「出でよ真の政治家」 ~マキャベリズムは否定された~
政治と国民感情が大きく乖離していると感じているので、述べさせて頂きます。
個人的な意見であり、責任のない立場で書いていますので、お読み捨てください。
1. はじめに(私の判断方法)
(1) 私は、世の中の情報は、インターネット、新聞、週刊誌、書籍などから得るようにしています。偏った情報取集や意見、フェイクニュース、デマなどの弊害に陥らないようにするためです。
そして自分なりの正しい判断ができるように努めています。
(2) 物事を判断するには、まず「元データ」「元のソース・情報」が正しいものでなければならないと考えています。
私は現役時代は、メーカーにて製品の品質保証に携わっており(運営&事務局)、市場からの情報、開発での実験データの解析、各種データ解析、シュミレーションには、正確なデータや情報が必須です。
当然ながら、「元データ」「元のソース・情報」が間違ったものであれば、その後の考え方や計算方法が合っていても、計算結果や判断は、「間違ったもの」になるからです。
製品の品質に関わることで、正しくないデータによる間違った判断は、お客様に迷惑のかかることであり、事故などに関連すれば「犯罪行為」にも等しくなります。
これは、一般的な世事にも当てはまります。
「嘘は泥棒の始まり」という諺は本当だと思います。
(3) そして、正しいデータ・情報に基づいて、自分なりの判断をします。
ただし、考え方や信念は、各人各様なので、判断も各人違ったものになる可能性があります。
そこで、考え方や信念に、普遍性や公平性、正しさがあるのかもチェックしなければなりません。
「事実は一つだが、真実は無数にある」というのは、このことを指します。
(4) 私の考え方や信念は、
「勤勉努力」といった道徳観やモラルに根差し、科学・論理的な思考を目指したものです。
さらには、最近のことですが、東洋哲学的な「宇宙心理」「宇宙生命」「宇宙霊」といったものに基づいています。ここでは省略します。
2. 政治と国民感情の乖離について考えた
(1) 某週刊誌の浜矩子さんの記事
最新刊のもののコロナ禍関連の記事に、政治に関するものがありました。記事抜粋を下記します。
① 菅首相には、安部元首相のような「21世紀版大日本帝国を作る」という危険な目標もない代わりに理念もない。
② あるのは、「自らの権力の絶対化」という野望です。
③ 菅首相は自著「政治家の覚悟」で、’ マキャベリの言葉を胸に歩んでいく’ と公言している。マキャベリは、権謀術数を説いた政治思想家。国民の圧政や暴力も是とした。以降、省略。
(2) 考えたこと
上記の①と②は、巷で囁かれていることであり、私もよく耳にする意見です。
③については、マキャヴェリズムとは、正確にはどんなことなのか?と疑問に思ったので、インターネットで調べてみました。
政治と国民感情が大きく乖離しているのは何故か?という、単純素朴な要因が掴めるかもしれないと思ったからです。
(3) マキャヴェリズムについて
インターネットで調べてみました。
a. マキャヴェリズムとは(Wikipedeiaより)
マキャヴェリズム(英: Machiavellianism 仏: Machiavélisme)とは、どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家の利益を増進させるのであれば許されるという考え方[1]。ルネサンス期の政治思想家ニッコロ・マキャヴェッリ及び彼の著書『君主論』の内容に由来する。転じて、単に目的のためには手段を選ばないやり方を指す場合もある[1]、権謀術数主義[1]。
b. 権謀術数とは(インターネット情報)
権謀術数(けんぼうじゅっすう)とは、主に社会や組織などの集団において物事を利己的な方向へ導き、自身の地位や評価等を高めるために取られる手段や策略であり、それらが用いられるさまを表す総称。 「権」は権力、「謀」は謀略、「術」は技法、「数」は計算を意味するとされ、初出は中国宋代の儒学者・朱子(朱熹)の『大学章句序』。
c, 時代背景
小国家が分立する乱世のイタリアである。
d. (世界史の窓より)マキャベリについて
(4) 本項のまとめ
(1) 事実と思われることを列記しましたが、いかが感じられたでしょうか?
私は、「マキャヴェリズム」とは、暗黒時代の独裁主義、圧政のように感じました。
政治と国民感情が大きく乖離しているのは、このためか?と思われました。
(2) 菅首相は「自分はマキャベリストだ」と公言して、実行しているのですから、ある意味、自分には正直だと思いますが、
国民の大半から「No」を突き付けられているのは、当然のように思います。
(3) 中世のヨーロッパと違い、「民主主義」を標榜し、人権や平和を謳った「日本国憲法」がある現在の日本では、
「マキャヴェリズム」は通用しないことが実証されたのではないかと思えます。
3. 追伸:本当の危機に備えた政治が必要
(1) コロナ禍も、この先さらなる変異株の出現があるかもしれず、先行き不透明です。「そうではない」と言われても、ずっと想定外と言われる出来事の連続です。政治の世界では「一寸先は闇」と言われますが、世の中自体も混乱期です。
(2) 「感染症パンダミック」ばかりでなく、自然の脅威である「異常気象」、「大雨洪水」、「熱暑・寒波」、「雷・竜巻」、「地震」などなど、今後も発生が続き、程度が酷くなってゆくことが予想されます。
(3) 今、政治に必要なのは、「政局」とか、旧来の派閥政治、村社会的な身内の論理ではなく、
科学や論理、道徳や倫理観に基づいた、自然の脅威に対する「災害対策の立案・実施」と思います。
野党でも与党でも、上記にょうな実力や能力のある人でないと、「自然界の驚異」には太刀打ちできないと、個人的には思います。
(4) まとめ
政治的なしがらみのない一市民であるからこそ、思いつくことかもしれませんが、
意味の感じられない総裁選とか、派閥の論理とか、メンツとか、ましてや忖度とかは、
それこそ「自然の脅威」の前には吹き飛ばされてしまうでしょう。
「出でよ真の政治家」ということですが、その前に、一市民として自分がまずしっかりしないといけないと思いますので、日々研鑽中といったところです。
(心身の健康をくずさない程度で・・・)
以上で終了します。
必ず道はある 松下幸之助
最後までお読みいただき、有難うございました。
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ー音楽→
The Beatles - Hey Jude