推しに返歌を詠んでもらおうと思った

(本noteの内容はこの世の全てと無関係です)

こんにちは。
前回の記事では、ちょっと(かなり)背伸びしてキャロル様に捧げる恋歌を詠んでみたのですが......。和歌といえば、文をやり取りして気持ちを確かめ合って、月夜に逢瀬するのがセオリーですよね。さすがに二次元に押し掛けなんて真似はできないけれど、せめて歌のやり取りだけは!やってみたい!!
...ということで、今回はキャロル様の視点をちょっとお借りして、わたし宛の和歌を詠んでいただきました。
今回もまた夢思考1000%なので、苦手な人はご注意ください。

これまでのあらすじ

前回の記事で詠んだ和歌はこちら。
 見まくほし とおつ弾く音に つづしりて 八百重の先の 君に寄りなな

はぁ~~~恥ずかしい。齢N十余にして黒歴史を増やしてしまった気がしないでもない。でも、詠んだときはめちゃくちゃ楽しかったです(o´ω`o)
一応補足すると、音楽堂からかすかに聞こえてきた彼の奏でるピアノの音に、つい「会いたいなぁ♪」なんて口ずさんじゃった。いっそこの音にのせて想いを届けてしまおう!という内容です。私の知っている和歌は悲しい歌が多かったのですが、この恋を悲恋になんてさせるものか!という決意を込めています。

本題

それに対して、キャロル様の選んだワードはこちら。
   ピアノ 見る 永遠 2

単語を並べられただけでニヨニヨしちゃう(*´艸`*)
なんだろう...ニコイチ的な?ピアノと同じくらい大事にしていますよ的な...?!「永遠」なんて言われたら、うっかりプロポーズなんて想像しちゃうじゃないですか。もちろんまだ正式にお付き合いもしていないのに、そんなのはあり得ないって思いますが...。「見る」はなんだろう。いつも見ていますよ的な感じなのかな。私もずーっとお傍にいたいです、えへへ。ともあれ、ネガティブな単語が一つもなくてホッとしました。

そしてそして、出来たのがこちらの歌!

 むつれ聞きし ごへんの歌は 他所ながら みえ初めぬれば ふたと打ち鳴す

訳: 音楽堂でピアノを弾いている彼の耳に、かすかに歌が聞こえてくる。彼とあの声の主は遠く隔たっているけれど、ふと相手のことを思い出した途端、高くピアノの音が響いた。

六(むつ)→五(ご)→四(よ)→三(み)→二(ふた) とさらに距離が近くなりましたよ!あれ、これもしゼロになったらどうなっちゃうの...?? 自分から近寄っておいてアレですが、詠んでいると彼に見つめられているような気がして、うわ無理無理死んじゃう...とつい目を逸らしてしまいました笑 カウントダウンって心臓に悪いですね。
いくつか単語の説明をさせていただくと、「ごへん」は「貴方」とか「貴君」という意味の、敬意の込められた二人称です。「見る」は古語では「恋する」という意味もあるそうで、「見え初め」は「好きかもしれない...?」という好意から恋への過渡期を表しています。「ふた」はオノマトペで、ぽーんと響く音=ピアノの音として入れてみました。
出来栄えとしては、テーマをあんまり活かせなかったのが残念ですが、それでもキャロル様との距離をより近くに感じられて、とても楽しかったです!

和歌はこれでおしまいにして、次回の記事では、別のことをしようかなーと思います。お読みいただきありがとうございました。

*おまけ*

調子にのってキャロル様視点で現代語訳をしてみました!かなり都合のいい解釈をしているので、あくまで私の妄想ということでご容赦ください...。
 訳2: 「目の届く距離にいなくても、遠くから聞こえた貴女の歌に、私はつい胸が高鳴ってしまいましたよ。」
きゃぁぁ~~言われたい!好き!!