母との関係に物凄く悩んでいた時に、偶然読んだネット記事のこと
いつだったかな、LINE NEWSで偶然見つけたこの記事を読みました。
自分と重なる部分が多くてボロボロ泣いた。嗚咽が漏れた。
私は母のことが好き。何をされても結局好きだし、嫌いになんてなれない。
でもどうしても人として信頼は出来ないし、母が苦手。そう思ってしまう自分も苦手。
そんな私にこの記事は、共感出来る部分がたくさんありました。
私は青木さやかみたいな有名人ではないし、うちの両親も優秀な人達ではない。
だから、全然違う部分もあるんだけど、それでも重なる部分が多かった。
この記事に関する口コミを見ていたら、批判意見が意外とありました。
「みんな幸せな家庭で育ってきたんだろうな〜」って感じ。
家庭が安息の場ではない(なかった)人には、気持ちが手に取るように分かるはず。
手に取るようにとまでは行かなくても、少しは分かるはず。
と、私は思うけどどうなんだろう。
「家族を大切にしよう」「家族想いな子が好き」と言ったり思うのは別に個人の自由。
だけど、それを言葉に出して他人に言えちゃう人って、相当幸せ者だな〜と私は思う。
家族円満で、確執とは無縁の人生を送っている人には微塵も想像出来ないことなのかもね。
世の中にはいろんな家庭があるってことを本気で知らないんだと思う。
本当に悪気がないし、本当に分からない。本当に理解出来ないんだと思う。
そういう人に好きだと言われても、理解されないだろうから自分から離れてきた。
「親を大事にしない人は許せない」と言ってた友達と、距離を取ったこともある。
子育てに正解も不正解もないし、成功と失敗に切り分けられるものでもないと思う。
でも、娘が10代でメンヘラになってたり、20代で「死にたい」ばかり言ってたら、その子育ては正解ではない。
「子供に連鎖させるのが怖いから子供は産みたくない」と我が子が思ってたら、成功とは言えないと思う。
青木さやかが、「母は私のことが憎かったわけではなく愛し方を間違えただけ」みたいなこと書いてて泣けた。
私も母のことは完全に許せないけど、別に無理して許さなくてもいいんだなって思えました。
親が子供のために自分を犠牲にするのは当たり前だと私は思ってる。
「親はお金も時間も自由も全てを犠牲に」とまでは言わないけど、子供優先なのは普通のこと。
そして、親が子どもを大切にしないのは軽蔑するけど、逆は別にいいと思うの。
だって親のエゴの元に生まれて来たのが子供だもん。子供が親の犠牲になるのも絶対に違う。
うちの母は毒親要素ありの人だけど、100%の悪ではない。
毎日お弁当作ってくれたし、習い事させてくれたし、優しい時ももちろんあった。
母親のことが好きだからこそ、相反する複雑な感情があって辛い。
私にも子供が出来たら、「余裕がなかったんだな、親も親の前に人間だもんな」と母のこと思えるようになるのかな。
でも、ふとしたときにやっぱり辛かったなぁって思っちゃう。
「親を尊敬してる」「母娘仲良し」っていう友達が羨ましくなる時もある。
とりあえず、「あなたも親になれば分かる」とかいう呪いの言葉を他人にかけるような親にはならないようにしたい。
私が初めに読んだのは上の記事だけど、連載なのでいくつも記事があります。
貼っておくので、良かったら〜