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なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか? 第1章

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宝塚は女性だけの劇団として多くの人に夢を与え続けて100年。  歌劇団のエピソードは、宝塚のブランドを支えてきた数々の理由の一つであること は間違いないと信じています。 「宝塚は…
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#フィナーレ

なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか?

なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか?

私の2冊目の著書「なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか?」
少しずつアップしていきます。2014年に出版した2冊目の著書ですが、お陰様で書店やAmazonなどでは実際の本はもう売り切れてしまいました。
私の手元に少し残っているだけです。
しかし、このnoteに出会い、これから少しずつアップしていきたいと思っています。マガジンにしていきますので、よろしければちょっとずつでも読んでください!

はじめに

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なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか?その6

なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか?その6

大きな羽根の秘密
フィナーレにトップスターが大階段に現れたとき、衣装の背中についている大きな羽根。
あの豪華な羽根は今やトップスターの象徴になっていますが、そもそもは娘役のものだったのです。

羽根はどのように衣装についているの?
今やトップスターの代名詞のようにいわれる大きな羽根ですが、もともとは娘役がフィナーレでドレスなどにつけていました。
1960年、芸術祭賞を受賞した『華麗なる千拍子』の中

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なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか?その7

なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか?その7

フィナーレといえば「シャンシャン」
みなさんが宝塚の舞台を真似するとき、必ず登場するのがフィナーレで手に持っているブーケのような小道具です。

これに正式名称は無く、私たちは「シャンシャン」と呼んでいました。

いろいろなデザインがあり、板の上に飾りを貼り付けてあるものや花束のような形のもの、燭台に似たものなどデザインはさまざまです。ただ出演者にしてみれば、なるべく軽い方がありがたいというのが本音

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