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日本の負の遺産を清算するとき / 巨額の政府の借金 2

日銀の黒田総裁の任期もあと約1年です。2023年4月まで。
まだ、円増刷政策(アベノミクスの失敗)の後始末についての解決の糸口は見えていないように思えます。

Dreamer さん名のツイッターで、経過を発信していますが、このツイッター内容に沿って状況説明をします。

(注)円増刷政策の顛末や今後の方向について、政府も日銀もはっきりした
   説明がなされていないので、ここでの内容はすべて私の個人的な検
   討・推定結果にすぎません。
   何らかのお役立てにとはおこがましくて言えませんが、問題提起にな 
   ればと思いまとめたものです。

注釈

1. 前回の内容の抜粋(課題のまとめ)

前回の内容


 
  このまま無為無策的に円の増刷政策を続けると以下の通り
   す。

   ■ 不況下のデフレ(スタグレーション)に突入する(すでに突
     入?)
   ■ 大手銀行の行き詰まり、破綻の可能性
   ■ 高インフレの可能性
   ■ 極端な円安になる可能性
   ■ 国債の暴落の可能性
   ■ 財政破綻の可能性
   ■ その他

   二進も三進も行かなくなる状況にあります。
   日銀の政策を正しい向きに方向転換する必要があると判断されます。

   
ともかく今のままでは「タイタニック号の沈没」が想起されてなりま
   せん。
   しかし、まだ間に合うとも思います。

2. Dreamer さん名のツイッターの発信内容&検討

(1) 元の記事

2021/12/20~2022/3/29にさみだれ的に発信
Dreamerさん・相互フォローさん (@kLooURY5dD02IxE) / Twitter

 ノートに印刷結果を張り付けていますが、それをスキャンして画像にしたものを最後にまとめて添付します。


(2) ツイッター記事のまとめ

 ■ 円を増刷するということは、日本全体にお金が増えることになるの
   で、簡単には円の価値が下がり、
   インフレになります。
   対外的には円安になります。

 ■ 現在はインフレになっていないです(目標インフレ率2%に達してい
   ない)。
   理由は、円増刷分は巡り巡って、日銀当座預金口座に多く貯めこまれ
   て、資金が国内市場に還流していないためです。

   (今回検討結果)
    
安倍政権が始まった、2013/12月と、終了した2020/9月の
    市中の現金総額と日銀当座預金口座に貯めこまれた円増刷分の資金
    を比べると、下記になります。

図表                2013/12月     2020/9月
    市中の現金(紙幣+貨幣)   91.6 兆円    101.8 兆円
    
日銀当座預金口座       118.5 兆円               468.7 兆円

日銀データより

      2013年は、両者同額程度ですが、2020年は日銀当座預金が
      4.5 倍強になっています。
      日銀当座預金口座にある資金は、市中の銀行や生保などの貯金
      分ですが、
      その分、本来の業務活動資金が不足となります。

      大手銀行や地方銀行では超低利息が続き、合併が多く、口座維
      持にも手数料を取る、システムトラブルが多発するなどの弊害
      が顕著になって来ています。銀行として使えないお金がどんど
      ん増殖しているからです。
      日銀当座預金口座の資金がもっと増えていくと、最悪、倒産す      
      る銀行がでてきてもおかしくないという情勢です。

      もし、日銀当座預金口座の資金を市中銀行に流すと、普通の経
      営活動をすると、市中に多額の資金が流れ、インフレになりま
      す。
      インフレになると必然的に金利が上がり、国債金利の上昇から
      国債暴落や、国債金利負担大から国家予算の国債手当分の金額
      が果てしもなく上昇して予算が組めなくなるという事態にも発
      展しかねなくなります。



      最近、日銀の黒田総裁が、長期国債の指値無制限買取を宣言し
      ましたが、こんな事情があるからです。
      
つまり、達成目標が2%ではなく、インフレ率が2%を超える
      と破綻に向かうから、意図的に達成していないのではないか?
      と思えるのですが?個人的意見ですが・・・。

      簡単には、二進も三進も行かなくなり、苦し紛れの違法的な対
      応ということになります。


      何故こんなことになったかというと、経済成長なし、イノベー
      ションない、経営者の怠慢、円増刷政策を長期に続けすぎたか
      ら、簡単には「アベノミクスの失敗」です。

      アベノミクスに限らず、経済を追い込ませる消費税の大増税な
      ど、
      長期政権で行った政策の真逆をやれば、再生の可能性がでてく
      るのではないか、とさえ思います。


     ー--> あまりに長文になりそうなので、今回はこれで終了し
          ます。


3. 追補:円増刷政策(金融緩和)の仕組み

  具体的な説明は、次回にしますが、
  今回作成した円増刷政策(金融緩和)の仕組みの図表を添付します。
  参考としてご覧ください。

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4.あとがき

  紙幣の増刷政策は、現在、アメリカ、ヨーロッパ、中国などで行われて
  おり、アメリカは収束に向かうべく金利上昇政策へと転換中です。

  アメリカでは、注意深く対処すれば成功しそうです。
  日本は、アメリカよりGDP比で多額の円増刷しすぎ、
  アメリカのような勢いの良い経済成長が見られないため、
  現状、違法な対応でその場しのぎをするしかないようです。

  個人的には、消費税の大増税をしたために上がりかけた経済が落ち込ん
  だという経緯があるため、
  一時的にでも、現在の10%を5%、さらには0%にすれば、基礎的フ
  ァンダメンタルが良好となり、日本経済が再生しやすくなるのではない
  か?とも思えます。
  ともかく、流れを変えなければいけないと思われます。

  今後、この点についても、検討結果を述べたいと思います。

  最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

  (スキ、フォローなど頂ければ、励みになります)

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添付資料 ツイッター記事



   





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