11話 オラクルカードとイラスト
オラクルカードを買う事にした。オラクルカードとは占いに使うカードだ。
何気なく見ていると、全て欲しくなってしまうが天使系は合わない気がした。天使系ではなくても、いろんな種類がある。私はその中で2つのカードを買ってみた。
一つはタロットカードを元にしたインナーチャイルドカード。
子どもが好きそうなほのぼのした絵柄と、物語を元に描かれているイラストが気に入った。大きめのカードなので、きるのに苦労するのが難点だった。
もう一つは、タロットより枚数の少ないシャドウ&ライトオラクルカード。
天使や光というようなカードが多い中、闇に属するカードという説明だった。絵柄も毒々しく、手にする人間を選ぶ。メッセージも優しくはない。
私は今も、その2つのカードで、自分を占う。
時にはそこに、『おまけでついてきたカード』も使う。雑誌の付録や本の付録についていた、タロットカードやトランプだ。子どもの頃から集めているので、5つほど『おまけカード』がある。我ながら長く持っているなと思う。
説明本もあるが、わざわざ開く気にはならず、カードからざっと意味を読み取る。タロットの大アルカナ程度ならば、ほぼ頭に入っている。
トランプには漢字が一文字書かれているので、それを『メッセージ』として受け取る。
いつかタロットカードの大アルカナを自分で描いてみたいと思っているが、いつになるのか分からない。
イラスト系の講座にも行ってみた。
パステルで描く講座に行って、絵を描いた。淡い色合いが気に入った。準備と片付けの手間が難点だった。
同じパステルで曼荼羅の絵も習ってみた。パステルもあると言うだけで、ペンだけで描く曼荼羅もあった。こちらも、描くのは綺麗になるのだが、準備と手間が大変で、描かなくなった。
スタンプの技巧だけは、面白そうなので使おうかと思っていたが、スタンプ自体が廃盤になって生産が終了してしまった。特殊なスタンプの運命なのかなと思うと、悲しくなる。
イラストは好きだが、下手の横好きで終わっているのは私が、めんどくさがりだからだと思う。なるべく簡単に、単純に誤魔化して描きたい。