身体の不調対策のヒント7 不眠気味②
「不眠」の原因は様々あり、また、治し方、アプローチの仕方も様々あります。もしかしたら、私の治療例が当てはまる部分もあるかもしれません。
しかし、私の事例はあくまでも一例であり、自分自身で考えてみるという事も必要であろう、という観点からまとめてみました。
前回分を添付しました。
ーーー前回の続きですーーー
1. 睡眠専門医の治療を終えた
いびきや軽度の睡眠時無呼吸症が完治したことをもって、そのクリニックをやめました。
主な理由は、
ひとつは、当時、睡眠専門クリニックは珍しい(と思った)ので、自宅から電車で2時間弱の遠いところで受診したため、時間と費用がかかったため。
もうひとつは、その要因は、医師の話や自分なりに考えた結果、治療は自宅でできる範囲のものだった、
ということです。
2. 自分なりに考えてみる必要性あり
繰り返すことになり、しつこいと思われたら申し訳ありません。
現在は、コロナ禍で、日本、世界中が大騒ぎになっており、疑心暗鬼になったり、必要以上に不安になったりと、実際の病気にかかること以前に、精神的に参ってしまうということにもなりかねません。
「自分自身で考えて自分なりの判断をする」ということは、最初は大変だと思われるかも知れませんが、習慣づければそう難儀なことではなくなると思いますし、いろんなことの「理解促進」に役立つこと必至です。
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「不眠気味」に対しても、もちろん、その道の専門家の意見をよく聞き、その指示に従うことがまず重要なことです。
しかし、例えば医師も、専門分野という守備範囲が限定されていて、専門外のことは分からない、もしくは、知っている・分かっていることでも、無止むに意見を言う、診断することはご法度です。
医師の判断を仰ぎながらも、自分自身で病気について考えてみる、ということも必要になる場合もあると思われます。
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私の場合は、いびきや軽度の睡眠時無呼吸症にて、睡眠専門医で治療して完治しましたが、不眠気味(中途覚醒)は若干残りました。
代わりに、高血圧、頻脈、総コレステロールにて、改善が見られました。しかし、これについては、そのクリニックの先生の専門外なので、聞きもしなあったですし、例え要因が分かったとて、専門外なので意見すら差し控えられることでしょう。
そこで、前回のような結論(詳細は、上の添付内容を参照してください)は、自分でインターネットなどで調べてみたことです。
「素人判断」は危険ですし、慣れないうちは間違いも多いと思います。気を付けなければいけないのは、「間違っている」かもしれない、ということを常に心の中で許容しておくという事です。
その後、高血圧、頻脈、総コレステロールにて、再発がなければ、自分の考えに従って、生活態度等に注意して行けばよいという事になります。
3. 不眠気味の自宅での対応内容
(1) 中途覚醒の要因についての説明 (インターネット記事より)
そもそも睡眠とは、脳まで休眠している「ノンレム睡眠」とカラダは休眠していても脳は活動している「レム睡眠」の繰り返しから構成されます。入眠後、最初にノンレム睡眠の状態となり、次にレム睡眠の状態が訪れますが、2つは約90分ワンセット。この90分間をひとつの周期と捉え、一般的に私たちは、90分周期を4~5回繰り返した後に、目が覚めるといわれています。
そして、睡眠を坂道に例えたときの障害物とは、周期が切り替わるタイミングのこと。「睡眠力の高い若者であれば、周期の切り替わりも難なく乗り越えられ、朝まで目覚めることなく眠れます。しかし、睡眠力が低下した高齢者は第二周期への切り替わりはどうにか乗り換えられたとしても、次に訪れる周期の切り替わりまでは乗り越えられない。すると、入眠から3時間程度で目が覚めてしまうのです」。
(2) 私の中途覚醒の要因
前回に書きましたが、
「年齢的なもの」「生活環境の変化」「(混乱した世相による)イライラしたためのストレス」が考えられました。
どれも、自律神経が失調ぎみになって起こったことです。
a. 「年齢的なもの」については、3-(1)項を参照ください。
副交感神経より交感神経が優位に働くため、眠りにくくなる。
b.「生活環境の変化」および「(混乱した世相による)イライラしたためのストレス」については、
ストレスホルモン「コレチゾール」が関係していると思われました。私の検討結果によります。
どちらも、過剰なストレスが発生し、慢性的に「コレチゾール」が体内で過多になります(血液検査結果、コレチゾールが日中にて基準をオーバーしていたのを確認した)。
一方、コレチゾールは「体内目覚まし」と言われるように、夜間は分泌が止まり、明け方から日中にかけて分泌が増加していって、眠りを覚ますように働きます。
ところが、日中に過剰だったコレチゾールが夜間にも残り、真夜中に覚醒を速めるために、「中途覚醒」に至る、と考えられます。
(3) 対処方法
医師のサジェスチョンや、自分なりに調べて考えて、私は、「睡眠」のみならず、「心身の健康」、「心の安定」を目指して、生活習慣や生活態度も見直して、改めるようにしました。
不眠気味については、
漢方薬の服用、および、ストレスをためないように、
生活習慣を改める、
食事に気を付ける、などなどを行いました。
結果、大分良くなりました。ただ、年齢的に「中途覚醒」は起こりやすいようですが、夜中に寝直し、昼間に実害が生じないので、これで良しとしています。
今回はこれで終了します。次回は、生活習慣や生活態度も見直して、改めるようにした内容について述べるつもりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ーーー音楽ーーー
青空のある限り/愛するアニタ ザ・ワイルドワンズ