Twitter Dreamerさん 補足説明 /考えられる経済システム
Dreamerさん名で、Twitter も書いています。内容の補足説明を、note ブログにて行います。
ただ、一市民が責任のない立場で述べているので、そのようにお読み頂けたら幸いです。
何らかのお役に立たないか、という思いからです。
1. はじめに
Dreamerさん名のTwitterにて、下記記事を発信したところ、現時点でも通常の20倍くらいの閲覧件数になっています。
そこで、ここでもう少し説明を加えたいと思います。
2. 要点
現在の「人新世」の時代は、人間の欲(金銭欲)とエゴイズムが、弱肉強食型資本主義を介して「拝金主義」となり、手が付けられないほどのモンスター化してしまった。
お金持ち(バッド経営者)などが、弱い立場の人間(ワーキングプア等)や無防備の自然界から、富の搾取を行った結果、
「極端な貧富の格差」、「資源の枯渇」、「温暖化による異常気象」、「生態系の破壊による不都合」などが起こっている。
3. 考察
(1) 「金銭欲」について
人間の主要な欲は、仏教によると5欲と言われます。
財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲の五つの欲望のことです。
考えてみるに、人間の身体(肉体)と結びついているのは、飲食欲・睡眠欲の2つと思われます。身体(肉体)は物質であり有限のものです。物質という制約があるので、欲を進めるアクセル役の作用と欲を止めるブレーキ役の作用が付加されています。
飲食欲については、おなかがすくと「食欲」がさかんになり、おなかがいっぱいになると「満腹感」が生まれて、それ以上食べたくなくなります。睡眠欲も同様です。
財欲・名誉欲は、精神的なもので身体(肉体)的な制約がないので、欲を止める明確なブレーキ役はないように思います。色欲は両者が混合されているように思われます。
今、問題にしているのは「財欲」ですが、普通は「お金を儲けたい」という欲には歯止めがありません。悪いことをしない限りは「お金儲け」は「善」だと考えると思います。
(2) 人間の「エゴ」について
a. 人間は通常は死にたいと思いません。生存競争に打ち勝って自分が生き残ろうという本能が一義的には「エゴ」だと、私は理解しています。
この「エゴ」がなければ、人間はすぐに死んでしまい、したがって人類として生存し続けることもないということになります。
b. ここで言う「死」とは、身体(肉体)の終焉を指します。また、付随する「心(精神)」も終焉することになります。残るとすれば、「霊魂」とか「宇宙生命」とか「大我」とかの、絶対的な存在です。
「霊魂」とか「宇宙生命」とか「大我」とかを信じられないという方も多いと思います。東洋哲学(ヨガなど)の教えと、私は理解しています。
c. 要点は、「エゴ」は人間が誰でも持っている、生存競争を生き抜くための本能であり自分が第一であるという意識だと、私は理解しています。
つまり、人間は誰でも「利己主義」なところがあるのです。
d. 一方、「利他主義」は、他人を思いやる心、慈しむ心でもあり、おそらく誰でも程度の差こそあれ、備わっているものと考えられます。
強さから言ったら、どうしても通常は、
「利己主義」>「利他主義」になりがちと思います。
(3) 「資本主義」がなぜ良くないか?
「資本主義」とは、私の理解では、個人が「市場原理」に従って「利潤を追求」するということです。
つまり、市場(マーケット)にて競争原理によって、利潤を追求(=お金儲けをする)ということです。
人間のエゴにより当然、競争には打ち勝たなければならず、結果、お金儲けが出来れば「最高だ!」という、原理だと思います。
抑制力のない、また強力な推進力を持った、本能的な「エゴ」と「金銭欲」の組み合わせにより、多少の弊害など気にも留めずに邁進した結果、現在の「人新世」の時代になってしまった、ということになるのではなかと思います。
(4) どうすれば良いのか?
従来の私の主張と同じです。
a. 資本主義の根幹である、「エゴ」と「金銭欲」、「競争」の組み合わせを修正またはなくさない限り、対症療法的な処置では根本解決しないと考えられます。
具体的には、北欧とかコミュニティ化とか考えられると思いますが、今の私には、どんな経済システムが適当なのかは判断できずです。
ただ、「競争社会」から、「共生・協働社会」への転換が必要に思います。
b. また、人間の本能として「エゴ」「金銭欲」は存在するので、暴走しないためにも、「道徳教育」が必要と思います。
そして、お金に比例して、社会からの恩恵を受けているので、その分、社会に還元しようという精神が必要(重要)と思います。(渋沢栄一の言葉より)
4. あとがき
個人や民間の力は大切ですが、限りがあるので、政治的な力で、経済システムの構築をしてゆく必要があると思います。
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長文でしたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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音楽
この広い野原いっぱい 森山良子