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ドライブ旅に優しいお勧めの鳥取県!
東にある県庁所在地の鳥取市から西の境港市まで直線距離で約100Kmの鳥取県は、決して交通の便がいいとは言えない県だ。
私は兵庫県に住んでいるから鳥取県は隣県だが、公共交通機関を利用して行った経験は50年前の一度だけだ。
しかし車では何度となく訪れている。
今日は兵庫県に住む私が、そんな鳥取県の魅力を紹介したいと思う。
ドライブで行っても非日常を経験できる県
自分が住んでいる街の魅力が実感できないのはそれが日常だからだ。
しかし他県からそこへ行くと多くの非日常に出会うことができる。
私の日常は兵庫県でも北部と言われる地域なので、山陰という地域においては鳥取県と同じエリアに分類される。
そんな私でも鳥取県はドライブ旅の魅力でいっぱいだ。
鳥取県の魅力ベスト3の内の一つ
鳥取県で有名なのは鳥取砂丘と大山だ。
今でも訪問客が絶えない人気観光地なのでこの二つは外せない。
この二つが鳥取県の魅力とするなら、もう一つの魅力は鳥取県内の自動車道だ。
鳥取県の東の端から西の端まで無料で通行できる鳥取県内の自動車道は、ドライブ旅をする者にとっても最も大きなメリットの一つだ。
因みに今のところは兵庫県北部の山陰近畿自動車道(E9)や北近畿豊岡自動車道(E72)も無料だ。
我が家から200Km離れた境港市まで約4時間かけてドライブしてもETC料金は一切かからない。
まだ途切れている部分はあるがいずれ繋がるだろう。
「有料道路を使わない」というナビ設定をしている私も、鳥取県だけはナビが自動車道へ誘導してくれる。
自動車道路と言っても瀬戸内海側を走る山陽自動車道(E2)と比較すれば、交通量も少なく緊張せずにのんびりとドライブを楽しむことができる道路だ。
兵庫県側から山陰自動車道を走っていれば、右に日本海が見えるだけでなく正面に大山が見えてくる。
島根県側からなら、琴浦東IC付近から大栄東伯ICにかけて大山をバックに日本海に向かって走る区間が魅力的だ。
鳥取砂丘の魅力
鳥取砂丘の魅力は何と言ってもその砂に覆われた海岸と青い日本海の景観だ。
島国の日本に砂浜は多くあるが、これほどの景観を見せてくれるところは他にない。
季節によっても時間によってもその景観は変化する。
鳥取と言えば植田正治という世界的な写真家が有名だ。
その植田正治写真美術館(鳥取県西伯郡伯耆町須村353−3)に行けば、鳥取砂丘で撮られた写真も多く展示してある。
日本海に日が落ちる夏至(6/21土)近くになれば、夕日と砂丘の絶景を見ることができる。
そんな絶景を撮りに来る人も少なくない。
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風速5m程度の環境で描かれる風紋も絶景の一つだ。
このような春や秋の鳥取砂丘に見られる自然の景観も、青い日本海と交わって非日常的な空間に違いはない。
鳥取砂丘の近くには海に近い駐車できる路側帯を持つ道がある。
すぐそこに海が見え、車を置いて海岸まで行くことも可能な路側帯だ。
海に囲まれた日本ではどこにでもありそうだが、探せばなかなか見つけるのが困難な場所だ。
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山間の田舎町に住んでいる私は、ここに車を止めてのんびり時間を過ごすだけでも非日常だ。
鳥取県の穴場観光地
穴場と言っていいのかは分からないが、鳥取県には全国的に知名度の低いと思われる観光地も少なくない。
今や知名度の高い観光地はインバウンドの人たちで溢れているので、敢えて穴場としてお勧めできそうな観光地を紹介したい。
鳥取県には2つの大きな池がある。
鳥取市にある湖山池と東伯郡にある東郷池だ。
湖山池には青島があり歩いて渡ることができる橋で結ばれている。
東郷池湖畔には日本最大級の中国庭園(燕趙園)やはわい温泉がある。
はわい温泉は湖中から湧き出る珍しい温泉と、湖畔を生かした風光明媚な景観が売りの温泉街だ。
日帰り入浴できる温泉宿もあるので、先ずはドライブの休憩がてらに寄り道してみるのもお勧めだ。
鳥取県では三朝温泉や皆生温泉が有名だ。
倉吉市にある関金温泉関の湯共同温泉は、源泉かけ流しの一度は行ってみたい日帰り温泉だ。
2〜3人がやっとの小さな浴槽しかないが、地元民に愛され続ける温泉だ。
大山の中腹にある大山寺までの道もドライブにお勧めだ。
ブナやミズナラで覆われる落葉広葉樹林の森の中を走るドライブは爽快だ。
ここでも豪円湯院という日帰り温泉でドライブの疲れを癒すことができる。
その豪円湯院の前の道から見る美保湾の眺望も非日常的な絶景だ。
弓ヶ浜半島の先端にある境港も、車を止めて街歩きを楽しめるポイントのひとつだ。
ゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげるロードは、昭和レトロな妖怪モニュメントに至る所で出会え飽きることがない。
特に私たちの世代にはお勧めの街散策ができるポイントだ。
弓ヶ浜半島をドライブするならべた踏み坂として有名になった島根県に渡る江島大橋や、皆生温泉に立ち寄ってみるのも悪くはない。
山のない弓ヶ浜半島の景観はそれだけでも楽しくドライブできる。
晴天の夜に江島大橋を渡れば、まるで星空に向かって走っている錯覚に陥ることだろう。
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