「NTTファイナンスです」から始まる自動音声電話は詐欺 !!
昨日スマホに電話がかかってきた。
+184486724972からだ。
友人との電話を切ったところだったので番号もよく見ずに出てしまった。
詐欺師はここにいる?
「NTTファイナンスです。未納料金が発生しています。お支払い頂かないと法手続き…」云々といった電話だった。
私はそのあたりで電話を切った。
調べてみると詐欺だと気付くのが遅く、生年月日や名前をオペレーターに話してしまって不安だという50代の人もいるようだ。
世の中どうなってしまうのだろう。
少し前に固定電話は詐欺のリスクでしかないとか、SNSは詐欺の温床になっているなどと書いたが、ついにスマホの電話まで詐欺ツールになってしまったようだ。
誰ひとり詐欺に騙されてほしくない
私が言うまでもないが詐欺行為を働けばまともな人生を送ることはできなくなる。
詐欺はお金では買えないまともな人生を失うという大きなリスクを負ってやる行為だ。
SNS詐欺にも言えることだが、そんな知識や行動力があるなら何でまともな商売をやらないのかが不思議だ。
詐欺行為は人生を棒に振ってまでやることではないだろう。
この電話詐欺は国民生活センターからも注意喚起されている、今激増中の特殊詐欺だ。
特殊詐欺の真相に迫ってみた
一日も早くこの犯人が検挙されることを祈りながら、その真相をあぶり出すために空想してみた。
先ず詐欺の手口は手当たり次第に電話をかけて自動音声を聞かせるところから始まる。
今回掛かってきた国際電話は+184486724972からだ。
この時点で電話知識のある人は出ることがないだろう。
+は主に国際電話の証しだからだ。
中には非通知発信の場合もあるようだが、どちらにせよまともな電話ではない。
私はこの電話に出てしまったことから、有効なカモ情報として詐欺名簿に登録されてしまった可能性もある。
実際に料金未納があったとしても、NTTファイナンスが国際電話で電話をしてくることは絶対にない。
電話に出ると自動音声でガイダンスが流れる。
料金未納を語って不安を煽る内容だ。
重要なお知らせとか、法的処置といった言葉で追い込んでくる。
自動音声であったとしても聞いてしまえば詐欺師の思うツボだ。
最後に1か2の番号を押すよう指示があり、2を押すとオペレーターに繋がるようだ。
オペレータに繋がれば手口は巧妙だ。
お金を振り込めば95%は帰ってくるが、振り込まなければ裁判になるといった内容だ。
詐欺師の拠点を推理した
ここからは私の推理だ。
手当たり次第に1日数千件、数万件に電話でアプローチをかける。
その中の数%が私のように電話に出る。
電話に出た人の中の数%の人がオペレーターまでたどり着くという訳だ。
オペレーターは、電話対応のロープレ研修によって違和感のない口調で相手を騙し、現金を振り込ませるという仕組みなのだろう。
これまでにもフィリピンやカンボジアなどに潜入していた特殊詐欺グループが摘発されたが、今回の特殊詐欺グループはどこに拠点を置いているのか考えてみた。
手掛かりは+1から始まる電話番号だ。
+1の国番号を調べてみるとアメリカ、カナダ、アラスカなどの北米、そしてバハマ、ジャマイカ、プエルトリコといった中米、それにハワイ、グアム、サイパンといったアメリカ領だ。
これらの中で詐欺師が拠点とする可能性が高いのはサイパンだ。
北米や中米は拠点を置くには遠すぎる。
その点グアムやサイパンなら日本から飛行機で3時間半程度だ。
さらに1時間の時差しかないので詐欺の電話対応で時間的混乱を避けることができる。
なぜグアムではなくサイパンなのかと言えば、グアムの方が飛行機のアクセスが圧倒的に多く観光客も多いからだ。
隠れて安心感が強いのはアクセスの悪いところだ。
カンボジアに拠点を置いていた詐欺グループも首都のプノンペンではなく、カンボジア南部のシアヌークビルというリゾート地だった。
サイパンは年間の気温も安定していて過ごしやすく、海も綺麗で長期滞在には適している。
グアムと比較すれば観光客が少ないとはいえ、サイパンも毎年50万人を超える人が訪れる観光地だ。
4万人しかいない小豆島ほどの小さな島にその10倍以上の観光客がくるのだから、日本人がそこにいても目立たないのだろう。
しかし私が推理するように、特殊詐欺の拠点が本当にサイパンにあるのなら摘発は難しくないはずだ。
アメリカの自治領であることや、人口の少ない島だからだ。
おそらく詐欺師たちは米国ビザ免除プログラムを受けてサイパンに入国しているはずだ。
ESTAというインターネットで行える事前申請だ。
このプログラムで入国しても最長90日しか滞在できない。
それ以上サイパンに滞在する場合は米国ビザが必要になる。
おそらくCW1のような合法的ビザを取得していることは考えにくく、不法滞在しているかこれから不法滞在する可能性が高い。
サイパンの入国者を調べればある程度目星はつくだろう。
アメリカと協力して直ぐにでも摘発してほしいものだ。
#詐欺電話 #特殊詐欺 #電話詐欺 #スマホ詐欺 #NTTファイナンスです #架空料金請求詐欺 #老後