記の手順で考えていきましょう。
(1)苦手ショットを打つ機会を減らす方法は?減らした分を得意なショットで代替できないか?
(2)苦手なショットを打つとき最低限攻め込まれないように、やらないといけないことは何か。また、その後得意ショットにどう結びつけるか?
(例)アグレッシブベースライナーでフォアが得意でバックハンドが苦手の場合
(1)バックハンドで打つ機会を減らすには?
→回り込みフォアを使う。
(2)相手にバックハンドをどうしても打たされた場合はどう返球する?そこから得意にどうつなげる?
→バックハンドはスライスでも良いからストレートに流して、相手が自分のフォア側にボールを集めてきやすいようにする。
(例)ネットプレーヤーでストロークが苦手。
(1)ストロークで打つ機会を減らすには?
→サーブ&ボレー、リターンダッシュを駆使する。
(2)相手にストロークをどうしても打たされた場合はどう返球する?そこから得意にどう繋げる?
→ロブで高さを出して、自分は前にでて、相手にロブを打たせてスマッシュやハイボレーで攻撃する。
というような感じです。実戦ではこんな風に簡単にできませんが、「苦手ショットを打つ割合を減らし、得意ショットを打つ割合を増やす。」という考え方を理解するのは非常に重要だと思います。
ここに相手の得意・不得意も絡んでくる。
テニスは対人スポーツなので、ここに相手の得意、苦手も絡んでくるのが複雑ですね。
ざっくり分けると下記の4パターンでしょうか。
自分の得意×相手の得意→なりがち。実力差出る。
自分の得意×相手の苦手→最高。
自分の苦手×相手の得意→絶対に避けたい。
自分の苦手×相手の苦手→避けたい
自分自身、ここに関してまだまだ理解が足りていませんので、追々勉強していくことにします。
この記事で、1人でも多く自分らしいテニスを発見できて、自信を持ってプレーできる人が増えることを望んでいます。
読んでいただきありがとうございました。