「青天を衝け」渋沢栄一 最終まとめ&感想
今年の note 初投稿です。note に投稿し出してから 1 年弱が経ちました。
今後ともよろしくお願いいたします。
1. はじめに
(1) 去年、コロナ禍や異常気象の中 、一筋の光明を見たのは
NHKドラマ 「晴天を衝け」で、
渋沢栄一の存在や活躍をさらに知り得たということです。
凄い人だというのが実感です。
(2) 私もドラマを見る前はよく知らなかったのですが、明治維新後の新政府
で、日本の産業や経済の根幹を築いた人物です。
こんな重要な人を見過ごしていましたが、
今後の変革期を生きる指針のひとつとしたら良いのでは、
という思いを強くしましたので、
もっといろんな人に、
渋沢栄一という人物を知ってもらえたらと思い、
微力ながらまとめまてみした。
2. 見過ごしていた明治時代の巨人
(1) とある集会(於大宮市)に出席時、たまたまテーブル席の隣に座ってい
た高齢の 紳士然とした方が、(私を知っているかのような口ぶりでした
が)、 渋沢栄一について熱弁をふるいだしました。聞き手の私も唖然と
するような気の入れようでした。
(2) 渋沢栄一については、漠然と知っていはいたものの、それだけ熱を入れ
てしゃべるので、地元の方(名士)なのかなとは思いましたが、
渋沢栄一とはどのような人なのかと興味を持ちました。が、それっきり
忘れていました。
(3) ところが、NHKで自伝的な大河ドラマを放映というので、放送開始時
から観ることとしました。
そして、観ながら愕然としました。
こんなにすごい人だったのか、なるほど件(くだん)の紳士然とした方
が熱弁をふるうわけだ、と妙なところに感心したのでした。
3. note での記載内容
そして、note にて、ドラマを観た感想を書き綴っています。
関連記事は、この章の最下部に添付しています。
ドラマの内容というより、資本主義の弊害や、それを補うことができる、
彼の考え方について述べています。
(1) その1 のまとめ
(ドラマの内容以外の私が考えていたこと)
■ 現在は、世界規模の変革期であり、「自然の脅威」や「貧富の格差による社会混乱」などとの戦いです。
■ 具体的には「資本主義」が諸悪の根源であると思い至りました。
(ドラマより)
■ 渋沢栄一が、明治初期に作った「富岡製糸場」について放映されまし
た。
自宅から、関越自動車道を通り、藤岡JCTから上信越自動車道へ抜ける
ところに、世界遺産として登録されている「富岡製糸場」があります。
■ 地域巡りの一環という事でもないですが、渋沢栄一にも興味があり、
日本の近代的産業の発祥に地といえる「富岡製糸場」に行ってきまし
た。やはり状況を知るには実地見学が一番です。詳細はその3 本文を参
照ください
(2) その2 のまとめ
■「資本主義の過ち」を、すでに渋沢栄一が指摘していて、自分の事業では
「資本主義的弊害」から脱却し皆が幸せになる経営や経済を実現していま
した。
すなわち「道徳とお金儲け」を両立させるという考えとその実践です。
■ 現在の資本主義的経営者は、拝金主義、エゴ的であり、
「自分さえ儲かれば、他人や世間はどうあっても構わないと思っている」
という、「今だけ、自分だけ、お金だけ」の悪癖に陥っている
■ それが、社会的混乱(貧富の極端な格差)や自然界の脅威を生み出して
いる原因ととらえると、現状の危機的状況がよく理解できます。
(3) その3 のまとめ
■ 「資本主義」的な考え方は歴史的使命を終えたのではないか?
■ すなわち、「持続可能な社会」の実現や「貧富の格差拡大」の対策には、「資本主義至上主義」が弊害となる
■ 新しい経済システムを考えるにしろ、渋沢栄一(など)が提唱したように「道徳と商売」の両立が必要であると思われた
■ 絹(シルク)産業以来、日本は海外の発明品の応用技術で発展してき
た。現在は、AI、ロボット、ロケット、ITなどの新技術の黎明期と
とらえると、
「道徳と商売」を両立すれば、
今後の日本はその得意な応用技術を駆使しての大いなる発展が望める、
という考えも成り立つ
(4) 最終回 (2021年12月26日) を観て
自分(渋沢栄一)のことをを偉人などと呼ばれるのを嫌ってか、
「いつまでも血洗島で農作業の励む青年と思っていて欲しい」とか、
「新選組の土方歳三に対して、共に日本のために戦った友だ」などの
言葉などに、
自分の実績に溺れない謙虚さ、
つねに前向きな気持ち、
主義主張は違っても本質的な人間観というものがしっかりしている
など、
本物というか凄い人という印象を強くしました。
(過去の関連の記事)
現在の変革期に考える: お陰様ということ 渋沢栄一 1|restart2021|note
現在の変革期に考える: お陰様ということ 渋沢栄一 2 & 首相が変わる|restart2021|note
現在の変革期に考える: お陰様ということ 渋沢栄一 3 & 全般的なこと|restart2021|note
3.渋沢栄一の業績など(参考資料)
渋沢栄一とは? 功績・年表・人物像などすごい生涯と教えまとめ | マイナビニュース (mynavi.jp)
4. 最終まとめ
■ 昨今の日本や世界の混乱状況、出口の見えない状況、自分ではどうしよ
うもないという焦燥感の中にあって、ひとつの解を見たように思いまし
た。
■ 三河商人の「三方よし」、中村天風に影響された松下幸之助や稲盛和夫
などの昭和の名経営者の手法、西欧の地域社会化などなど、種々の考え
方がありますが、
渋沢栄一が目指した 道徳観やモラル、世のため人のための商売や経済が
今、日本に求められているところだと、個人的には思いました。
5.補足
(1) 米国テスラ社の世界一の大富豪である、イーロン・マスク氏が、火星移住計画なる馬鹿げた発言をしていますが、
その有り余る資産を、地球環境の再生や資源枯渇に配慮し、貧しい人たちに分け与える、税金をちゃんと払う、等々に使えば、地球と人類は軽く生き延びられます。
イーロン・マスク氏「人類存続のため」火星移住を主張--10年で実現の可能性 - CNET Japan
(2) マイクロソフトの共同創業者で慈善家のビル・ゲイツ氏はまともな意見
です。
「宇宙? わたしたちには地球でやるべきことがたくさんある」
「宇宙? 地球でやるべきことがたくさんある」ビル・ゲイツ氏、宇宙に夢中なビリオネアたちを一蹴 | Business Insider Japan
以上で終了します。
なお、念のためですが、私は「宇宙開発」そのものに反対しているわけではありません。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今年初の、note まとめですが、なかなか要領よく書けません。言いたいことが伝われば成功なのですが・・・。
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音楽
Astro Boy 1980 Main Theme (Album version) (鉄腕アトム)