創作とSNSとコミュニティ
ここ1・2年、twitterで『使い方』と『付き合い方』を迷って来た。
というのも、創作をするなら宣伝をした方がよくて、だったらフォロワーを増やしたほうが良くて、だったらフォローした方が良いのだろうか……と思ったからだ。
そんなわけで、フォローを増やして、フォロワーを増やすという方向でやってみたけど。
だめだ、これ。
私には全く合ってない。という事がわかった。
むしろ、創作の邪魔にしかならない。
なぜなら、私が無茶苦茶メンドクサイ人間だから。万人受けする思考を持てないという事がわかって、今は創作アカウントに鍵をかけている。フォローもほぼ外した。
まず、『創作する人(小説メインで)』という条件のみでフォローしてみたけど、胸・尻が出てるイラストがさらりと流れてくる…性的アイコンを強調したイラストが小説表紙を使ってるのでイラストメイン垢ではない。
さらに、アダルト用語や性的単語……というのか?……が平気で流れてくる。
私、R18アカウントをフォローしたつもりではないんだけどな。
でもあの界隈はそれが普通らしい……普通? 浦島太郎の私にはわからない。それR18でしか見たことなかった気がするけど10年の間にR18単語が全年齢になっているの何なんだ。
と思って、少し探してみた。明確な理由は出てこなかったけど、おそらく『エロは売れる』という事で経済の浸食が強くなったということも一因。金に勝てなかった結果……エロが全年齢にというのは少女マンガでも起きてたな。
怖いのは、指摘してる人がいても『表現の自由を侵す気か』と言い張る人たちがいる事。さらに、創作界隈の空気がそんな感じな事。
……あの界隈無理。twitterだけなのかもしれないけど、金に負けただけなのに表現の自由と思ってるのどうかしてる。
後は承認欲求かなと思う。私、一人で書くの当たり前な人間だったから、『反応ないのに続けるの辛い』みたいなことはなかった。だって、私が『書きたい』だけだもの。反応ないから書かないってあり得ないと思う人間。
だけど、反応が欲しい人は『過激なものを書けば反応をもらえる』わけで。そりゃ全年齢でR18作品を出せば見てもらえるでしょうよ。そうやって、浸食されていったのも一因かなと思う。
もっと怖いのは、投稿サイトの運営サイドに『ゾーニング』の意識が皆無な事。「まんこのひみつ」というタイトルを消していいか迷うのはどうかしてる。『タイトルだけでは決められない』というならまだしも、中身も『俺はまんこを見たことがない』という内容なので完全アウト。『女性器』ではなくて「まんこ」にした理由でも書いてくれた方がマシだが、内容からして単に『反応が欲しい』だけのタイプだと分かる。……こういうの放置すると次は『レイプの仕方』を書き始める人が出る……いや。類似の作品がすでにあったので、遅いか。
そんなアダルトもどきの投稿サイトしかない。で、アダルトではない場所はと探すと『純文学系』になる。
分け方おかしいぞ……と突っ込みたくなる。
さらにあの界隈R15を全年齢と思ってる作者もそれなりにいるらしい。
『全年齢作品を読みます』と募集かけると三分の一はR15をお勧めしてきた。 全年齢って全年齢なのよ。年齢制限ない作品を全年齢っていうの。R15は年齢制限つけた作品ですよ。
という指摘をすると「傷ついた」と言われてしまった。
指摘で傷ついたって何?いや。むしろ、なんでR15に必要なタグをわざわざつけたの? 全年齢だと思ってるなら、外した方がいいだけなのだけど。
R15が何かも分からずに作品に付けてる考えなしの作者がいるのびっくりするわ。
私はずっと一人で書いてきて、ホームページやブログに載せてた。デザインに凝ってしまって、作品が進まなくなるのが嫌で投稿サイトに投稿したり、もっと見てもらった方が良いのかなと思ってTwitterをしたのに……。
こんな考えの浅い読者や作者に読まれるくらいなら、今まで通りひっそり書いて行こうという気持ちに戻ってしまった。
もちろん、全員が全員、そんな人たちではない……とはいえ、『思考する事』を愉しんでるわけではなくて、『作品を消費する事』を楽しんでいる人がほとんどだし、その方が脳は楽……という仕組みを考えると。
奇跡的に『作品を深読みしてくれる人』に出会えるよりは、単に『消費できるかどうか』で判断する多数の人にさらされるだけで終わる気がする。
そういうの無理。
あと、『自分の思った通りに読者が読んでくれない』という作者さんもいたけど……え。作品って『それぞれ、勝手に読むから楽しい』というものではないの???とこれも驚く。
作者が思ってもいなかったような点を『読もう』とする読者とか、無茶苦茶好みだけど(出会えたことがない。そんなに深い作品を書いてないから)
あと、ゾーニングについて調べていくうちにどんどん……読める作品が減ってしまった。グロはどこまでも好みだけど、グロは最初から全年齢に出てこないので何か思う事もない。
もう、以前のように人の作品を読んでみよう……思うことはほぼない。エロタイトルも表紙も消えてくれと思ってるから。この時点で三分の一ぐらいは消える。さらに中身を見ると四分の三はありきたりの物語で先が見える。
残りは読める。読めるけど、合わない。ごく少数の、続きも読みたい。に分類されるけど、その少数に会うまでにエロ作品に出会ってしまったダメージで削られるので、無理。
でも、一人だけ惚れた作家さんがいて、その人が書く作品は全て読んでる。毎日千文字程度の更新をずっと続けていて、すごいと思う。その人twitterも何もやってない。ずっと『作品だけ』を投稿サイトに投稿し続けてる。『進捗状況』みたいなものも書いてない。
そんな風に『作品にだけ向き合う』のも素敵だな……と思ってしまった。
私は書きたい人間なので、真似するのは無理だけど。でも、他の創作者さんと繋がろうとするのはやめようと思う。
ゾーニング守れが通じない人と繋がりたくない。
R15を全年齢だという人とも繋がりたくない。
私はそう言う人だから。
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