職場の人間関係を良くしようと思える人は、そう思える人に出会えたからかもしれない。
心理学者アドラーによると、すべての悩みは対人関係の悩みであるそうです。
仕事ももれなく、人間関係の悩みは多いですね。
正直なところ、私は人間関係を良くすることを諦めていました。
人間関係は相手ありきなので自分だけで改善は難しいと考えていたからです。
例えば、エクセルに詳しくなりたい場合、ネットで調べて、自分で試しにエクセルを操作し、学ぶの一通りを自分1人で行えます。
過去の自分と比較して成長を実感しやすいのに対し、人間関係はそうはいかない。
それがもどかしく、自分の成長がより実感できる能力の向上に時間をかけたいと、働いてからずっと思ってきて、自分なりに体力の範囲内で行動してきました。
そんな私はある人との出会いで価値観がガラリと変わりました。
その方は自分よりかなり年上で、とにかく面倒見の良い方です。出会って1か月した頃にはかなり打ち解けていた気がします。
自分が辛いときによく声をかけてくださり、食事を何度もご馳走になっています。
その方がいなければ、私は今の職場で間違いなく働き続けられていません。
精神的にとても支えてくださっています。
話してくださる内容ももちろん、表情もすごく思いやりに溢れていて温かく、自分もこうなりたい!と思えた初めての方でした。
そんな方とまさか、職場で出会うことになるなんて思いもしませんでした。
この経験は私にとって一生の宝物です。
自分だけで仕事はこなせないし、たくさんの人が協力し合う中で成り立っている。理屈では理解していたんです。
でも心から納得できていなかった。
仕事の人間関係が良好であれば、働きやすい。そんな類の言葉を今までたくさん聞きました。
けれど、中には一方的に攻撃的な発言をしてくる人もいるし、そんな人ほどなかなか変わらないと思うと、腹立たしくて仕方ない。
でもこの出会いをきっかけに、初めて心から職場の人間関係を良くしようという心の余裕が持てました。
職場の人間関係はあまり気にしないほうが良い。と割り切るのも一つの考えでしょうし、どちらが良い悪いではないと思います。
ただ、私のようにどうしても割り切れない方へお伝えしたいです。
いつか人間関係を良くしようと思える出会いがあれば、自然と考えは変わるのではないでしょうか。
職場の人間関係を良くしようとしない自分はダメなんだ。って決して自分を責めないでください。
そんな私なりの気付きを共有したくてこの記事を書きました。
参考になれば幸いです。